はじめに・ご挨拶
初めまして。ネクストスポーツというテーマを掲げるVIRDSスポーツアカデミー代表の髙田有人と申します。
VIRDSスポーツアカデミーはスポーツ育成年代における種目横断的なスポーツ活動(以下、マルチスポーツ)のスタンダート化を「NEXT SPORT(ネクストスポーツ)」として描き、そのようなスポーツ文化を創出するために活動するスクール団体です。
これまで、VIRDSスポーツアカデミーは小中学生を対象に、神奈川・東京の各地域に陸上、サッカー、サッカーGK、ハンドボール、バルシューレ、バスケットボール(不定期)のアカデミーを設立してきました。
まだまだスポーツ種目にバラエティがある訳ではなく、全ての地域でスポーツ間の移動ができる訳ではないのですが、 「ネクストスポーツ」をテーマに、サッカーを行っている子どもが陸上のトレーニングに参加できたり、ハンドボールと陸上がセットのアカデミーを設立したり、単一のスポーツのみならず我々が運営する他のスポーツへの参加できたりと、種目横断的なスポーツ活動を当たり前とする文化を創るために奮闘しております。
まず、なぜNEXT SPORTを描く必要があるのか、その必要性と共にプロジェクトの内容もお伝えさせて頂ければと思いますので、少し長くなってしまいますが、最後まで目を通していただけましたら幸いです。
昨今のスポーツ活動は、高度競技スポーツ活動です。
誰もが「より早く、より上手く、より強く、より速く」なることを求められるスポーツ空間です。別の角度から言えば、より強いチームへ、より大きな大会へ、プロ選手になる、ということに価値がおかれています。
その中で早期専門化という問題が浮上してきます。早期専門化とは、低年齢時から専門競技に特化して高度な技術や戦術の獲得を目指すスポーツ活動を指しますが、一体、何が問題なのでしょうか。マルチスポーツ活動の意義と共にご説明させて頂きます。
①好きなスポーツ、適性のあるスポーツを見つける
スポーツは誰のものか。スポーツ主体のものです。そのスポーツが好きだから行います。好きでなければスポーツを行う必要はありません。スポーツの語源は気晴らしなのです。
「好き」という感情があって初めてもっと知りたい、もっとできるようになりたい、という意欲が湧きます。意欲が湧くから「次はこうしよう」という創意工夫や努力が生まれ、創意工夫や努力が上達やスポーツの奥深さを体験することに繋がるのです。好きこそものの上手なれなのです。
では、どのように自分の好きなスポーツを知ることができるのか、ということを考えた際に、スポーツの入口において様々なスポーツを経験すること、もしくは、ある年齢までは複数のスポーツ活動を行うこと、といった多様なスポーツ経験の重要性に辿り着きます。
サッカーもやっていて、陸上もやっていて、ハンドボールもやっている。
その中で、自分がどのスポーツにのめり込めるか、また得意であるか、は成長と共に徐々にわかっていくのではないでしょうか。
そして、サッカーをメインにやっていたけどやっぱりハンドボールの方がいいな、陸上の方がいいな、とスポーツ間を移動できるような環境は、スポーツを続けていく上で必要ではないでしょうか?これは【どっちつかず】の問題ではなく【可能性】や【豊かさ】の問題です。
サッカーしかやってこなかった子供たちが、なんらかの理由でサッカーへの思いがなくなってしまうこともあります。その時「もうスポーツはいいや」となってしまうのではなく、様々なスポーツを経験しておくことで「じゃあ次はあのスポーツをやってみよう!」と思えることは、やはり【豊かさ】や【可能性】なのです。
一つのコトをコツコツと、は確かに大事です。しかし、その結果として選択肢を狭めてしまうのは如何なものでしょうか。
②競技パフォーマンスの向上 怪我の予防
競技パフォーマンスの向上
小学生年代においては、スポーツ活動の5~7割は全面的なトレーニングをすることが推奨されております。全面的とは簡単に言えば様々な運動を行おうということであり「全面性の原則」と言われています。
なぜ様々な運動をすることが良いかというと、自分の身体を思った通りに動かす「運動技能」の獲得は、各種スポーツに必要な「スポーツスキル」の土台になると考えられているからです。
サッカーをやってる子が陸上もやってることで走力やジャンプ力も鍛えられ、ハンドボールもやってることでサッカーではアプローチしづらい上半身の筋力やコーディネーションにもアプローチができる。
様々なスポーツをすることは、スポーツ万能の基礎を作ることなのです。そして、その基礎があるからこそ、専門とするスポーツのパフォーマンスも向上する。
スポーツ万能なサッカー選手。スポーツ万能なハンドボール選手。スポーツ万能な陸上選手。
というのは、直感的にでさえ魅力的ではないでしょうか。
怪我の予防と伸び悩み
また、特定の競技ばかり行うことは、特定の動作を繰り返し行うということであり、特定の動作の繰り返しは特定の部位へのメカニカルストレスの蓄積に繋がり、特定の部位へのメカニカルストレスの蓄積は不良姿勢やスポーツ障害の発生に繋がる可能性もあります。
サッカーで蹴る動作ばかりを行っていると膝や股関節、野球で投げることばかりをしていると肩や肘を痛めてしまうということですが、逆に言えば、様々なスポーツをすることで、特定の部位への負荷を減らせるのです。
怪我をしてしまうことで大好きなスポーツができなくなってしまうのは、本当に残念なことです。怪我でスポーツを諦めざるを得ない、という選手はたくさんいます。この解決にも、やはりマルチスポーツ活動は重要なのです。
さらに、早い年齢のうちに「フォーム」や「動き方」を固定してしまうことは「個癖化」「雛形化」と言ったりしますが、後に身体形態が変わり、新たな動き方を身につける時には、その癖が邪魔してしまいます。
残念ながら、スポーツ界には小学生の時は上手かった、すごかった、と言われてしまう選手も多くいます。陸上競技では「スピードの頭打ち」と呼ばれていたりします。
これらのことを考えれば「急がば回れ」がキーワードになり、マルチスポーツ活動の意義もわかるかと思います。
我々の掲げるネクスト・スポーツとは「マルチスポーツ活動が当たり前」のスポーツの形です。
サッカーをやっている子が陸上もやっている。
陸上をやっている子がバスケもやっている。
ハンドボールをやっている子がサッカーもやっている。
バレーボールをやっている子が陸上もやっている。
というように、子供は小さなオールラウンダーへ。
そのような活動は、下記のような選手の育成にも繋がります。
身体能力抜群なサッカー選手。
サッカーのGKとハンドボールの二刀流なスポーツ選手。
バスケットボールとハンドボールの二刀流の選手。
って、なんだかワクワクしませんか?
そして
サッカーを教えている人がバスケも教えられる。
バスケットボールを教えている人が陸上も教えられる。
陸上を教えている人がハンドボールも教えられる。
というように大人もスポーツ指導のオールラウンダーになる必要があります。
マルチなスポーツ活動は、それ自体が「急がず焦らずゆっくり色々と」という価値の表明になります。「一つのことをコツコツと」「より早く、より速く、より強く、より上手く」の対極にあります。どちらが良いではなく、どちらも大事なのですが、前者が忘れられがちなのです。
我々は、マルチなスポーツ活動のスタンダード化を通じて、スポーツ空間も変えていきたいと考えています。その先には、誰もが充実したスポーツライフを送れること、という大きな目的があります。
ただ、これまでの活動の中で、マルチスポーツ活動を根付かせるためには以下のような壁を感じております。
①そもそも各地域で、サッカーや野球などのメジャースポーツを行うクラブやスクールはあるが、バスケットボールやハンドボールなどのマイナーなスポーツは、団体として多くはない。
②複数の習い事をさせるには、金銭的・時間的な余裕がない。
我々が拠点を持つ東京のある市には、小学生のサッカークラブが20チーム程度あるのに対して、ハンドボールのチームは1チームもありません。そもそも、マルチにスポーツを行おうとしてもできないスポーツ環境です。新たにスポーツスクールやクラブを立ち上げようとしても、普及がしていない地域では人も集まりません。
さらに、現在の子ども達は塾などの他の習い事や保護者の仕事の関係で、複数のスポーツ活動を行いたくても行えない環境にあります。複数の習い事をするにはお金が掛かることも事実です。何より、複数のスポーツの習い事を掛け持ちすることは、過密なスケジュールを生み出してしまいます。
このような環境的問題がある限り、どうしてもマルチスポーツ活動の文化は広がらないと、大きな壁を感じております。
そこで、我々が掲げたプロジェクトが「一つのスポーツ団体内でマルチスポーツを完成させる」ということです。マルチにスポーツを行う環境が地域になくても、新たに時間を作らなくても、追加の習い事としてお金を掛けなくても、マルチなスポーツ活動を実施できるようにするための動画配信サービスです。
NEXT SPORT(ネクスポ)
https://sports-training.wift.site/
※ネクスポはB版ですので、全てのコンテンツに説明文が記載されておりませんのでご了承ください。
ネクスポは、いつでも、どこでも、どんなスポーツをやっている人でも、様々なスポーツ種目のトレーニングや基礎知識等を閲覧でき、いつでも、どこでもマルチスポーツ的な取り組みができるサービスを目指しております。
現段階においては、スポーツ種目の検索、タグ検索ができ、サイト上部にある「お気に入り」にその日のトレーニングプログラムを構成できるB版となっており、バスケットボール、サッカー、サッカーGK、体操、陸上、フィジカルトレーニング、ストレッチ、ボールゲームの約300種類のドリル練習を検索することができます。※タグ検索機能とは、例えばサッカーの場合、一対一、キック、シュートなどの内容ごとに検索ができる機能です。
まだまだB版ということもあり、使いやすさ、使える機能が充実している訳ではなく、スポーツ種目、コンテンツ数もより多様に質高く充実させて行かなければなりませんが、現状においても、お気に入りに機能を有効に活用すれば
(例)
ウォーミングアップ① ハンドボール
ウォーミングアップ② 陸上
トレーニング① サッカースキル①
トレーニング② サッカースキル②
ゲーム
というように、一日のトレーニング順序をマルチスポーツ的に構成することが可能で、一つのスポーツクラブやスクールの中でマルチスポーツを実施することが可能です。
各地域にハンドボールクラブやバスケットボールクラブがなくても、他の習い事としてやらせることもなく、一つのスポーツクラブの中でマルチなスポーツを経験することができるようになるのがネクスポです。お子様たちの、友達や保護者との自主練習などにもご活用頂けます。
また、ネクスポを活用すれば、サッカーコーチだけど陸上のトレーニングも教えられる、バスケットボールも教えられるというように、スポーツにおけるオールラウンドな指導者が増え、所属しているスポーツクラブを徐々にマルチスポーツクラブにも移行できたり、クラブ運営の形も変えていくきっかけになるのではないかとも思っております。
一つのクラブがマルチスポーツクラブ化することにより、マイナースポーツの普及にも繋がると思っています。
ネクスポが日本中に普及すれば
①そもそも各地域で、サッカーや野球などのメジャースポーツを行うクラブやスクールはあるが、バスケットボールやハンドボールなどのマイナーなスポーツは、団体として多くはない。
②複数の習い事をさせるには、金銭的・時間的な余裕がない。
という問題をクリアし、マルチスポーツ活動というスポーツ活動形態を広めることができると確信しております。
※ネクスポコンテンツ制作メンバー VIRDSスポーツアカデミーの指導者。
ただ、現状のネクスポのバージョンですと、やはり機能不足感が否めません。ネガティブな言い方をすれば、ただの多様なトレーニング動画が検索できるサイト、のような形になってしまっています。このままでは、いつでも、どこでも、誰でも使えるサービスにならず、マルチスポーツの文化は到底根付かせることができない。
なので、マルチスポーツ活動を文化として根付かせるために、ネクスポに以下のバージョンアップをさせたいと考えています。
トップページの実装(20万円)
新着動画やPVが多い動画、また、ユーザーの閲覧履歴からその個人に合わせたものを出すような機能を追加したトップページを作成します。
マイページの充実化(20万円)
現在はお気に入りでトレーニングメニューを登録する形ですが、指導日誌をそのまままウェブに移すようなマイページを作りたいと思います。トレーニングの順序を決めたり、コメントが残せたり、毎回のトレーニングをストックできるようにすることで、紙で用意をする手間が省けたり、どのようなトレーニングをしたかをわかりやすくできます。
ブログの機能(20万円)
サッカーの指導者が陸上を教えたり、陸上の指導者がハンドボールを教えたりするためには、そのスポーツの歴史だったり、ルール、道具、などの基礎知識が必要です。また、マルチスポーツの価値を普及するためのコラムなども掲載をしていきたいと考えています。上述した、指導者がマルチスポーツの指導者になるためにも、ブログの機能は外せないものだと思っております。
関連動画のアルゴリズム変更(20万円)
専門とするスポーツトレーニング動画ばかりではなく、他のスポーツの動画も関連動画として表示されるように関連動画のアルゴリズムを変更します。ネクスポはマルチスポーツを推進するサービスですので、この機能はとても重要です。
管理者編集画面の充実化(15万円)
現状のネクスポでは、動画説明の表示に画像を挿入したりすることができません。説明文を充実化させることは、ユーザーにとってもの「わかりやすさ」に繋がるため、管理者編集画面を充実化させます。特に、初心者や子ども達、初めてスポーツ指導をする方々にとってもわかりやすくするためには、フォントの大きさや、図での解説を用い、トレーニングのオーガナイズをわかりやすくする必要があると思っております。
コンテンツ撮影用機材・備品の購入(40万円)
コンテンツをより質高く多様にするために、カメラやピンマイクの購入、さらに、ドリル練習だけではなく戦術的な練習も増やしたいと考えております。その際は、カメラ一台では足りないと考えており、2台の購入を考えています。台数を増やすことにより、より「わかりやすい」動画を作成できればと考えております。また、必要に応じて、トレーニング内容にバリエーションを増やすためにトレーニング備品や機材の購入も検討しています。
ネクスポ宣伝費用(20万円)
よりスピーディーにネクスポを認知してもらうためには、各種媒体への宣伝も検討しております。
いつでも、どこでも、誰でも、誰とでも、ネクスポを使いやすくしていくためには、大きなバージョンアップが必要だと感じていますので、ぜひ皆様のご支援を頂きたく、今回はキャンプファイヤーに挑戦させて頂きました。
支援いただきました資金については、ネクストのバージョンアップ、コンテンツクオリティを高めていくための備品購入、PR費用にに使わせて頂きます。
・ネクスポ機能実装 95万円
・コンテンツ撮影用機材 40万円
・ネクスポ宣伝費用 20万円
※費用に関しては最大のもので算出させて頂いております。
・CAMPFIRE手数料
総支援額の10% 15万5千円
合計 170万5千円
クラウドファンディング終了後、2022年3月を目途に機能を実装させ4月にリリース予定です。集まった資金が希望金額に届かない場合には、できる範囲のみで改良等をしていきたいと考えております。
以下、ご支援いただきました方々に向けてのリターンとなります。金額に応じて異なるの右段からご確認頂けましたら幸いです。NEXTSPORTのオリジナルグッズと我々スタッフからのメッセージ、もしくはVIRDSスポーツアカデミーのフィジカルトレーナーへのオンライン相談をお送りさせて頂きます。
①Tシャツ
②トートバッグ
③エコバッグ
④オンライン相談
マルチスポーツの可能性は「焦らず急がすゆっくり色々と」という価値観にあると思っています。それは、現在のスポーツの「より早く、より速く、より強く、より遠く」とは対極にある価値観です。
勝利至上主義や指導者による暴言・暴力、保護者から子供たちへの過度な期待・プレッシャーなど、スポーツ界は大きな問題を抱えています。
子供たちにとってのマルチスポーツ活動の意義は、競技力向上や、適性のあるスポーツ発見、様々なスポーツ体験を通じたスポーツの奥深さの体験など、多岐にわたります。
そして、関わる大人(指導者や保護者)が様々なスポーツを経験することも、視野を広げるということにおいてとても重要なのです。厳しめに言えば、関わる大人によってスポーツ空間は作られているので、大人が変わらなければ、絶対にスポーツ界は変わりません。
マルチスポーツ活動は【次のスポーツの形】として、子ども達が豊かなスポーツライフを送るための、大きな可能性を秘めていると思います。
次のスポーツの形を作り、子ども達に豊かなスポーツライフを送って欲しい。
それを後押しするネクスポはには、潜在的な可能性が十分にあると思っています。
ぜひ、我々と一緒に「次のスポーツの形」を作りましょう!スポーツ界を変えましょう!
我々のプロジェクトにご共感頂けましたら、ぜひ支援の程宜しくお願い致します。
VIRDSスポーツアカデミー代表 髙田有人
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るリターンの追加!! フィジカルトレーナーへのオンライン相談!
2022/01/28 17:00こんにちは。VIRDSスポーツアカデミー代表の髙田です。ページを閲覧、ご支援を頂いた皆様、誠にありがとうございます。この度、リターンを追加させて頂きましたので、お知らせさせて頂きます。VIRDSスポーツアカデミーのフィジカルトレーナへ、体のケア方法、トレーニング方法、栄養など、スポーツや運動に関するお悩みを何でも相談ができます。※ZOOMを使用します。金額に応じて相談できる時間は異なりますので、リターンの欄をご確認ください!我々のチャレンジはまだまだ続きます。ぜひ背中を押していただけると大変嬉しく思います。何卒宜しくお願い致します。 もっと見る
コメント
もっと見る