陶芸作品がカルーゼル・デュ・ルーヴルに招待されました!
はじめまして、陶芸家の辻拓眞と申します。
さっそくですが、本題に入らせてください。
普段、僕は“磁器発祥の地”佐賀県有田町の『聡窯』で焼き物を制作しながら、父と共に全国の百貨店を中心に展示会を開催したり、公募展での受賞を重ねたりして活動しています。そんな中…
僕の作品が“Salon Art Shopping Paris 2023”招待して頂きました。前々からコッソリ狙っていた海外進出に加え、しかもあのフランスはパリ、 “ルーヴル美術館”の地下、カルーゼル・デュ・ルーヴルでの開催だというので、熟慮の末に出展の意思を固めました。
今回の“Salon Art Shopping Paris 2023”出展に際し、活動に共感し支援してくださる方に、「パトロン」になっていただき、どうか僕を作品と共にルーヴルへ連れて行ってください!
今までに制作した作品たち
まだ僕の焼き物を知らない皆様へ、作品の一部をご紹介したいと思います。
まずは代表作『塁‐toride-』シリーズ。
僕の作品に一貫するテーマは、“磁器”という素材の神々しさを表現することです。
磁器は陶器と違って“土”ではなく、“石”を原料としています。そのために焼くと光を透かし、底光りするような白さを放ちます。そこに人の手の届かない“神々しさ”を感じています。
『塁-toride-』シリーズは、細かく刻んだ最小の磁土片をレンガのように積み上げることで巨大な造形物を作ります。まるで人類が宗教の力で巨大な建造物を築いたような、祈りのようなエネルギーを表出しています。
そして、“ステンドグラス彩”の器。
ドイツのベルリンにある“カイザー・ヴィルヘルム記念教会”をご存じでしょうか?
聖堂に入ると、四方の壁一面を青いステンドグラスが覆っています。学生の時分、大げさでなくこの世のものとは思えない空間に見惚れたことを覚えています。ステンドグラスにそんな“魔力”を感じ、作品に取り入れようと試みました。
手のひらに収まるこのステンドグラス彩の器は、磁器特有の神々しさを携えつつも、宝飾品のような銀彩がキラキラ輝く美しさを持っています。
最後に“陶額”作品。
僕で四代目になる『聡窯』ですが、初代から取り組んでいるのが“陶額”作品です。
巨大な磁器製のタイルに風景を描き、額に入れて“絵画”とした陶額作品。“線刻”と呼んでいる技法で土を彫り、輪郭を描くことで表面に微妙な凹凸が生まれ、角度を変えて鑑賞することで複雑な光沢が生まれます。
陶額は絵画と違って“色褪せる”ことがありません。メンテナンスの必要がないことはもちろんのこと、大切な風景を絵として半永久的に保存できるという“裏テーマ”もあります。
一般的な有田焼からすると、型破りなように見える作品たちです。
しかし、有田で培ったからこそ保証される技術と伝承があります。その上で積み重ねた時間に裏打ちされ作品が存在していることで、我が子のような作品を自信をもって世に送り出すことができています。
パリ出展への気持ち
制作はこんな風にしています。
磁土片を積み上げつないでいく、緊張感のある作業です。
代々受け継いできた作業場で父と母、スタッフさん2名と5人で仕事をしています。
一緒に頑張ってくれるスタッフさんのためにも一人でも多くの方に作品を届けたいと思い、海外進出を決意しています。
Salon Art Shopping Parisについて
“Salon Art Shopping Paris 2023” には世界中の美術好き、コレクターやアート関係者、VIP顧客が2万人近く集まると言います。会場となるカルーゼル・デュ・ルーヴルは普段パリコレが行われるような場所です。
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▲Salon Art Shopping Paris 2021 October
■会期 2023年10月20日(金)ヴェルニサージュ・内覧会 21日(土)・22日(日)一般公開日予定
■場所 Carrousel du Louvre
99,rue Rivoli,75001 Paris
メトロ Palais Royal-Musee du Louvre(line 1)
■主催 GEM ART
Salon Art Shopping創設者兼ディレクター ミリアム・アンノネー・カスタネット
手前味噌ではありますが、市場にはない独創的な作品を展開しています。
芸術の本場パリ、ルーヴルから僕らの作品を広めるために、最高の作品を準備するつもりです!
リターンについて
僕のパリ出展を応援してくれる方に、お返しを準備しています。
小さなリターンでも丁寧に一つ一つ制作いたします。
▲3,000円支援してくださった方に準備した“紫陽花のピンズ”。市場に男性用のいい装飾品がないので、「せめてスーツを着るときくらいは何か身に着けたいな…」と思い、自作しました。これがなかなか重宝しています。
▲顔周りにいい光沢で高級感のあるものを置くと、普段の装いが高見えします。小ぶりなので主張しすぎず、プレゼントとしても喜ばれます。
▲30,000円支援していただいた方には、人気の“ステンドグラス彩”のカップをお送りします。
浅めで幅広のカップなので、飲み物を入れることはもちろんのこと、向付として料理を盛り付けることもできます。
▲300,000円支援してくださった方には、オリジナルの陶額作品を制作しお送りします!
思い入れのある風景や人物など、写真やお話をメールでお伺いして制作します。世の中に一枚しかない、色褪せない絵画です!
支援金の使い道
支援金の利用内訳はこのように計画しております。
出展費・海外輸送費 300,000
材料、製作費・国内送料 208,000
CAMPFIRE手数料 50,000
渡航・宿泊費 392,000
リターン諸経費 50,000
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計 1,000,000
実施スケジュール
カルーゼル・デュ・ルーヴルでの “Salon Art Shopping Paris 2023”は、2023年の10月20日~23日に開催される予定です。それまでには取り掛かっている出品作品、リターン品制作の様子をお届けしたいと思っています。
■現在 出展申し込み済み
出展作品制作および通常業務
■2022年3月~4月 リターン品制作
■2022年6月 リターン発送完了
■2023年6月上旬予定 作品情報提出
出展作品搬入
■2023年10月20日(金)~10月22日(日)予定 展覧会会期
渡航・滞在予定
■2024年2月~3月頃 作品返却および納品物返送
ご支援お待ちしてます!
この活動は、僕たちの活動を広く、さらには世界に知ってもらうための第一歩です。
そして大切な人たちを守っていくために働き続けようと思っています。
どうか一緒に、この世界戦を見守ってください。ご支援お待ちしています!
そして最後までこのページをご覧いただいた皆様、ありがとうございました!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額達成の場合のみ、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る制作する毎日(part1)
2022/03/04 19:07展示会がない日々は、窯の業務と制作の毎日なので、ほぼ変わりのない日々を送っています。そんな中、リターン品にもなっている“陶額作品”も制作しているのですが、その仕事の一部をご紹介します。こちらは来年決まっている、広島での展示会に向けた作品なのですが、土が柔らかい状態のときに、豚毛の筆を使って油絵のようにマチエールをつけています。そうすることで釉薬がかかった時に複雑な光沢が生まれ、宝石のようにキラキラと輝くんですね。こちらは波を描いているときの写真です。 もっと見る
本日よりついに開始します!
2022/02/28 20:43はじめまして!聡窯の辻拓眞です!今回、初めてクラウドファンディングに挑戦します!不安でいっぱいですが、より良い作品作りに邁進するのみなので今後もその制作の様子をご紹介していきます!どうぞよろしくお願いします! もっと見る
コメント
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