おかげさまで授業づくりに取り組んでおります。その中で、学習デザインの前段に学習目的の整理が必要でした。
現存する類似サービスでは、探究心に火を付けるとか、次代に有利なスキルを身に着けるとか、試験対策のサポートとか、が目的として存在します。どれも個人的にはしっくりきませんでした。
親として子どもに何を伝えたいか、という原点にかえることで、リビングスクールにおける学ぶ目的が明確になってきました。
「未解決の課題に対して、
人類の叡智を吟味した上で、
自分なりの解決策を提示できる」
これをリビングスクールの学ぶ目的とします。言い換えるならば、試験や就業のためではなく、成長と進化のためです。
考えてみたら人類はまだまだ課題山積なのに、そのアプローチは稚拙です。例えば、戦争ひとつとってもニュースは短絡的だし政策は解決の糸口すら見当たりません。
ひとえにそれは、解決に向けたアプローチの仕方がわからないからではないでしょうか。なぜなら私達は等しく、答えのある問題にだけ対応できるように訓練されてきたからです。正解のある試験勉強しか教育されていないから、未知の課題に対してどのように学びどのように改善していけばいいのか、その領域に対してただただ無防備なのです。
本来は、問題が起きたらその要因を検証します。可能な限り過去の叡智を結集して。その上で双方の立場から考えて改善につながるアイデアを創造する。この繰り返しをしていくことが、人生と社会をよくしていくステップです。この一連のリテラシーを身につけることが学びの目的です。
そうすればきっと、生きていくことが、社会と関わることが、もっともっと楽しくなるはずです。
そうした想いを改めての所信表明として、クラウドファンディング最終日に感謝を申し上げます。(昨日が最終日だと勘違いしてましたが、本日日曜日の23時59分が〆切だそうです)
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくおねがいします。