◆初めに
初めまして、就労支援型B型事業所の笑ん座と申します。
何をするところ?何の役割があるの?
就労支援型B型事業所とは、発達障害のほか、精神・知的・身体に障害のある方々が利用する施設です。
ダイバーシティを推進し、共生社会を目指して、主に3つの役割があります。
1.居場所として
社会の中で生きづらさを抱えている方々の、頼れる・信頼できる相談場所として、心休まる居場所として存在しています。
2.社会で生きていくために必要な知識・コミュニケーション力その他の能力向上
それぞれの個性に応じ、生活面(家事全般)での自立ができることから、働くための知識・コミュケーション能力の向上のために必要な訓練及び指導をします。
3.就労の機会の提供
事業所で行う作業(物造・調理・PC等)・施設外での作業(配達・清掃等)をしながら、就労に必要な知識や能力向上を支援し、社会復帰へのお手伝いをします。
◆問題点
制度上、今まで通所できる方しか支援することができず、いくつもの相談があるなか、アドバイスしか出来ずにいました。
コロナ禍のなか、令和3年4月より、法律改正があり、一定条件(能力向上がみられるプログラムの実施・評価等)のもとに、在宅での支援ができるようになりました。
いままで、おひとりだけで悩み、生きづらさを抱え葛藤している方々、そしてそのご家族様が安心できるように、誰にとっても、安心して過ごせる場所や自らの役割を感じられる機会があることが、生きていくため必要です。
初めは『外部の人間とコミュニケーション』をとり、『与えられた仕事=作業を日々積み重ねる』ことで、『少しづつ社会に復帰できる』と信じております。
◆解決したい社会問題
家に引きこもり、外部とのコミュケーションを断っていることで、うつ病等の「2次障害」になることが、社会問題になっています。
2次障害に適切に対応しなかった場合、家庭内暴力、自傷行為などの問題行動にもつながりかねません。
「問題になってからではなく、未然に防ぐことが大切です」
(引きこもりの背景には知的・発達・精神障害が潜んでいるケースが多く、必要な福祉が届いていません。引きこもりの長期化も問題となっています。)
「8050問題」
ひきこもりは青少年だけの問題だけでなく「8050問題」にもなっています。厚生省の2019年の調査では、15~39歳の合計54万人、40歳~64歳の合計61.3万人。推定では100万人~200万人と言われています。生計を親に頼らざるを得ず、社会とのコミュケーションがとれずに、親亡き後にどこにもSOSだせず孤独になることもあるのです。「引きこもり本人が、何らかの形で外部とのコミュケーションをとることが必要です。」
◆このプロジェクトの作業内容
社会とのつながりを回復させ、2次障害(不安障害・うつ病などの気分障害、睡眠障害、就労できない等)に陥らないようにするサポートをします。
・規則正しくリズムある生活を取り戻す
・業務を通じて社会の一員である認識
・「ひとりじゃない」ことを伝える
日々の具体的な業務スケジュール
① 朝の挨拶からのコミュニケーションをとり、当日のスケージュール管理・体調管理
② 業務=作業の指示
③ それぞれの個性にあわせ、PCによる、打ち込み業務(エクセル・入力業務)、物造業務(ミシン作業等)その他各人に応じた教材を作成或いは、外部から購入し提供します。
④ 業務の途中経過確認・質問等は随時
⑤ 業務終了確認・当日業務進捗チェック
⑥ 週ごとの進捗チェック・月次チェック
◆このプロジェクトで実現したいこと
一人でも多く、生きづらさ・将来への不安などを抱えている悩みを共有し、そのご家族の苦しみを、少しでも軽減させること。
コミュケーション&仕事を通じて、「ひとりで悩まないで」この世界で生き抜いていく術(すべ)を伝え、共に歩いていく。
その先にダイバーシティ・共生社会がみえてくると信じております。
◆目標金額
1,000,000円
実施スケジュールと資金の使い道
2022年1月中旬 HPのリニューアル
クラウドファンディング告知
2022年4月1日 クラウドファンディング 開始
2022年4月1日 クラウドファンディング用チラシ配布
2022年4月下旬から5月中旬 地元タウンニュースにてクラウドファンディング掲載予定
2022年6月19日 クラウドファンディング 終了
2022年6月19日以降 クラウドファンディング お礼状送付
2022年6月下旬 引きこもり等、在宅支援業務開始
◆資金使途
引きこもりの障がい者の在宅で作業できるように、PC・プリンター・スキャナー及び在宅支援用ミシン、タブレット、織り機、Zoom、モバイルWIFI、連絡用携帯、個人向けの各種教材等の購入費等に活用させて頂きます。その他、総支援額からCAMPFIRE 手数料として9%(税別)。
◆最後に
こんにちは、「NPO法人かまくら笑ん座」理事長の伊藤です。
NPO法人かまくら笑ん座とは、かまくらを中心に発達障害の子を持つ親達が立ち上げた団体です。 現在笑ん座カフェ・工房(物造・PC業務など)・encafe(喫茶・クリーニング)の3か所の事業所に、鎌倉だけでなく、横浜・藤沢・茅ヶ崎・葉山町から多くの利用者さんが通所しています。
私自身も発達障害の子供を持つ親のひとりで、子育てのなかで、はじめは悩みましたが子供たちのために出来ることをしようと、今も勉強中です。
私の子供も、小さい頃からいじめられ、登校拒否、引きこもり、自傷行為に近い状態のときもありました。また、本人だけでなく兄弟までも学校や近所の子供たちからのいじめを経験しました。しかし、そんな時期を乗り越えられたのは、決して一人だけの力ではありませんでした。地域・行政・学校、いろいろな方々に助けていただきました。そのご恩を返すためにも、「かまくら笑ん座」を介して、地域・行政・学校などにも協力いただき、共生社会を実現するため、また、一人でも多くの障害を持つ本人とご家族にそのことを伝えたい・共有したいとの思いこめてかまくら笑ん座を運営しています。
わたしたちが支援する障がい者の方や面談する親族の方と接するなかで『皆さんの笑顔をもっとみたい、みんなで幸せになりたい。』といつも考えています。
今回のこのプロジェクトは日ごろ、私たちが考えていること・思っていることを初めて皆さんへ応援という形で表現させていただきました。
是非とも、支援者のおひとりになって下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
リターン:心を込めたお礼を差し上げます。
「かまくら笑ん座は非営利法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。」
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