皆さん、お久しぶりです!
凡そ1週間ほど前に、全てのクラファンリターンの発送が終了したことを、改めて報告させていただきます。
もしまだ届いていないという方、または何か問題があった場合は、お手数おかけしますが僕の方まで直接メッセージを送っていただけると幸いです。
さて、楽曲の方はお楽しみいただけましたでしょうか?
何度も触れていますが、皆さんのお力を頂いて、一つ一つ自分が納得できる曲に仕上げることが出来ました。
本当に有難うございます!
僕に直接、またはSNSを通して嬉しい感想を言って下さる方もおり、クラファンという機会を通して創り上げられたこと、本当に良かったなぁとしみじみ感じております。
そして皆さんにより深く楽曲を楽しんでもらえるように、今回制作した10曲それぞれに込めた想いなどについて、以下に少し触れてみました。
スペイン語・英語も入り混じっており、曲を聴いただけでは理解し難い部分もあるかと思いますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです!
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1.音楽にのせて(La Ola de Música)
メキシコの地で、初めて日本人がいない環境で暮らしていた時、ふとこの歌のコーラス部分が降りてきました。
そのメロディーの純粋さに、当時感じていた不安や焦り気持ちをのせてみると、不思議と心は軽くなって一旦です。
この混沌とした時代だからこそ感じる少しネガティブな自分と、奥底にある純粋さを歌ってみたいと思い、この曲を創り上げました。
2.Another World Ends
コロナのロックダウンが始まった時、宿泊していたホステルに置かれていた村上春樹の『1Q84』に何故か心惹かれ、読み進めていました。高校生時分に一度読んだことがあったのですが、ページを捲るにつれて、当時とは全く違った景色が広がっていきました。
一見、ラブストーリーとも受け取れる物語ですが、僕が感動したのは、登場人物其々が自分のバックグラウンドと向き合う姿。
その世界観を、主人公の青豆の視点から描いた一曲です。
3.Canción de San Christóbal de las Casas (Canción del Saludo)
メキシコの”サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(以下、サンクリ)”という街の路上で歌い始めたばかりの頃、まずはスペイン語で簡単なオリジナルを歌いたいなと思い、創り上げた曲。
スペイン語が全く話せなかった当時、Google翻訳の助けを借りながら、めちゃくちゃ簡単な単語やフレーズと、耳馴染みの良いシンプルなメロディーを意識して創りました。
全体を構成していくに当たって参考にしたのは、懐かしいメロディーが心に響く、あるジブリの主題歌。
ほぼスペイン語にも関わらず、日本の方から多くの反響を頂けている一曲になります。
4.灯籠(La Linterna)
かつてメキシコから日本に向けてライブ配信をしていた時、偶々僕と同じく神戸が地元の方がいました。
その方に喜んでもらえるようにと、遠くメキシコから地元の夕日の浮かぶ海岸を思い浮かべながら、この曲を作り上げました。
また、そのライブ配信にてある視聴者の方から、アーティストの平井大さんの曲が僕の声には合うと言って頂けたことがりました。
僕自身も彼の曲が好きで、彼のように、アコースティックだけどキャッチーなメロディーがずっと離れないような曲を創りたいなと思い、それを形にしてみました。
5.Love Me More
氣づいた時には、この曲のメロディーはずっと頭の中にあって、アルバムを制作するタイミングでどうせなら仕上げてしまおうと思い、正に”行き当たりばったり”な過程で創り上げました。
そもそもは強い思い入れは無かったのですが、仕上がってみると、僕自身も大好きだし、多くの方からリピートして聴いて頂ける一曲になりました。
忙しい社会を生き抜いていく中で、時として見失ってしまう自己を見つめてもらいたいという想いを、この曲の優しいメロディーにのせてみました。
6.My Way
僕はキリスト教徒でなければ専門的に勉強した事もありませんが、スペイン語の聖書にて、”神の息吹”というフレーズを何度か目の当たりにしました。
流暢に喋れる訳ではないですが、日本語だけではなく、スペイン語と英語を用いて、現地の方々とも交流してきました。
そんな自分が知っている言語にのせて、それぞれの地域で邁進していく方々に向けて、烏滸がましいですが、僕のイメージする神の息吹に励ましの言葉をのせて創り上げた曲です。
7.UWA
メキシコで参加したある儀式の最中、インスピレーションを受けて作った歌。
タイトルにもあり、本曲のキーフレーズとなる”UWA”。
そこに込めたのは、驚きの感情や飲み込め無さ、それを受け入れられた時の快感、日本の古文書『フトマニ図』の中心に配された天地創造の”アウワ”、などの様々な意。
僕が感じた音も視界も触覚すらも何かもが一緒くたになったフラクタル世界、何より”愛”で繋がり合っている宇宙を描いた一曲です。
8.El Borrachito
メキシコで最初に暮らしていたサンクリでは、過去に日本人バスカーとして、現地の方から広く知られている方がいました。路上にて彼の歌をカバーして歌っていると、自然と人の輪が出来上がっていくのです。
僕も自分自身でそんな曲を創ってみようと思い、ラテンアメリカで広く親しまれているレゲトンのリズムに、メキシコで馴染み深い言葉やスラングを並べて、この曲を創り上げました。
タイトルの”El Borrachito”とはスペイン語で酔っ払いの意で、メキシコに馴染みのある方から面白がって貰えるような”とんち”を織り混ぜつつ、内に眠る美しさを思い出す過程を描いた一曲です。
フラフラと酒場や街の片隅を放浪した酔っぱらいは、最後に何を見出すのでしょうか。
ぜひ、楽しんで聴いてもらえたら嬉しいです。
9.ノーネーム(No Name)
社会を生き抜いていく中で、肩書きを欲するのは誰しもではないでしょうか。
僕もそんな一人で、だからこそ当初は”ストリートミュージシャン”やら”アーティスト”やらといった言葉で、自分の活動を形容していました。
でも、そんな外側の何かを追っている自分が、ふと虚しく感じたのです。
肩書きの奥底に眠る自分、名前よりももっと深くにある本当の自分をを追い求める姿を、この歌に込めてみました。
10.New Era
今回収録している曲の中で唯一、凡そ7年前の大学時分に創った1曲。
『混沌とした時代に届ける歌』というのを一つ今回のアルバムを通してのテーマとして持っていて、アルバムの最後には”New Era=新しい時代”という事に迷いはありませんでした。
世代、男女、人種、思想など、言葉によって生み出された垣根は多くあります。
その垣根を眺めれた新しい時代を見てみたいという想いを、この曲に込めて創り上げました。
最も長い歳月を経て形になった曲で、僕自身の思い入れも強いのですが、だからこそ、敢えて配信サイトには上げず、CD版にのみ収録させていただきました。
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CD版には上記全ての曲、配信サイトでは『New Era』を除く全ての曲を聴くことが出来ます。
以下にリンクを添付しておりますので、ぜひこちらからも聴いていただけると嬉しいです。
また、以下のリンク先の僕のnoteより、全曲の歌詞といくつかの楽曲の日本語訳をご覧いただけます。
(https://note.com/maeekenn/m/mfb60ca453637)
そして、既に『ノーネーム』のMVはYouTubeに視聴していただけますが、収録曲の内いくつかの楽曲のMVを制作中です。
アップされ次第、それらも報告させていただきますので、楽しみにお待ちくださいませ。
【Spotify】
https://open.spotify.com/album/7gLDqLUktwsOwIYyHHybPR
【YouTube Music】
https://music.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nMrDdjQ9K5vSn7VwuCaw6xshhidlYp6OY
【LINE Music】
https://music.line.me/webapp/album/mb0000000002808108
【Apple Music】
https://music.apple.com/mx/album/1632610010
【AWA Music】
https://s.awa.fm/album/7d58af8e941b5b90c641
【レコチョク】
https://recochoku.jp/album/A2002939300
【Amazon Music】
これからも動きがありましたら、随時こちらの活動報告にアップしていきたいと思います。
それでは!