クラウドファンディングにご協力いただいている皆さま、これからご協力いただける皆さま、
通りすがりの皆さま、こんにちは!チェロの長南牧人です。
今回は楽器製作について総仕上げ、完成させる回といたしましょう。
かなり端折って駆け足でここまできましたが、魂柱を入れ駒を立て弦を張り、ようやく完成になります。
魂柱は専用の道具で内部に立てます。
F字孔や駒との位置関係で音色や弾いた感触にとても影響があります。
魂柱を入れたら駒を立て、弦を張ります。
そして、めでたく完成!
ヴァイオリン製作、どうでしたか?
ひょっとして、あなたも作ってみたくなりましたか?
アマチュアの製作家さんも世界中にたくさんいます。そして趣味が高じて本格的に造り出して、そしてプロにも匹敵する楽器を作るような方もいらっしゃいます。
日本では日本バイオリン製作研究会という団体が、アマチュアもプロも参加しています。
老後の趣味にも良いかもしれませんね。
1890年頃、イタリアで製作していたステファノ・スカランペラさんは、家具職人の父から木工技術を学び独学でヴァイオリン製作を始め、60年以上作り続けて技術を極め、今では彼の作ったヴァイオリンは現在、数百万円から一千万円程度で取り引きされています。
僕ら演奏家は、出した音はすぐに消えて無くなってしまいますが、自分の死後も益々評価の上がる美術家や製作家さん、憧れてしまいます。
さて、次回は「楽弓」について触れていきたいと思います。
ヴァイオリンだけ有っても、弓が無いと弾けませんものね。
あ、ピッチカートポルカやプリンク・プランク・プルンクは弾けますが、一生この2曲だけじゃぁねえ。
それでは、次の活動報告もお楽しみに!