▼ハーバード大学院生が日本を訪問!世界における「日本の未来の姿」を共に描き出したい
ハーバード大学ケネディ行政大学院生が日本を訪問し、世界における日本の未来の姿を描き出すプロジェクト「Japan Trek」。
近年における日本経済の変化はどのようなものであったか、東日本大震災は何を日本に伝えているのか、日本の戦後復興が現代に示唆するものは何か、そして、日本は世界から世界は日本から何を学ぶべきか。このような問いかけを通じて、世界における日本の未来像を描き出すことを目的としたプロジェクトです。
日本は、ハーバード大学ケネディ行政大学院生の間で最も「訪れたい国」の一つです。しかし、日本へのツアーは、飛行機代や滞在費が高くなるため、特に発展途上国出身の学生にとって、負担は決して軽いものではありません。また、参加費用が高いために、同時期に開催される他国へのツアーを学生が選んでしまう場合もあります。一人でも多くの学生へ日本の魅力を発信し、日本の未来の姿を共に描き出す事で、世界中に知日派、親日派のリーダーを増やしたいと考えています。
「アベノミクスがもたらすものは?」「東北をどう考えるか?~震災からの復興を踏まえて~」「戦後復興が現代に示唆するものは?」「日本の技術や伝統文化を活かす道は?」
このような問いかけを通じて、世界における日本の未来像を描き出すプロジェクトにご支援をお願いいたします。
※2017年10月にハーバード大学ケネディ行政大学院生を主な対象として開催された「Japan Night」での一枚。多くの留学生が日本に興味を持っていることが窺われます。
▼プロジェクト設立の経緯、これまでの取組、資金の使い道
昨今、日本経済は緩やかに拡大を続けており、2020年の東京オリンピックなど明るい話題もある一方で、私たちを取り巻く世界の変化は著しく、国際社会の不確実性はますます高まっています。このような状況にあって、「日本の未来の姿」を見出すことがこれまで以上に重要であると私たちは考えています。
「Japan Trek」の出発点は、「ハーバード大学ケネディ行政大学院生と日本の未来について考えたい」というところにあります。2004年から今日に至るまで、数多くのハーバード大学ケネディ行政大学院生とともに日本を訪問し、日本に関する多岐に亘るテーマについて、多種多様な議論を重ねて参りました。
世界各国からの学生と日本について議論をする際、一部の報道、統計資料、インターネット上の情報などは簡単に手に入りますが、日本に関する生きた情報を正確に把握することは容易ではありません。
私たちは、真摯な議論を通じてハーバード大学ケネディ行政大学院生が確かな日本の未来像を描き出すためには、彼らが実際に日本に足を運び、実体験を踏まえて、ゼロから考えをまとめていくことが必要だと考えています。
そのための渡航・滞在費用の一部をご支援いただきたいと考えています。
皆様からの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
<行程、訪問先(案)について>
平成30年3月11日~17日の日程で、約60名の学生とともに日本を訪問したいと考えております。
東京 安倍晋三内閣総理大臣、中小企業経営者、女性リーダーとの意見交換、海外進学を目指す日本の高校生との交流会
福島 原子力発電所周辺地域、被災地首長・地元の方々との面談
広島 松井一實 広島市長、広島平和記念資料館訪問、被爆者の方との対談
京都 京都市役所(京町家等の文化財保護の仕組み)
※前年の「Japan Trek」での財務省とのディスカッションの様子
▼参加希望者の声
アディチャ・トディさん、ネパール出身、ハーバード大学ケネディ行政大学院 Master of Public Policy 1年生
前職:Management Consultant
「私の出身国であるネパールも含めて、世界中がある大きな問いかけに対してその解を求めて努力を続けています。その問いかけとは、自らの文化や伝統的な価値観を失わずに、近代化を促し、持続可能な経済成長を確かなものとするためにはどうすればよいのかというというものです。日本は、この問いかけに対して、常に重要な示唆を与えてくれます。
私の大学時代のことですが、福島第一原発事故が発生し被害が拡大していく中で、日本人のルームメイトと一緒に夜通し状況を見守ったことを今でもはっきりと覚えています。地震が頻繁に発生するネパールで生まれ育った私は、自然災害からの壊滅的な打撃や住んでいる家が地震によって壊される悲劇について強いシンパシーを感じています。
Japan Trekに参加することは、私にとって大変すばらしい機会になると思います。8,000人を超える人が犠牲となった2015年ネパール地震からの復興に携わっている中、特に、2011年以降の震災復興から日本の方々がどのように立ち直ったのかを学びたいと考えています。アジア諸国にとって、インフラと成長の観点から、日本は見習うべきところが多いリーダー国です。私は、このトレックを通じて、日本的な復興のあり方や経済成長のモデルをを学び、ネパールの開発に活かしていきたいとと考えています。
Japan Trekに参加することを楽しみにしています。」
▼リターンについて
リターンについては、次の7点を予定しており、支援額に応じてお返しする予定です。詳細は、PCの方は画面右側のバナーを、スマートフォンの方は記事最下段のバナーをご参照ください。
①Japan Trek活動を随時配信する活動報告「Japan Trek2018」をお届け(ご支援者全員)
②Japan Trek報告書「ハーバード大学ケネディ行政大学院生が考える日本の未来」(ご支援者全員)
③写真集「ハーバード大学ケネディ行政大学院生が見た日本」(10,000円以上)
④Japan Trekのディスカッションテーマを提言(10,000円以上:Japan Trekの中でハーバード大学ケネディ行政大学院生がディスカッションを開く際のトピックスをお寄せいただくことができます。ハーバード大学ケネディ行政大学院生に考えるヒントを提示してみませんか?)
⑤Japan Trekの期間中に開催されるOB・OGとの懇親会にご招待1名様(30,000円以上)
⑥参加者に配布するパンフレットに氏名や会社名を記載(50,000円以上)
⑦各種ハーバード大学グッズ(30,000円:ハーバードTシャツ、50,000円:ハーバードTシャツ、パーカー、100,000円:ハーバードTシャツ、パーカー、スウェットパンツ、キャップ:サイズ応相談)
▼「Japan Trek」におけるディスカッションテーマの一例
テーマ①:アベノミクスがもたらすものは?
「人口が減ってもイノベーションによって成長できるのだという第一号の証拠になることを日本は目指しています。」これは、平成29年6月9日に開催された国際交流会議「アジアの夢」での安部内閣総理大臣のスピーチの一部です。第4次産業革命によってもたらされる「sciety5.0」はどのような社会なのか?IOT技術、女性、中小企業といった経済の活力をどのように活かすべきなのか?といった事柄をはじめ、政治経済を中心に日本の未来についてディスカッションします。
※引用元:YouTubeチャンネル「首相官邸」
テーマ②:東北をどう考えるか? ~震災からの復興を踏まえて~
2011年に発生した東日本大震災からの復興は、「集中復興期間」を経て「復興創生期間」にあります。復興庁が発行した「復興の現状と課題(平成29年7月版)」によれば、避難者は約47万人から約8万人まで減少し、介護サポート拠点や生活支援相談員などによる見守りにより、医療や心身のケア、孤立を防止する政策がすすめられ成果を上げています。福島に関しては、帰還困難区域を除くほとんどの地域で避難指示が解除され、商店の再開などの生活環境整備、事業再開の支援が行われています。「被災者支援」「住まいとまちの復興」「産業・生業の再生」「福島の復興・再生」「東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組」など、今後の復興には様々な取組が想定される中で、これまでの復興について現地で振り返るとともに今後の復興のあり方についてディスカッションするとともに、こういった危機的状況下において発揮されるリーダーシップについても学びます。
※前年の「Japan Trek」でのディスカッションの様子
テーマ③:日本の戦後復興が現代に示唆するものは?
第二次世界大戦後の72年間の日本経済は、敗戦からの復興、高度成長、安定成長、バブルそして長期の低迷といった経緯をたどり現在に至っています。日本は、戦後10年ほどで復興した後に、1973年までの高度経済成長期の間毎年10%近い経済成長を遂げ、敗戦国から「世界第二の経済大国」になりました。その後、オイルショック後の安定成長期(バブル期)には、高品質な製品を生産することで、国際経済において確固たる地位を築きました。その後、バブル経済は崩壊し20年以上に亘り経済の停滞期が続いてはきたものの、戦後の奇跡とも言える復興や成長の「Driver」は何だったのか、そこには大きな示唆や教訓が秘められていると考えています。
テーマ④:日本の技術や伝統文化を活かす道は?
2015年の日本の技術研究費は1,786億ドルで世界第3位、研究費の対GDP比は3.56%で第2位、技術貿易収支額は277億ドルの黒字で世界第2位であり、日本の技術はまだまだ国際競争力を保っているとみることもできます(総務省統計局「平成27年科学技術研究調査」)。しかし、以前ほど「日本の技術力は世界一だ」という実感はないのではないでしょうか。こういった中で、大企業製造業、建設業、中小企業への訪問を通じて、日本の技術力をハーバード大学ケネディ行政大学院生の目で見つめ直したいと考えています。
京都に訪問することで、ハーバード大学ケネディ行政大学院生に日本の魅力ある伝統文化に触れてもらい理解を深めてもらいたいと考えています。その上で、日本の伝統文化をいかに保存し、そして、観光資源化していくのかという点について、官民連携手法の具体的事例などを参考にその最適な手法を模索したいと考えています。
▼ご挨拶と代表者の横顔
はじめまして、Japan trek企画運営委員代表を務めております横井と申します。最後まで、私達のプロジェクトの説明文を読んでいただきましてありがとうございます。
この「Japan Trek」は2004年から始まり、一時期中断した後、東日本大震災を踏まえ、改めて日本の経験をハーバード行政大学院生にしってもらいたい、将来の日本をともに考えたいという思いから再開することとなりました。
ハーバード行政大学院には、さまざまな国や地域出身の学生が在学しています。私達は、日本の各地を訪問することを通して、政治経済を中心に歴史や文化などに触れる機会を提供することで、彼らの日本への理解を深めてもらいたいと考えています。その上で、日本が抱える課題、日本の国際社会における立場及び主張を共有し、日本の未来について、彼らと共に考え、新しいビジョンを描き出すことが、この「Japan Trek」の大きな目的です。
特に今回の参加者の中には、第二次世界大戦後の日本の復興の過程や日本の高い技術力から学び、出身国や地域の発展に活かしたいと考えている学生も多く存在しています。そのような熱い想いを持つ学生に、新たな学びの場を提供することもまた、私たちの活動の目的です。
このような取組を通じて、今後、ますます複雑性や不確実性が高まることが想定される国際社会の中で、各国政府・国際機関等に一人でも多くの親日派・知日派のリーダーを、すなわち、日本のよりよいパートナーを増やすことを目指しています。
私たちの「Japan Trek」について、ご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
横井博行:2005年より独立行政法人国際協力機構(JICA)勤務、アフリカ、東南アジアをはじめとした開発途上国における数多くの開発プロジェクトに従事したのち、ハーバード大学ケネディ行政大学院のMC/MPAコースを受験し合格、2017年より同大学院において国際開発を中心とした幅広いテーマについて研究中。一男一女の父、趣味はサッカー。
▼私たちがオーガナイザーです。
左から、尾崎公亮(Fellow)、高橋さやか(MC/MPA)、横井博行(MC/MPA)、福沢大輔(MPAID)、木村太郎(MPAID)
最新の活動報告
もっと見る2月20日に事前勉強会「Japanese Work Style Reform」を開催【ご支援者様限定公開】
2018/03/09 11:08こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
1月24日に事前勉強会「Local Government System」を開催【ご支援者様限定公開】
2018/02/23 02:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
お陰様で達成率が40%に達しました!さらなるご支援をお願いいたします!
2017/12/28 23:08こんにちは。 HKS Japan Trek2018企画運営委員です。 平素より、本プロジェクトにご支援とご協力をいただきましてありがとうござます。年末のお忙しい時期をいかがお過ごしでしょうか? ボストンはクリスマスも過ぎ、いよいよ年越しです。気温は-10℃前後を記録し始め外出するのも一苦労といったところですが、HKS Japan Trek2018企画運営委員一同、大過なく日々を過ごしております。 ※Harvard Kennedy School近辺もすっかり雪化粧し、寒さが本格的になってきました。 お陰様で本プロジェクトの達成率が40%に達しました、残り約60万円のさらなるご支援が必要な状況です。 現在は、先日も活動記録に掲載させていただきましたとおり、事前勉強会を開催し、訪問先との調整を進めているところです。調整が進みましたら、行程につきましても改めて活動報告などに掲載させていただきたいと考えております。 こちらのホームページを初めてご覧になった方々については、ぜひ内容をご確認いただきご支援のほどお願い申し上げます。 すでにご支援いただきました方におかれましては、重ねてのご依頼となり誠に恐縮ですが、Facebook、Twitter、メールなどで本プロジェクト(URL:https://camp-fire.jp/projects/view/53885)をお知り合いの方にお知らせいただけますでしょうか。 今後とも、定期的に情報を発信して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 HKS Japan Trek2018企画運営委員 一同 もっと見る
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