はじめに・ご挨拶
皆様、初めまして。NPO法人わらべうたベビーマッサージ研究会理事長の奥田朱美と申します。これまで、助産師として多くの赤ちゃん・ご家族と出会い、いのちの尊さ、喜びを共有してまいりました。
私は25年以上ベビーマッサージ教室を開いております。教室をオープンした当初、黙々とベビーマッサージをしている母親を見て「簡単で楽しく覚えやすく続けられる、そんなマッサージができないだろうか」と常々思っていた時に「わらべうた」に出会いました。そして、「わらべうた」と「ベビーマッサージ」をドッキングさせた「わらべうたベビーマッサージ」を作りました。
昔はわらべうたを歌い、語りかけ、赤ちゃんを育てていました。
「わらべうたベビーマッサージ」はこうした日本の伝統に基づきながら赤ちゃんの大好きなスキンシップや触れ合いを楽しむことができるものです。
世間では、いじめや非行、暴力、自殺などの問題が騒がれていますが、親子の絆が弱まり、愛情をもって子どもを育てるという家庭の力が失われつつあることが、その根底にあるのではと考えています。
赤ちゃんとのスキンシップ (赤ちゃんの目を見つめ、触れて、語りかける)を大切にする「わらべうたベビーマッサージ」は、赤ちゃんにたくさんの愛情を注ぎ、強い親子の絆を深めてもらえるきっかけになります。
この「わらべうたベビーマッサージ」と長年の助産師経験を生かし、新たに「マタニティ ・赤ちゃん・孫育て」講座を立ち上げました。生まれてくるすべてのいのちを大切に慈しみ、楽しい育児ができるよう応援しています。
このプロジェクトで実現したいこと
対面・オンライン「マタニティ ・赤ちゃん・孫育て」講座を通して、 孤立・虐待・マタニティブルー・産後うつ・育児困難感とならず、赤ちゃんがすくすくと成長されるよう 楽しい子育て、孫育てを応援したい!
【対面・オンライン 講座内容】
〈受講対象者〉
・初めての妊娠中のママ
・産後のママ・パパ・パートナー、祖父母
・赤ちゃんに接するご職業の方
・ご興味があるすべての方
◇骨盤・胎盤・臍帯模型を使用し、お産の進み方を説明
※必要物品(骨盤・胎盤・臍帯模型)
◇抱っこ・寝かせつけ・赤ちゃんとの遊び・育児についてのお話
◇沐浴・おむつ・衣類・沐浴用品説明と実施
※必要物品(沐浴用男女人形)
◇ 調乳の必要物品と方法・母乳のお話
◇ わらべうたベビーマッサージの紹介と実施
※必要物品(赤ちゃん人形)
◇子どもの事故・救急処置について
◇質疑応答
講座を開催するにあたり、上記の必要物品を揃える必要があります。
【初めての妊娠中のママさんへ】
最初の妊娠・出産は分からないことだらけで不安があるものです。出産への思いや感じ方もそれぞれ。「お産って、どんな風に進むの??」「陣痛がきたらすぐに生まれるものでしょ?」「医師や助産師さんが何とかしてくれるから何にもしなくていいよね?」「育児方法はインターネットや本で読んだから大丈夫かな?」などなど。自分の出産や育児について、他人任せの部分やぼんやりとしたイメージを持たれているといった印象を受けます。出産後、赤ちゃんのお世話が不安なくできることは、赤ちゃんとの愛着形成にとっても今後の育児が楽しくできるかどうかの重要なポイントとなるため、妊娠中からの親子の絆づくりが大切です。
まず、妊娠中から出産のイメージを付け、赤ちゃんのお世話を体験してみることが大切です。
受講することで出産と育児のイメージがつきます。まず、骨盤模型や胎盤・臍帯模型を使ってお産の進み方を実際の目でみることで、からだのしくみや赤ちゃんの様子が分かります。スムーズな出産へとなるための心の準備ができ、出産への不安が軽減されます。
また、助産師や医師任せの出産ではなく、主体的に出産に臨めるようになり、「赤ちゃんに会うために頑張れた」「生まれて来てくれてありがとう」 「前向きなお産ができて良かった」「忘れられない感動のお産だった」など、出産後の満足感に繋がっていきます。
そして、赤ちゃんのお世話ができるよう人形を用い赤ちゃんとの関わり方を学びます。妊娠中から、おむつ交換や衣類の着せ方、抱っこ、授乳方法など、産後すぐに必要な育児技術を習得しておくことはとても重要です。
妊娠中から赤ちゃんに意識を向け、満足できる出産、産後に育児を楽しめる準備をしていきましょう。
【産後のママ・パパ・パートナー、祖父母の方へ】
赤ちゃんとの生活がスタートし、ママは赤ちゃん中心の生活リズムになります。産後の休養が十分に取れない中でのお世話は、心身ともにつらいもの。そこで、周りのサポートが重要です。サポートしてくださる方が身近にいるほど、ママはしっかり休養できます。
そして、何よりも身近に相談できる相手がいることが大切。サポート役はご家族だけではありません。私たち助産師に困っていること、助けてほしいこと、疑問点など、ママやご家族から気軽に相談してください。そうすることで、孤立した子育て=孤育て を防ぐことができます。
講座では、実際に沐浴や赤ちゃんの衣類の着せ方、おむつ交換などを体験してもらいます。体験することで、「この方法が私には合っている」「こっちの方が楽にできる」「これも試してみよう」と基本からママに合ったいろいろな方法を知るきっかけとなり、孫・育児困難感が軽減されます。育児困難感が軽減されることで育児ストレスやブルー・うつへのリスクが減少します。さらに、子どものお世話がスムーズにでき、育児への自信を持つことで子どもとの愛着形成がスムーズになり、子どもへの虐待、産後うつなどによる自殺リスクが減少する効果が期待できます。
祖父母の方は、昔の子育てといまの子育ての違い、進化している育児グッズを知ることで、ママがしてほしい必要なサポートができるようになります。また、お孫さんと触れ合うことで、生きがいや活力、健康や若々しさを保つといった気持ち・身体の変化も起こります。お孫さんとのスキンシップで脳を活性化しましょう。
そして、赤ちゃんの安全なお部屋作りや環境を整えるためのポイントをお伝えします。前もって知って準備しておくことで事故やケガを防ぎ、お孫さんを預かる祖父母も預ける父母も安心できます。
【赤ちゃんに接するご職業・ご興味があるすべての方へ】
未来の保育士・助産師・看護師の方や、ご自身にお子さん、お孫さんがいらっしゃらない方、講座にご興味があるすべての方もこの講座で、よりリアルな赤ちゃんとの関わり方、お世話の方法を学ぶことができます。
実際の支援がスムーズに行えるようになり、ママやご家族の育児の悩みや喜びなどを共有し、理解できるようになります。子育てに悩む親御さんの心強いサポーターとなります。
上記受講者の方々が「マタニティ ・赤ちゃん・孫育て」講座を受講することのメリットは他にもたくさんあります。
赤ちゃんからシニアまで、長い期間を対象に女性の一生をサポートできる助産師にいつでも相談し、頼れる場所を作ることで、不安軽減やストレス発散に繋がります。不安や疑問に感じたことは、自分の中で未解決のままで放置せず、どんどん外に向けすぐに相談していきましょう。悩んだり落ち込んだりする時間が長くなるほど、どんどん気分が落ち込んで、育児が楽しめなくなります。
困ったときは、助産師に声をかけてください。
身近に助産師がいるという安心感や、同じように悩む親・祖父母世代が参加できる場があることで孤立せず、赤ちゃんのお世話や愛情を持って楽しく感じられるよう前向きな気持ちになると思います。
プロジェクトをやろうと思った理由
昔と違い、いまは核家族化が急激に加速しており、異なる世代が関わる機会が少なくなっています。また、近隣住民との交流も少なくなっており、子育て・孫育てに疑問を感じても、気軽に聞くところがない環境にある方が多くなってきています。
さらに、コロナ禍で公的機関のパパママ教室が無くなり、頼りの病院、産院、クリニック等の医療機関でも同様で、育児の知識や実践を学ぶ機会が奪われています。住環境や赤ちゃん教室の減少により、相談相手になってもらえるところや頼れる先がない状況にあるため、産後・育児ブルー、産後うつ、虐待、自殺が増加傾向にあります。
数年前に同町内で5ヶ月の赤ちゃんを親が虐待死させるというとても悲しい事件が起こりました。虐待によって尊い生命が奪われることなく、また孤立した子育て、孫育てにならないよう、すぐにSOSを発信できる場所が早急に必要であると考えています。定期的に支援の場を作ることによって、孤立や産後・育児ブルー、産後うつ、虐待等に移行しない楽しい子育て、孫育てとなるよう支援することが目的です。
対面はもちろんのこと、オンラインを通して一人でも多くの困っているママや祖父母の方々を助けたいという思いから、今回新しく講座を立ち上げました。
しかし、コロナ禍で対面での講座開催が難しく、資金調達が困難なため、皆様のお力をお借りしたくプロジェクトを立ち上げました。
これまでの活動
地域の保健センターや幼稚園、学校などでプレママ・パパ教室に加え、性教育を行い、2000年に出産ができる助産院を開業し子育て教室を始めました。その後、介護事業所では、シニア向けの脳活プログラムを実施してまいりました。
また、企業の子育て相談員をはじめ、産前産後のママの母乳・育児全般などの悩み相談をメールや電話、オンラインで受け付け、現在も子育てで悩むママ・ご家族へ解決の糸口となる相談支援を25年以上継続しています。
ある時「産後うつになり、ママが赤ちゃんを抱っこして電車に飛び込んだ」というニュースを知り、衝撃を受け心がとても痛みました。このことが契機となり、「子育てを楽しいものにしてほしい!」「いのちを大切にしてほしい!」「赤ちゃんとママを助けたい!」という想いから、NPO法人としてわらべうたベビーマッサージ研究会を立ち上げ、楽しい育児を全国・世界へ広める活動を始めました。
当法人は、全国の助産師や保育士、地域住民に対し保健医療や健全育成を推進、社会教育に寄与することを目的とした活動を行っています。また、日本の良き文化である「わらべうた」を世界へ発信するべく「オリジナルのわらべうた」を英語をはじめとした中国語、インドネシア語、ポルトガル語の外国語バージョンもつくり、世界のママ・ご家族にも目を向けています。
2011年3月11日に東日本大震災が起こった後、直接被災地へ足を運び震災で困っているママやご家族の方々へ「わらべうたベビーマッサージ」書籍の配布とわらべうたベビーマッサージ体験会のチャリティを開催し、今年で第11回目を迎えました。チャリティ時には募金を行い、地域・あしなが育英会・看護協会・助産師会などへ寄付させていただきました。寄付金総額は2021年3月現在で2,050,033円となりました。 震災や災害各地への思いが風化しないよう、コロナ禍の中オンライン開催として形を変え、チャリティを継続しています。
これからも親子・家族のスキンシップや絆づくりのツールとしてさまざまなイベントや講座・教室を対面・オンラインで開催し、楽しい子育てを応援し続けたいと思っております。
資金の使い道
講座開催にあたり、不足物品の購入と必要経費に充てさせていただきます。
【必要物品ほか】
沐浴ベビー男女2体セット 200,000円
骨盤模型 30,000円
胎盤と臍帯セット 30,000円
ベビーマッサージ人形(2体) 12,000円
プロジェクター 150,000円
資料作成 300部 50,000円
チラシ作成依頼 200,000円
ホームページ掲載料 100,000円
CAMPFIRE手数料
リターンについて
温かいご支援に心より感謝申し上げます。
ささやかではございますが、心ばかりの御礼の品を準備いたしました。
500円 御礼の手紙
1,000円 御礼の手紙
わらべうたベビーマッサージ体験会冊子1冊
3,000円 御礼の手紙
わらべうたベビーマッサージ体験会冊子または胎教ダイアリーのどちらか1冊
わらべうたベビーマッサージ研究会ロゴ缶バッジ1個
5,000円 御礼の手紙
わらべうたベビーマッサージCD1枚
10,000円 御礼の手紙
わらべうたベビーマッサージ改訂2版オリジナルわらべうたCD付書籍1冊
20,000円 御礼の手紙
わらべうたベビーマッサージDVD1枚
わらべうたベビーマッサージ改訂2版オリジナルわらべうたCD付書籍1冊
50,000円 御礼の手紙
わらべうたベビーマッサージ改訂2版オリジナルわらべうたCD付書籍1冊
いのちをありがとう~ぬくもりの胎教絵本~書籍1冊
わらべうたベビーマッサージDVD1枚
100,000円 御礼の手紙
「マタニティ・赤ちゃん・孫育て」講座招待券1枚
※(有効期限2022年12月31日)
わらべうたベビーマッサージ改訂2版オリジナルわらべうたCD付書籍1冊
わらべうたベビーマッサージDVD1枚
実施スケジュール
2月初めに資料作成
2月15日チラシ作成、宣伝広告開始
ホームページ・SNS(Facebook・Instagram・LINE・アメブロ)・メルマガなどで集客
3月24日 第1回講座開講、 その後、隔月講座定期開催
最後に
数あるプロジェクトの中から、当プロジェクトにお目をとめていただきありがとうございました。希薄化している人間関係や育児を楽しめる環境にない方々が、孤立した子育て、孫育てとならないよう、赤ちゃんやママたち、祖父母の方々が集う場が必要です。地域に密着した対面での支援や、オンラインでのサポートができる場を作って、尊いいのちを守り育てるという使命感を持ち、支援をしていきたいと思っております。赤ちゃんを中心とした子育てを社会全体でサポートしていけるよう、皆様のお力をお貸しください。
皆様、どうぞご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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