クラウドファンディングにご協力いただいている皆さま、これからご協力いただける皆さま、単に通りすがりの皆さま、こんにちは!
チェロの長南牧人です。
さて、今までヴァイオリン製作や弓、楽器に付いている部品などの話をしてまいりましたが、もう一つ重要なカテゴリーがあります。
それは修理、修復です。
職人さん達の木工技術やニスの技術は非常に優れており、殆ど不可能はない、位な印象です。
なにせ火事で半分焼けてしまった楽器も直しちゃうくらいですから。
交通事故にあってバラバラ、板などは木目に沿って千切り状態になったチェロを元通りに修復したら以前より音が良くなった、なんていう笑い話しもあるようです。
リンク先には、ヴァイオリンがバラバラになっているようなショッキングな画像も含まれますので、心臓の弱い方、メンタル不調の方はご注意ください。
木目に沿って亀裂、クラックが入ったものは、接着してパッチ(つぎあて木)を貼り付けて補強します。
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厄介なのは魂柱やバスバーのある所に入ったヒビです。
上の写真は魂柱パッチも付いていますね。
クラックに付けたパッチは削って小さく薄くしていきます。大きいと楽器の振動の妨げになります。
魂柱パッチはかなり大変な修理です。
これは多い事故です。
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ぶつけた時に当たり具合が悪いと、ポロっと割れたりします。
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こんな不幸な事故も、
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見事ですよね。
これは胸がえぐられるような怖い事故ですね
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しかし、なおってしまいます。
凄い技術ですよね。
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破れた横板なども
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見事に修復されます。
ちょっとした欠けも
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ニスの剥がれもきれいになります
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さらに大掛かりな修理になると石膏で型を取ったりもします。
僕らプレーヤーのプラクティスも膨大で気が遠くなりそうですが、職人さんたちの作業も細かく膨大で気が遠くなりそうですね。
気が遠くなってきてしまったので、今日はこのくらいにしておきましょう。