クラウドファンディングを開始して29日目です。
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日本で2番目に高い山って知っている?
朱鷺の島として知られる佐渡島は、東京23区の約1.4倍の面積があります。
その佐渡島で一番高い山は標高1171mの金北山(きんぽくさん)です。
これは島民のどんな小さな子供達にも知られています。
日本一高い富士山は全国のどんな子供達にも知られた名前です。
しかし、日本で2番目、3番目に高い山となると大人でも知っている人はそんなにはいません。認知度とは、1番が圧倒的で、それ以下はほとんど知られていないと言うことです。
市場に置いても、自社の認知度は、その業界や地域で1番でない限りはほとんど知られていないのが現状です。
2番目や3番目では知る人がぐっと減ってしまうのです。
売り手は沢山いても、買う方は1人または1社なので当然1番有名なところから選び始めます。
日本一に成ることはとても難しいですが、せめて佐渡島一番を目指すべきです。
そうすればその地域のほとんどの人に知れ渡ります。
以前、スーパーコンピューターの事業仕分けで無知な女性国会議員が「世界一になる理由は何があるんでしょうか?」「2位じゃダメなんでしょうか?」と質問をしていましたが、マーケッティングでは2位ではだめなんです。
私が長年携わってきた宝飾業界の知人達は、仕事がうまく行き、資金に余裕ができると「銀座」に店舗を構えます。
だが誰一人として成功したという話を聞いたことがありません。
日本の一等地、いや世界の一等地の「銀座」では老舗や一流のブランド店などの強豪が多く、中小の宝石商ではなかなか一番になれないからです。
限られた資金力ならば、せめて軽井沢か秩父に出店し、一番を目指していれば成功率は上がっていたのにといつも思います(決して軽井沢や秩父を見下している訳でありません)。
流通業界最大手のセブン&アイホールディングスのイトーヨーカ堂ですら、デパート進出の際には、都心や県庁所在地を避け、百貨店空白地帯であった埼玉県春日部市に最初のロビンソン百貨店を出店させました。
弱者が生き残る順序は、強者がいない「局地戦」で地域を絞り込む事です。
銀座は最初ではなく、もっと力をつけた後からです。
ちなみに、日本第2は標高3193mの南アルプスの北岳(きただけ)です。