2022年1月10日追記:
昨年12月10日からスタートしたこのプロジェクト。有難い事に1/10に目標金額を達成しました。心からお礼申し上げます。
知名度を上げたい思いも込めた今回のプロジェクト。
そのためにも次なる目標として支援者50人を目指して挑戦させていただきます。
1/18まであと残り僅かな期間ではございますが引き続き応援よろしくお願い致します。
◎親指が独立した独特なフォルム
◎姿勢にも良い影響をもたらすハキモノ
◎創業66年の履物工場が作る足に優しい履物
■履物職人がつくる「TABIスリッポン」ができました。
「TABIスリッポン」て何なのと思われるでしょう。
それはまさしく足袋をそのままシューズやサンダルにしたスリッポンです。
その独特なフォルムは、親指が独立していることです。
なぜこの形にこだわるのか。それは履物について調べている時に地下足袋に関心を持つようになり、そして履いてみると「この地面を踏みしめる感じいいやん!これをサンダルで表現できないかなぁ。」と考えたことから始まりました。
そして足袋は起源から皮革製だったということが今回の「TABIスリッポン」に皮革を使って作りたいと思うきっかけになりました。
その時代には鹿革を使っていたようですが、今回弊社では厳選した足当たりのよい柔らかい牛革を使用しています。
柔らかい皮革は履くほどに足になじみます。
また、親指が独立した独特なフォルムは、そのことで足の指をしっかり使い、地面をつかむような歩行ができ、足の裏の筋肉がきたえられると言われています。
畳からフローリングへのライフスタイルの変化により素足で歩くことが減り、足の指を使わない歩行から、無意識に指先をそらして歩くようになっています。
「TABIスリッポン」を履くことで日常の中で、足の指をしっかり使った歩行ができ自然と正しい姿勢に導き、 さらには身体のバランスも整えられるそうです。
このようにして完成したのがこの「TABIスリッポン」です。
■このプロジェクトで実現したいことは
①「TABIスリッポン」を全国へ
今年、オンラインショップを立ち上げた時に感じたことはやはり知名度の無さです。
輸入品が増え安価なモノが多く流通し需要数も減る今、特色のある商品作りに取り掛からなければ時代にたちうちできないことを痛感しました。
そこでこれまで試行錯誤を重ねてできた「TABIスリッポン」をデビューさせることにしました。
今回はサンダルタイプとシューズタイプを企画しました。
個性的なフォルムが特徴の「TABIスリッポン」ですが、あえてシンプルでカジュアルなデザインにし、普段使いに履いていただけるようにしました。
また、他にない独特なデザインで、個性的なファッションを楽しんでいただけると思います。
シューズタイプはかかとのカウンターの芯を抜くことで足あたりが良く、かかとを折ってサンダル履きができる仕様に仕上げています。
「TABIスリッポン」のアウトソールは傾斜を持たせたスニーカータイプにし、接地面はシャーク底でスベリにくさを兼ね備えた、軽量タイプになっています。
さらに適度な厚みをもたせ、タウンユースしていただけるような仕上がりにしました。
個性的なフォルムが特徴の「TABIスリッポン」。その独特なフォルムを和らげるデザインも一緒に作りました。
春夏用に最適。「TABIトング」です。
親指だけを覆うので足袋感が目立ちにくく取り入れやすいデザインにしました。
つま先から覗く指先部分が清涼感を演出します。
「TABIトング」は指先から甲まで覆うデザインでしっかり足をホールドし、歩きやすく親指だけを覆うので、足袋感が目立ちにくく取り入れてもらい易いと思います。
「TABIトング」のアウトソールはワンヒールタイプに仕上げました。
サイズは23.0/23.5/24.0/24.5/25.5/26.5の6サイズ取り揃えています。
足裏のクッションのことを考えてTR(合成ゴム)にEVAをはさみ込む形にしています。
すっと足を入れて出掛けられる。気軽に履けるサンダルとしてお楽しみください。
「TABIスリッポン」・「TABIトング」に使用している皮革は、元々手袋用のソフトな牛革です。そのソフト感をそのままに、履物で使える厚みに調整した皮革を使用しています。
何より足にぴったりなじむ皮革にこだわりました。足に優しく楽ちんな靴を目指し「ぴったりな履き心地に感動しています。」と履いていただいた方のお声を聴き安心しました。
インソールに半硬質ウレタンを使用しているので適度な反発性があり履き心地の良さはもちろん、足が痛くなりにくく、疲れにくくなっています。
突拍子もないデザインだと思われるでしょう。しかし、あえて今までにないもので勝負することにしました。
知っている人は知っている。それではダメなんです。
もっともっとたくさんの人に、この商品をきっかけにマルサンフットウエアーという田舎の工場を知ってもらいたい!
「TABIスリッポン」で全国へ挑戦します。
②「sunmile」をブランドに
「sunmile」は父が作ったブランドです。
この商標は、(sun=太陽を笑顔、mile=マイルを道のり)と捉えた造語だと聞いていました。
”sunmile=笑顔を届ける道のり”
お客様に笑顔を届けることが弊社の企業理念
この商標を履物のファクトリーブランドとして、その父の思いを受け継ぎ、20年ぶりに「ブランド」として復活させます。
フランスに「靴はいつも私を素敵な旅に連れていってくれる」ということわざがあります。
「TABIスリッポン」に「sunmile」ブランドをのせて、私たちと一緒に素敵な旅に出かけませんか。
③”そして作り手にも笑顔を”
作り手は、多くの方に履いていただくことで幸せを感じます。
作り手の本心がそこにあります。
幸せは笑顔を引き寄せます。作り手にもたくさんの笑顔を届けたい。
今では高齢化が進み稼働している工場も十数件ほどです。
この履物産業を衰退さないためにも、また、この仕事に携わるすべての人たちが誇りを持ち、「かっこいい」と目指したくなる仕事となり次の担い手が増えるように挑戦を続けます。
こんな厳しい時代だからこそ、作り手(職人)さんが培った技術を守り、またこれらの思いを伝えるために、また、私たちにもまだまだできるんだと知ってもらうためにも挑戦を続けます。
■プロジェクトのきっかけは何?
2020年に始まった新型コロナウイルス感染症の影響で、世の中は様変わりしました。
外出自粛で出掛けることを控えるようになり、靴を履く機会も減り、靴の受注は想像以上に激減しました。
感染状況が落ち着いても元の状況に戻ることはありません。
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この1年の間に商品を納めていたアパレル会社は業態を変更し、問屋の廃業も数件ありました。
このまま受注が減少すれば弊社だけではなく外注先が辞めてしまうのではないかと危機感を覚えました。
祖父の代から60年以上、問屋経由の商売をしてきましたが、売り先が先細りしていく中、販路開拓を決心しました。
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待っているのではなく、攻めの姿勢で、この逆境に立ち向かおうと、まずECサイトを立ち上げましたがやはり知名度の無さから思ったほどの売り上げはありませんでした。
サンダル業界内ではある程度知っていただいておりましたが、それはあくまで小さい業界内の工場としての認知でした。
「まだまだ知られていない」という現実の壁にもぶつかりました。
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そのため、このプロジェクトを通してまず知名度を上げたいと考えました。
そして考えたのが、今手掛けている「TABIスリッポン」です。
通常の商品では知名度を上げる事は難しいと考えた時に独特な形状であるこの商品を全国へと思うに至りました。
また、この履物業界を見渡した時、今では高齢化が進み技術の継承もままならない状態となっています。
子供の頃、近所を歩くと至る所で聞こえていた活気あふれた機械の音も今では皆無です。
このプロジェクトをきっかけにマルサンフットウエアーのことを知ってもらい、商品を知ってもらい、活気あふれたあの頃の賑わいを取り戻せるようにとの思いも今回のプロジェクトのきっかけになったのは間違いありません。
■この「TABIスリッポン」誰が作っているの?
株式会社マルサンフットウエアー代表取締役の西邨安雄(にしむらやすお)と申します。
弊社は、昭和30年に祖父が西村三郎商店として創業した田舎のサンダル製造工場が始まりです。
祖父から父へ、そして私へバトンを受け継ぎ30年間、品質重視の商品づくりをモットーとし、国内生産を中心に今ではヘップサンダルから皮革靴の製造まで手掛ける工場を営んでいます。
弊社がある御所(ごせ)市は、 奈良県の南西部に位置し履物産業が地場産業に指定されているほど盛んでしたが、今では高齢化が進み稼働している工場も現在では十数軒ほどになっています。
子供の頃、工場が遊び場であった私としてはこの現状を悲しく思いますが、履物産業を絶やさないよう心掛け、今もヘップサンダル作りを続けています。
弊社は、『足の裏に笑顔を』
”お客様に笑顔を、そして作り手にも笑顔を”
を企業理念に商品づくりに取り組んでいます。
”足は第二の心臓”と言われています。弊社の商品はインソール(足をのせる部分)に特徴を持たせた商品が多く。
例えば、クラボウの低反発材クララフォーム(当時は衝撃吸収フォーム)をインソールに使用した商品を開発しました。
足裏に刺激の工夫を凝らした製法で実用新案も取得しました。
その後、低反発材と高反発材のフォームをインソールに組み合わせて使用した商品や備長炭をインソール材に練り込んだ材料を使ったヘップサンダル等を商品化してまいりました。
足の裏から伝わる履き心地の良さを大事にした商品を、そしてなにより足のことを考えこれまで企画、そして生産してまいりました。
■ご支援資金の使いみち
皆様にご支援いただきました資金は
裁断型代・ラスト型代・材料代・工賃など生産にかかる費用。
新しい商品の開発費用に活用させていただきます。皆様からの温かいご支援お待ちしております。
■リターン品について
「TABIスリッポン」•「TABIトングサンダル」を準備させていただいています。
アッパー材:牛革
インソール材:合成皮革
アウトソール材:EVA+TR(合成ゴム)
ヒール高さ: 約2.2cm
重量: 片足/サイズM・サイズ23.0㎝の場合
TABIスリッポン 約155g(LADIES’/M)
TABIスリッポン 約195g(MEN’S/M)
TABIトング 約150g(23.0cm)
詳しくはリターン品の概要欄をご覧ください。
■実施スケジュール
2021/12月10日
クラウドファンディングスタート
2022/1月18日
クラウドファンディング終了
2022/2月~3月
シューズ・サンダル生産
2022/3月21日~4月初旬
商品発送(予定)
※ご注文状況、使用材料の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が前後する可能性がございます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額(50万円)に満たない場合も、計画を実行し、リターン品をお届けします。
■最後に。
この「sunmile」ブランドを「TABIスリッポン」や「TABIトング」にのせて
”sunmile=笑顔を届ける道のり”
「人生のたびをTABIとともに」そして『足の裏に笑顔を』
お客様が笑顔になるブランドを立ち上げるためのチャレンジは、志半ばで他界した父の思いを受け継いでいます。
今までは直接お客様に接することがなく、裏方が「かっこいい」と思っていた自分が、今年に入り直接お客様と接する機会に恵まれました。「作り手の方にお会いできて安心しました。」
この言葉を聞いた時、もっと知ってもらいたい。もっと安心していただきたい。との思いが強くなった。その気持ちを大切にしたい。
この出来事が、マルサンフットウエアー理念である
”お客様に笑顔を、そして作り手にも笑顔を”
にもつながると思うきっかけになりました。
今回のプロジェクトが奈良の田舎工場のブランディングにもなると信じ、そしてお客様に笑顔を届けることが、作り手にも笑顔を届けることになるんだということを現実のものにするために、このプロジェクトに挑戦します。
このプロジェクトに走り出す勇気をくれた仲間もいます。
今期法人化20年目になります。節目の年に奈良の田舎工場三代目の挑戦が始まります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、私たち作り手の夢の共演者になってください。
よろしくお願い申し上げます。
■よくあるご質問
Q:サイズはどのように選べば良いですか?
A . 通常お履きの靴サイズをお勧めしております。少し小さいと感じた場合でも皮革が柔らかく数回の着用で馴染んでくることを想定しています。
Q . 商品はどのように届きますか?
A . 応援購入いただいた方のご住所に、クロネコヤマト便にてお届けいたします。尚、皮革GOODSにつきましては郵送にてお届けいたします。
Q:サイズが合わなかった場合のサイズ交換は可能ですか?
A:商品到着後、すぐに室内でご試着いただきサイズをご確認ください。サイズが合わなった場合は1回まで交換の対応を致します。まずは商品ご到着より4日以内にご連絡をお願い致します。尚、ご注文と同じカラーの別サイズへと交換させて頂きます。また着用による汚れなどが無い商品に限らせていただきますので、必ず室内でのサイズ確認をお願いします。
尚、完全受注生産品のためサイズ交換品につきましてはご連絡を頂いてからお作りしますので、更に1か月程お時間を頂戴する場合がございます。
交換方法は大変お手数ですが、以下メールアドレス宛にご希望の交換サイズをご連絡の上、下記発送先までご発送ください。
e-mail : info@marusanfootwear.com
件名に「キャンプファイヤーサイズ交換分」とご記入ください。
【発送先】
〒639-2301 奈良県御所市元町85-1
株式会社マルサンフットウエアー 宛
Tel:0745-65-2105
※品名に「キャンプファイヤーサイズ交換分」とご記入ください。
※元払いにて発送をお願い致します。
Q . 商品に不備があった場合はどうしたらよいですか?
A . 商品管理には万全を期していますが、万が一商品に欠陥等があった場合は、商品到着より4日以内にご連絡ください。修理または交換をさせていただきます。尚、その場合にかかる送料は弊社負担とさせていただきます。ただし、完全受注生産品のため使用後の返品・交換は致しかねます。また、完全受注生産品のため交換につきましては申し訳ございませんがご連絡を頂いてからお作りしますので、1か月程お時間を頂戴する場合がございますのであらかじめご了承ください。商品がお手元に届きましたらすぐのご確認をお願い致します。
最新の活動報告
もっと見る【お礼】
2022/01/19 00:06昨日1月18日で今回の挑戦は終了しました。目標金額:500,000円 のところ支援金額:683,200円(達成率136%超)さらなる目標支援者数:50名 のところ支援者:52名 あらためて皆様、本当にありがとうございました。準備不足は分かっていた事とはいえ、毎日がすごく不安で始まる前は支援者なかったらどうしようと実はビビってました。最初の1週間で目標金額の50%を達成することができましたが、そこからの伸びは少しずつで、本当に達成できるのか不安な日々を過ごしていました。そして迎えた娘の成人式の日(1/10)16:32 にその日がきました。ついに目標金額を達成することができました。そして次なる目標として支援者50名に挑戦。知名度を上げたい思いも込めたクラウドファンディングです。それは必然だったと思います。そして最終日(1/18)04:21 に支援者50名を達成することができました。目標を達成したことは大きな自信にも繋がりました。とはいえまだまだこれからも不安やピンチは続きます。これからも引き続き応援していただけますと幸いです。あらためて皆様、今回は本当にありがとうございました。 もっと見る
目標達成。そして、次なる目標へ。
2022/01/10 17:281/10 16:32 目標金学の500,000円 を達成することができました。これもひとえに皆様のご支援・応援のおかげです。知名度を上げたい思いも込めたクラウドファンディング。次なる目標として、支援者50人を目指したいと思います。終了日の1/18まで残り僅かですが「足を想う職人」の気持ちをもっとたくさんの方に知っていただきたいと思っています。ラストスパートの応援よろしくお願いいたします。令和4年1月10日株式会社マルサンフットウエアー代表取締役 西邨安雄 もっと見る
Merry Christmas!
2021/12/25 02:03Merry Christmas!皆様からのご支援、心から御礼申し上げます。本日(12/25)でこのプロジェクトに挑戦して15日が経ちました。まずは経過報告させていただきます。これまでの総支援金額は 343,200(68%)目標金額まであと 156,800終了まであと 24日となっております。まだまだ道半ばではございますが、これからも頑張っていきますので引き続き応援よろしくお願いいたします。素敵なクリスマスのひとときを寒い日が続きますがお身体に気を付けてお過ごしください。 株式会社マルサンフットウエアー 西邨安雄 もっと見る
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