バータージャパンの野崎一文です。
クラウドファンディングを開始して3日目です。
本日は「物々交換サイト」の登録商品で最も人気のある佐渡島の農産物・海産物のご紹介をいたします。
インターネットと宅配便の普及により、ネット直販が全国的規模で急速に発達してきました。
地域生産者から消費者に直売するのも、今日では珍しくなくなりました。
会員企業の株式会社ノーマもそのひとつです。
この会社は神奈川県厚木市にあり、代表の河原清社長の実家が佐渡島で農業を営んでいて、そこの生産物を直売したのが始まりです。
主力商品のコシヒカリについて、社長の実兄である河原俊治さんは次のように語っています。
「新潟県のお米といえば、魚沼産が有名ですが、佐渡産も日本穀物検定委員会における食味ランクでは、魚沼産に続き第2位の評価を得ております。
私達が作るお米は、佐渡の中央部に位置する国仲平野で採れたものです。
こんな顔ですが、『顔の見える生産者』として、お米の美味しさには自信を持っております。
どうぞ、佐渡の農家でとれた混じりっけ無し、純度100%のコシヒカリ米をお召し上がりください。」
※この佐渡産コシヒカリは今回のリターンとして登録しました。
また、乾燥しいたけについては、
「佐渡の小佐渡の山から原木を切りだし、そこに、菌を打ち自宅のビニールハウスで育てた椎茸“どんこ”(肉厚)までに成長したものを乾燥機にかけたものです。
健康と美容によいと評判のしいたけを是非ご賞味ください。」とのことです。
当初、この会社は神奈川県内にある米屋さん、酒屋さん、飲食店に卸販売をしたり、ネットショッピングモールの2店舗に出店したりしていました。
ところが、ネットショッピングの反応ははかばかしくなく、費用対効果を考えると採算が取れていない状況が続いていました。
コシヒカリの場合は価格を下げれば売れるということは分かっていました。
モールではとかくお米の出店数が多く、完全に価格競争に陥っていましたが、丹精込めて作ったお米を、そんなに安くは売りたくはなかったのです。
そんなところに私と出会って、バーターでの販売を薦めたのですが、最初「もうネット販売は2社もやっているのでお断りします。」との返事でした。
けれども、「物々交換サイトは見た目にはネット直販と同じようですが、適正価格でも十分に売れるような取り組みですので、1年間だけでも試して下さい」と自信を持って勧め、入会していただきました。
入会当時は20数社の会員企業しかいませんでしたが、商品登録を済ませると3か月間で26件の注文が入りました。
なんと、これはネットショッピングの十数倍の反応なのです。
知人から紹介された、佐渡の山郷にある水田で古代米稲作をされている佐々木勲さんの商品も扱うようになりました。
山間部の水田は平野部と違って生産効率が悪く、コシヒカリのような大量生産品には不向きです。
古代米や雑穀米のような付加価値のある物でないと、採算が難しいのです。
古代から作られ、食べられていたモチ米を、新潟大学農学部のアドバイスをもらったり、古い資料を集めたりして佐々木さん自身が研究を重ね、現代に蘇らせた古代米です。
農協では供給量が少なすぎると相手にされなかったので、直販ルートを探されていました。
また、冷めても硬くなりにくい低アミノース米と赤米・いなきびをブレンドした「花いちもんめ」も製造されています。
これらは賞味期限を長くするために、真空パックされています。
その後、株式会社ノーマでは季節によりサクランボ、枝豆、柿など、実家のみならず知人の商品も登録するようになりました。
更には佐渡の海産物である、カニ・イカ・ブリ・サザエ・アワビ等の商品も取扱い始めました。
食材は特に、購入者が一度美味しいと感じるとリピートしてくれるという利点があります。
当初は1年間だけの入会と考えていたようですが、すでに13年目に入り、ますます取引数を増やしています。
※現在の佐渡産の食材の登録は数十アイテムになりました。
河原社長は「今後は各生産者が直接クラブに参加してメリットを享受できるよう勧めたい」と語っています。
また、出身地である佐渡島の地域の方々にとても喜ばれているので、今後も引き続き力になりたいと考えているようです。
株式会社ノーマ HP ⇒ https://www.k-norma.com/shop/ippan.html