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『子どもを性暴力から守る』ための絵本を全国の児童養護施設に届けたい!

性別を問わず幼い子どもたちが性的な被害に遭っています。子どもたちを性暴力の加害・被害から守るために作られた絵本を全国の児童養護施設等に届けたいです。皆さんのお力を貸していただけないでしょうか。

現在の支援総額

667,000

109%

目標金額は610,000円

支援者数

89

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/10/24に募集を開始し、 89人の支援により 667,000円の資金を集め、 2022/11/30に募集を終了しました

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『子どもを性暴力から守る』ための絵本を全国の児童養護施設に届けたい!

現在の支援総額

667,000

109%達成

終了

目標金額610,000

支援者数89

このプロジェクトは、2022/10/24に募集を開始し、 89人の支援により 667,000円の資金を集め、 2022/11/30に募集を終了しました

性別を問わず幼い子どもたちが性的な被害に遭っています。子どもたちを性暴力の加害・被害から守るために作られた絵本を全国の児童養護施設等に届けたいです。皆さんのお力を貸していただけないでしょうか。

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▼はじめに

はじめまして。私たちは、慶應義塾大学のゼミ「社会安全政策論研究会」に所属する、有志の学生のグループです。

私たちのゼミでは、児童虐待やDVなどの家庭内で起こる暴力や、ストーカー、電車内の痴漢問題、サイバーセキュリティや自転車に起因する交通事故への対策など、個人の問題意識に基づいた、様々な社会安全上の課題について研究しています。

2020年4月から2022年8月までこの研究会の指導を担当した小笠原和美前教授は、現役の警察官でもあり、性暴力や児童虐待について、講演会など様々な場で精力的に活動されていました。

当時、勉強を進める中で、教授が監修され、「小さな子どもたちを性被害から守る」という目的で作られた絵本が出版されたことを知りました。幼い年齢の子どもたちが性被害に遭っている現状と、その深刻な影響にはとてもショックを受けました。この問題は、被害が起きてからではあまりに遅いのです。

ですが、絵本のかわいいイラスト、読みやすく工夫されつつも重要な情報を網羅した内容、実用性を考えた特典などから、この問題を予防したり、早期発見したりする上でこれほど画期的なツールはないのではないか、とも思いました。

そんな中、教授がご自身でこの絵本を全国の児童養護施設に送ろうと思っている、というお話をお伺いしました。しかし、この絵本に書かれている内容は、児童養護施設だけでなく、全国の子どもと大人に知ってもらいたいものです。そのためには、教授一人のお力には限界があります。

そこで、一人の学生から「教授が一人でやるのもよいが、大学生がクラウドファンディングをすればより社会に向けて広がりが出るのでは」との発案があり、賛同したゼミの有志の学生が集まって、この絵本を全国に届けるためのクラウドファンディングを実施させていただくことになりました。

小笠原和美前教授とメンバー(2021年12月撮影)

▼性暴力についての知識を「絵本」を通じて

振り返ってみると、私たちが経てきた学校教育では「性暴力の実際」や「被害に遭ったときにどうしたらよいか」について学ぶ機会はありませんでした家庭でも、特に男の子の場合はほとんど話題に上ることはないのではないでしょうか。

児童養護施設を出た後の自立支援についての研究のために複数の施設へインタビューに行かせていただいた際、子どもたちの性被害・加害の実情や対策についてもお話を伺いました。

多くの子どもが集団で生活している中で、何か異変がないか職員が一人ひとりに目を配るのはどうしても難しいところもあるようです。また、児童養護施設は親と離れて暮らす子どもたちの生活の場であるため、性暴力について授業のようなイベントをしすぎると施設が「家」であるという感覚が薄れてしまうことを懸念し、性暴力に関してあまり教育ができていないとのことでした。

そこで、教授が監修された子どもたちを性暴力から守るための絵本をご紹介したところ、「絵本なら、日常生活の中で、『性暴力は本当にあってはならないこと、もし被害にあったら誰かに相談すべき』ということを自然と子どもに教えることができるのではないか」とおっしゃっていました。

特に絵本を使って授業をする、というわけではなく、日常的に読みきかせに活用する、あるいは誰もが読めるように置いてある、というだけで子どもにとっては性暴力に関する知識を得る貴重な機会になるはずです。

▼性暴力のない社会へ、まずは全国の児童養護施設から

絵本の読み聞かせは大人と子どもとがふれあうきっかけとなり、絆や自分の大切さを実感する機会にもなるといいます。本来ならすべての家庭で子どもたちにこの絵本を読み聞かせることができたらと思いますが、現実的には難しいのが実情です。

ですが、勉強を進めるにつれ、親と離れて暮らす子どもたちにこそ、この絵本に触れる機会が必要なのではないかと考えるようになりました。

そこで私たちは、まずは絵本の送付についてご了解いただけた全国245箇所の児童養護施設にこの絵本をお送りすることにしました。

今回のプロジェクトを通じて、子どもたちの周りの大人の方にもこの本を読んでいただきたいと考えています。大人たちにも理解を深めてもらい、性暴力を許さない・性暴力がない社会になることも私たちが目指す変化です。

▼お届けする絵本の紹介

絵本「おしえて!くもくん〜プライベートゾーンってなあに?〜」

今回お届けする絵本は、子どもが夢中になれる仕掛けがふんだんに盛り込まれています。そのため、子どもが主体的に楽しみながら、かわいらしいキャラクターと一緒に遊ぶ感覚でプライベートゾーンの知識を実践的に学ぶことができます。

さらに、性教育に踏み込みすぎていないことから大人も読み聞かせしやすいと評判だそうです。

この絵本は大人と子どもが一緒に読むことによって、身体の大事な部分について子どもと話すきっかけを作りますが、同時に大人から子どもへ「あなたは大切な存在」という自己肯定感を高めるメッセージを伝えることにもつながるのではないでしょうか。
(絵本の対象年齢:3歳〜小学校2年生くらいまで)


↑NPO法人レジリエンスさんの小笠原前教授へのインタビュー動画です。(14分16秒)

▼資金の使い道

三春学園様(横浜市)
社会福祉法人 心泉学園様(神奈川県中郡二宮町)
社会福祉法人 川崎愛児園様(川崎市)

をはじめとする、全国245箇所※の児童養護施設に送付致します。
※社会福祉法人全国社会福祉協議会 全国児童養護施設協議会が公表している全国の児童養護施設のうち、メール等によって寄付のご承諾をいただけた施設

<目標金額:61万円 >

① 絵本の購入&送料 約44.2万円(245箇所に送ることを想定)
② リターン商品製作費用 約10.3万円
③ 手数料:6万円 (目標金額の9%+税)

▼実施スケジュール(予定)

10月24日 クラウドファンディング開始
11月30日 クラウドファンディング終了予定
  1月上旬  絵本の購入・寄贈
  1月上旬  リターン発送準備・リターン発送

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

▼今後の取り組み

今回は児童養護施設にお届けしますが、子どもたちが親から離れて暮らす施設は児童養護施設だけではありません。この企画が広くご支持をいただけた場合は、乳児院など、親と離れて暮らすすべての子どもたちがこの本を知ることができるよう、取り組みを進めていきたいと考えています。

▼最後に

全ての子どもたちを性暴力から守る。そのために必要な知識と勇気を伝えるこの絵本を、できるだけ多くの子どもたちに届けたい。そして、この考え方を日本の多くの子どもたちに知ってもらい、広く浸透させたい。

また、大人の人にも子どもを守る、見守る存在として知ってほしい。そんな想いから大学生を中心にこのプロジェクトを進めています。ぜひ、ご支援・ご協力お願いいたします!

慶應義塾大学総合政策学部4年 佐伯慶一郎 

子どもを取りまく暴力全般に関心を持ち、虐待のリスク査定や多機関連携、早期介入のあり方などについて勉強しています。性暴力は長期にわたって被害者の心身に少なくない影響を与える、非常に深刻な犯罪です。 被害を受けた方の十分なケアが重要なのは言うまでもありませんが、未然に被害の予防ができればそれに越したことはありません。今回まずは児童養護施設にお送りしていきますが、あらゆるお子さんとその周りの方にも是非、性教育の入口としてこの本を手に取っていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

慶應義塾大学総合政策学部4年 谷和佳奈 

児童養護施設について研究する中で、性暴力は一つの大きな課題だと感じています。性暴力は大人が女の子に対して行うものだというイメージですが、実際には男の子も被害に遭っています。性暴力は誰もが被害者となる可能性があり、相談がしにくく発見が遅れることが多いです。児童養護施設内で性暴力が発生してしまうと、被害者は加害者と共に生活するしかなく、施設が安心できる家ではなくなってしまいます。性教育を家である施設で行うためには日常生活に溶け込む教育法が必要です。そのために絵本という媒体を利用し性暴力に遭った際に相談できる力を得てほしいと思っています。ご協力お願い致します!

慶應義塾大学総合政策学部2年 武井万里奈 

性暴力というのは周りの注意から防げることもありますが、それだけでは足りないと感じています。 特に自分たちで善し悪しを理解し、避けていく必要がある問題なのではないかと思っています。 子どもたちが気づかぬうちに性暴力に関わったりしないためにも早い段階からの知識の普及が必要であり、 この「おしえて!くもくん:プライベートゾーンってなあに?」の絵本が効果的なのではないかと思い、このプロジェクトに参加しました。

まずは児童養護施設の子どもたちに楽しく知識を普及し、そこから徐々に性知識の重大さが広まって欲しいと願っています。


慶應義塾大学総合政策学部2年 匹田昇太郎 

このたび、所属する研究会にてこのプロジェクトが立ち上がったことを知り、教授と先輩からお誘いいただいて加入しました。当初は「学生主体でクラウドファンディングを進める」ということ自体に興味を持ち、クラウドファンディングがどのように実行されるのか、どうしたら多くの方にご支援していただけるプロジェクトになるのか、その活動に実際に関わってみたいと考えていました。その思いから、本プロジェクトでは先輩方の助けを借りながら、ホームページ作成とPRを担当しています。プロジェクトに携わる中で、子供の性暴力問題について現状を知り、この絵本の意義を強く理解するようになりました。 どうか、学生の思いが伝わり、多くのご支援をいただけますよう、よろしくお願いいたします。


※所属・学年は2021年12月時点のものとなります。

▼謝辞

今回のプロジェクトにあたり、絵本を出版した株式会社東山書房様、イラストレーターのサトウミユキ様、監修の小笠原和美教授にご協力いただき、企画のmasumi様にもご助言をいただいております。ご協力ありがとうございます!

最新の活動報告

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  • 早いもので2023年も2月に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は児童養護施設への絵本の発送と、ご支援いただいた皆様やご指定いただいた寄贈先への絵本の発送のご報告となります。絵本「おしえて!くもくん〜プライベートゾーンってなあに?〜」が多くの皆様の手に渡り、性暴力のない世界の実現につながればと思います!絵本の発送につきましてご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。今後ともよろしくお願いいたします! もっと見る

  • 皆様にご協力いただいたクラウドファンディングですが、11月30日を持ちまして無事終了いたしました!延べ89人の方々から、当初の目標金額を上回る667,000円のご協力をいただきました。皆様のご協力に厚くお礼申し上げます。クラウドファンディング期間は終了いたしましたが、実際に245箇所の児童養護施設にこの絵本をお送りし、子どもたちのもとへ絵本が届くその日まで、引き続き活動していきたいと思っております!この一か月、皆様からの応援メッセージにとても元気をいただきました!重ねてお礼申し上げます。12月に入り寒さも一段と厳しくなりましたが、皆様お体に気を付けてお過ごしください。今後ともよろしくお願いいたします! もっと見る

  • 11/21~11/27の間に活動報告欄でお伺いした希望名を掲載させていただくリターンをお選びいただいた方々のお名前を掲載させていただきます。Keiko様ご協力いただきありがとうございます!そして、ついに目標金額の100%を達成しました!ご寄付をしていただいた方々、このプロジェクトを取り上げてくださったメディアの方々をはじめ、多くの方々のご協力のおかげでこのような嬉しいご報告となりました!重ねてお礼申し上げます!目標金額は達成しましたが、こちらのクラウドファンディングは11/31まで続きます。ぜひ最後までご注目いただけますと幸いです。今後ともよろしくお願いいたします! もっと見る

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