私が長屋のような団地をつくりたい!と思うようになった実践がいくつかありますので、紹介します「高円寺アパートメント」https://mamekurashi.com/koenji/です。旧国鉄社宅をリノベーションした、1階には住みながら店舗を運営できる4戸の店舗兼用住宅と、焙煎コーヒー店とクラフトビール店の計6店舗が軒を連ね、44戸の一般賃貸住宅を加えた2棟計50戸の住宅。住み込みの「女将」がスタッフとして、住人との関係性を育む。住人主体のマルシェや地域に開くイベント、店舗運営など、住人が住まいに愛着をもち、暮らしがより楽しくなるように、これからの時代に合った賃貸住宅の「運営」という新たな仕事となっています。こんな規模ではできないけれどエッセンスは取り入れられるなって思ってます。プロの料理人やコーヒー屋さんに来てもらったり、1日店長みたいに特技を持った人がコミュニティスペースに来て出店してもらったり、入居者の方と地域の方がつながって、何より私も楽しい!って時間をみんなと共有できる場が作れたらって思ってます!つぎに、イメージの参考にしたのは「はっぴーの家ろっけん」https://helpmanjapan.com/article/8161職種や年齢、国籍などが異なる人々が出入りする介護付きシェアハウス。要支援から要介護5の高齢者、認知症の方も入居。地元はもちろん、遠方からの入居者も少なくない。「街の価値を上げる空き家再生事業」を主軸に、介護や看護、子育て、外国人や若者の居場所などさまざまなセクターを横断し、地域に根差したシェアハウス運営を行っています。いろいろな世代の人たち、地域の人たち、遠方からの人たち、いろんな人が関わることで、それぞれに必要なことを互いに埋めあい支えあうということが自然発生的におきている場所です。こんな場が持つ力を作り出せたらいいなって。たとえば、若者が一人で寂しいなって思ってるときに、母子家庭の子どもが留守番で寂しいなって思ってて、そんな二人がコミュニティスペースに来て、なんとなく隣にいるとか、よかったら一緒に遊ぶとかすれば、その寂しいなっていう気持ちが少しは軽くなると思うんです。そこに、仕事と夕飯の買い物をしてバタバタとお母さんが帰ってきて、その光景を目にしたらお母さんの気持ちも和らいだり、ほっこりしたりして、バタバタした気持ちが少し緩むと思うんです。この、ほんのちょっとのほっこりとか、ほっとするとか、軽くなるとか、緩むとか、そういう瞬間があるのとないのとでは、暮らしの中の幸福は変わると思うんです。だから、私はたいそうなことはできないけれどそんな瞬間なら作り出せるし、つくりだしたい!そう思って、コミュニティスペースをつくろうって思ってます。ぜひ、皆さん、シェアハウスに来てくれる人たちのほんのちょっとの幸せにお力を貸してください。よろしくお願いします。