はじめましての方も、そうでない方も。 こんにちは。 ヨーヨーのパフォーマーのBLACKと言います。 今回は、 「世界中が注目する講演会『TED』に、ヨーヨー世界チャンピオンが挑戦!」 に興味を持っていただき、誠にありがとうございます。 プロジェクト概要にも書かせていただいたとおり、 この度、TEDという大舞台に出演させていただける運びとなりました。 僕は『ヨーヨーの世界チャンピオン』ではありますが、それ自体は、一般に言われる(オリンピック競技の金メダリスト等の)世界一と比べると、大したことのない物でした。 そんな僕がこのような貴重な機会をいただけるまでには、数え切れないほどの壁があり、実際のところ、世界チャンピオンとなった以降の方が、努力を要することは多かったです。 とは言え、必ずしも努力が報われるとは限らないのが世の常であることも十分承知しているつもりではありますが、一つの通過点として、このチャンスをいただけた事を、心から嬉しく思います。 先人のいない分野での挑戦ですので、自分の努力の方向は合っているのか、空回りしているのではないかなど、心配になり不安になる事も数え切れないほどありましたが、多くの皆さんの応援に支えられ、励まされ、歩み続けることが出来ました。本当にありがとうございます。 「『社会的評価の高い場所』で、『その場所に見合うだけの、エンターテインメント性の高いヨーヨーパフォーマンス』を披露することで、ヨーヨーの社会的価値を上げたい」 これが僕の思いです、と書かせていただきました。 しかしそれは一方で、そのような場所で『質の低いパフォーマンス』を披露してしまうと、「ヨーヨーの社会的評価・価値を下げる」事になりかねません。 これは、僕の思いとは真逆の結果であり、絶対に避けたいと思っています。 幸運にも昨年、シルク・ドゥ・ソレイユにて10年の出演経験を持つ、Philippe Aymard氏と知り合う機会がありました。今回のTED出演が決まった際、真っ先に協力をお願いしたのがこのPhilippe氏です。(振り付けの指導をお願いしています) Philippe氏のプロモーション映像 余談ですが、Philippe氏はシルクのショー『ドラリオン』出演されていた頃、僕がパフォーマーを目指すきっかけとなった憧れのジャグラーViktor Kee氏と共演されていたそうです。指導の合間にはViktor氏とのエピソードについて話していただく事もあり、不思議な縁を感じずにはいられませんでした。 それだけ大御所の方ですので、通常は1対1での指導などはされていないそうなのですが、上記のご縁を感じて下さったのか、特別にご指導いただける運びとなりました。 Philippe氏の振り付け指導、紺本氏製作のヨーヨー、深澤氏制作の楽曲。 その他にも、書ききれないほど多くの方々のお力添えのおかげで、演技の制作を進める事ができています。 正直なことを言えば、1回限りの本番で100%の実力を絶対に発揮できるかと言われると、不安がゼロと言ったらウソになります。 しかし、その不安を少しでもゼロに近づけられるよう、 100%の努力・準備を行っていく所存です。 身勝手なお願いであることは十分承知していますが、 何卒温かい応援の程お願いできれば幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします! Yo-Yo Performer BLACK