☆笑顔が絶えないキャンプ場以前の活動報告の中でも書きましたが、僕の長男は22歳になりますが、知的、肢体とも健常者とは違う状態で生活しています。ただ、それは家族にとって当たり前のことで、ずっとそうして生きてきました。なので、この生き方を苦痛にも思っていませんし、むしろ当たり前の我が家となっています。しかし、周りを見ると、やはり健常者のようにできることが出来ずに育ってしまっていること、自由な世界が狭いことは否めません。今回のキャンプ場設立にあたっては、障がいを持った子供たちも、普通にあたりまえにキャンプ(デイキャンプも含む)を楽しんで、自然を感じられる世界を作ろうと考えていました。妻も障がい者支援施設で働いていますが、一人一人の障がいの程度も様々なことを考えると、全ての子供たちを受け入れられるようなキャンプ施設にするには、中途半端な施設では無理だと言います。どんなにバリアフリーにしても、常にそばにいて介護が必要な子をキャンプに連れていくことは、介護する側にとっても至難の業だと思います。それでも、体が不自由であるとかないとかを感じさせないような、広々とした場所で自然と朝日や夕日と空と大地と体の一体感を感じられる、ありそうでなかった、どこにもない場所を作りたいと、心から思っています。写真は今月初めに見つけた、この気持ちを確実に実現できそうな、宝篋山北側にある東城寺の、ここから宝篋山山頂ルートがあれば、最短距離になるであろう広大な場所です。現在調査中ですが、新たな宝篋山登山ルート入口としても開拓できればと考えています。