2022/02/18 18:00

今日は昨日予告した通りどんな風にテルミンにアプローチしていったのかを話します!!


昨日の記事はこちらから!!


僕が演じたテルミンは舞台プロデューサー!

脚本の中井さんから最初に受けた役の説明は


「芝居好きで男好きの熱い男」


それぞれに当て書き(役者の個性に合わせて役を描くこと)したと言ってたのですが

僕に対する当て書きは男好きなの!!??

と驚いたことを覚えてます(笑)

初めて作品を読んだ時のテルミンの印象は


「優しい」


でした。

背中を押してあげる優しさではなく、そっと支えるような、前進しようとする人たちに寄り添うような優しさを持った人。

間違ったことをしようとしてる人を否定するのではなく、気づかせてあげるような言葉を投げかけることのできる優しい人。


そんなテルミンが僕にはとても魅力的に見えました。


テルミンになるために1番最初にやったのは


IMG_7469.jpeg



金髪!!


なんか金髪にしないとテルミンになれない気がしたんですよね(笑)

LGBTの人を演じるのは初めてでした。

中井さん的には当て書きだったかもしれないですが、僕はどうしようかと不安でいっぱいです(笑)

コントやバラエティーに出てくる、いわゆるオネエと言われるような感じにしたくない。


1人の人間としてリアルに生きてる人として生きたい。


そう思ってテルミンのことを考えてました。


そこで思い出したのが「怒り」という映画に出演してた『妻夫木聡』さんと『綾野剛』さんです。

彼らもLGBTの人を演じていたのですが、それがとても自然で印象に残ってました。

誇張しなくても演じられる。

その方向を指し示してくれた映画でした。


ちなみに金髪にしたことに大きな意味はないです(笑)

ただ自分のままだと絶対に出来ないと思って金髪にしました。


この判断の良し悪しは今もわかりません。


結果的にどんなテルミンが生きていたかは是非「渋谷行進曲」をみて確認してください!



そしてこの「渋谷行進曲」を経て「朝陽が昇るまで待って」が作られるのですが

その過程でも沢山のことが起きます。

明日からはその過程のことを話していきたいと思います。