2021/12/16 22:01

既にWSは終了しましたが、約10名ほどにご協力を頂いて、札選びの続きと解説文を検討する会が本日開催されました!
WSを踏まえて徳永さんが 整理した読み札(案)の一覧を見ながら、読み札を入れ替えつつ、解説文になりそうな札にまつわるエピソードを共有しました。このようなやり取りを繰り返しながら、かるたの骨格を整えていきました。
参加者からは「札にしたいものがありすぎて悩む」「●●屋さんは他にもある中で、どのようにバランスをとるべきか」といった声が聞こえてきました。一見簡単そうに見える「50音で整える」という制約の中で、街の魅力を表現するは実はとても難しいことなのだと実感をしました。
今回のかるたづくりで私が関わった地域の人は決して多くないですし、その人の全てを知れるほどの時間を共に共有したわけではありません。しかし、始まって2か月も経っていないプロジェクトにも関わらず、参加者が考えて選んだ読み札を通じて「地域らしさ」や「大切にしている価値観」が見えてきた気がします。
「多くの個人や個店がこだわりを表現し、営んでいる」という地域らしさと、例えそれがライバル店であっても「地域の魅力を高めている仲間」として認めていこう、そのような価値観が大切にされているのだろうと感じたのです。ちょっとキレイすぎる表現かもしれませんが、選ばれている読み札や参加者の発言からはそう感じました。
今後は読み札を確定し、解説文を執筆し、絵札を作っていく段階に進みます。読み札として表現された街の魅力がどのような空間として描かれるのか、ぜひ楽しみにしていてください。
西山



