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今も風評被害に苦しむ相双地区、頑張れっ! あの「飯舘牛ブランド」をもう一度!!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

 原子力災害からの復興に取り組む福島県相馬郡飯舘村で、営農を再開した畜産農家を応援すべく、飯舘牛のブランド再生を支援します。飯舘牛の付加価値をさらに高めて、風評に負けないブランドとして復活させます。目指すは、飯舘村の飼料米を使って生産する甘い香りのくちどけの良い牛肉。どうか応援をお願いします。

現在の支援総額

206,500

41%

目標金額は500,000円

支援者数

30

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/12/13に募集を開始し、 30人の支援により 206,500円の資金を集め、 2022/01/14に募集を終了しました

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206,500

41%達成

終了

目標金額500,000

支援者数30

このプロジェクトは、2021/12/13に募集を開始し、 30人の支援により 206,500円の資金を集め、 2022/01/14に募集を終了しました

 原子力災害からの復興に取り組む福島県相馬郡飯舘村で、営農を再開した畜産農家を応援すべく、飯舘牛のブランド再生を支援します。飯舘牛の付加価値をさらに高めて、風評に負けないブランドとして復活させます。目指すは、飯舘村の飼料米を使って生産する甘い香りのくちどけの良い牛肉。どうか応援をお願いします。

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はじめに・ご挨拶

 プロジェクトリーダーの福島大学食農学類、石川尚人です。下記の福島大学のメンバーでプロジェクトを推進します。

石川尚人: プロジェクトリーダー(専門畜産学)
平修: イメージング解析
吉永和明: 脂質解析
原田英美: 流通解析

 今回、震災からの復興に取り組む福島県相馬郡飯舘村を応援しようと、村の畜産農家と協力して飯舘牛の再ブランド化の実現に向けてプロジェクトを立ち上げました。福島大学の役割は、再ブランド化にあたり飯舘牛にさらに魅力的な要素を加えること。そのため飼料生産や分析が必要です。基礎的な研究資金は準備できましたが、それらの研究成果を応用して飯舘村で実証していくのに必要な費用が足りません。そこで、クラウドファンディングを活用して、皆様からご寄付を募ることにいたしました。皆さんも一緒に飯舘牛の復活を応援しませんか。

このプロジェクトで実現したいこと

 このプロジェクトでは、原発事故で失われた飯舘牛の復活を目指します。飯舘牛は、飯舘村が1980年代から畜産振興に村をあげて取り組み、販路の開拓まで行いながらブランド化を進めてきた村づくりのシンボルです。震災後、避難先から戻ってきた和牛生産者だけでなく、多くの村民や関係者が「飯舘牛の復活」を願っています。私たちは、そんな飯舘村の願いを支援したいと考え、ブランド再生に向けた飯舘牛の魅力向上の切り札になればと「甘い香りのお肉」に仕上げるための研究に村の畜産農家とともに取り組んでいます。実現したいのは、飯舘村の飼料米を活用して生産した飯舘牛が脂のくちどけが良く甘い香りの牛肉となるようにして、飯舘牛が再びブランド牛として村の人たちの誇りとなるようにすることが最終目標です。

 飯舘牛をブランド牛とするまでには、3~4年の準備期間が必要です。今回のプロジェクトでは、飯舘村の飼料米を活用して生産した飯舘牛が脂のくちどけが良く甘い香りの牛肉となることを、数値化・見える化します。ブランドの指標を作るためです。

私たちの地域のご紹介

 飯舘村は、福島県の阿武隈山系の北部に位置し、「日本で最も美しい村」連合に加盟する自然豊かな村です。以前からユニークな村づくりを進め、平成の大合併では議論の末に合併しない選択をした自主自立の精神に富んだ村としても知られています。手間暇を惜しまない丁寧な暮らしが息づいていて、こうした飯舘流スローライフは地元の言葉で「までいライフ」と呼ばれています。

2011年の東日本大震災で、飯舘村は地震の被害は比較的軽微でしたが、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で全村に避難指示が出されました。その後、宅地や農地の除染などを行い、2017年に一部の地域を除いて避難指示が解除されました。しかし、震災前に約6500人いた村民のうち、帰村したのは約2割。避難が長期化したため多くの人が福島市などの避難先に生活拠点を置いているのが現状で、2拠点居住を続けている人もいます。一方で、震災後に飯舘村に移住してきた人も200人近くいます。

プロジェクトを立ち上げた背景

 飯舘村は、高原地帯の冷涼な気候で、しばしば冷害に見舞われてきたことから、冷害に比較的強い畜産を振興してきました。特に、肉用牛の子牛を生産する繁殖農家が多かった中で、村では1980年代に村の振興公社が肥育事業に乗り出し、村内で和牛の繁殖から肥育までの一貫体制を確立しました。さらに、会員制の牛肉宅配や牛肉フェスティバルなどのイベントなどの事業を実施して販路を開拓するなど、「飯舘牛」のブランド化に取り組みました。このように畜産を中心に加工品開発や都市農村交流を行い、和牛を核とした村づくりが行われました。震災前には、約200戸の農家によって2800頭を超える肉用牛が飼育されていました。

 しかし、2011年の原発事故により全村に避難指示が出され、2017年に一部地域を除いて避難指示が解除されるまで村には住めなくなりました。現在、帰村した人のほか避難先から通いながら農業を行っている人もいますが、利用されていない農地も多くあります。コメ農家も畜産農家も安全性を確認して生産・出荷していますが、コメの価格も牛肉の価格も全国平均より安く、その価格差は震災前よりも拡大したまま回復していません。こうした中で、復興関連の交付金などを活用しながら、震災前よりも規模を拡大して取り組む生産者もいて、私たちも頑張る生産者の皆さんを応援したいと考えました。

 私たちが構想しているのは、飯舘牛の付加価値をより高めて再ブランド化することで、原発事故による風評被害を乗り越えるというものです。そのために注目したのが、「和牛らしい甘い香り」です。この香り成分を見える化して新たなブランド価値指標とし、甘い香りをまとった飯舘牛の牛肉のブランド力の向上につなげたいと考えています。

これまでの活動

 福島大学食農学類は、震災後の地元の要望を受けて2019年に発足しました。飯舘村とは連携協力に関する基本協定を結んでいます。食農学類では、県内7カ所の自治体で、学生が1年半にわたって現場に足繁く通いながら地域の課題解決に取り組む「食農実践演習」という必修科目が設けられていますが、飯舘村も7つのフィールドの一つです。現在、2年生と3年生が「飯舘村に人を呼ぶ」「飯舘村の特産品をつくる」「飯舘村の農地と周辺環境を守る」の3つのテーマに沿った活動を行っています。このほか、教員もそれぞれの研究を地域と連携しながら進めています。
 

 このプロジェクトは、畜産学を専門とする石川尚人が、飯舘村に戻って復興に取り組む若手畜産農家の熱意に触れて、これまでの研究の知見を飯舘牛の再ブランド化に活用していこうとスタートさせたものです。現在は、村の複数の畜産農家の協力を得て、肥育牛と繁殖牛に対して飼料米や脂肪酸カルシウムなどを含む飼料を給与し、肥育成績や肉質を分析する試験を行っています。来年度は飼料イネの生産も村内で行い、耕畜連携体系の確立に向けた研究を行います。

資金の使い道・実施スケジュール

 このプロジェクトでは、飯舘村のコメ農家や畜産農家の協力を得て、飼料となるコメを育てて牛に与え、その和牛の肉を買い戻して分析します。今回の支援金の用途は下記の通りです。

・コメと牛の生産に必要な資材・飼料の購入(20万円)
・分析用に購入する牛肉の購入(10万円)
・イメージング技術などを使った分析(20万円)

このプロジェクトは寄付金の総額が目標金額に届かなかった場合にも、差額を自己負担するなどして計画を実行いたします。

 来年度に作付けする飼料イネを飼料に加え(約半年)、和牛の肥育を4~6カ月行います。これらの和牛を東京市場に出荷して販売し、その肉を購入して分析(約半年)を行います。このため、プロジェクトの実施期間は約1年半になります。

 

最後に

 私たちは、高い志と優しい心を持った飯舘村の方々の復興へ向けた活動を応援したいと考えています。しかし、私たちの力だけでは足りません。是非、皆様のご支援をお願い致します。ブランド化までは時間がかかると思いますが、3回目のファンディングでブランド化に漕ぎつける予定です。ブランド化に成功しましたら、彼らが丹精込めて「までい」に育てた「飯舘牛」と福島県の日本酒をあわせてご賞味ください。力強い味のお肉ですので、旨味の強い力強い日本酒をあわせてみてください。きっと、彼らの直向きで真剣な夢と「までい」で力強い努力、そして、福島県の清々しい風を感じて頂けるものと思います。また、この活動は、将来的に福島県の阿武隈地方で同様の課題を抱えている多くの方々を応援する活動に発展すると考えています。是非、応援をよろしくお願い致します。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

「本プロジェクトへのご寄付は国立大学法人福島大学への寄付となり、
弊法人が寄付金の受付及び領収証発行を行います。
このプロジェクトへの寄付は寄付金控除の対象になります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、
国立大学法人福島大学が発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。
領収書の発送は3月を予定しております。

※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。」

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