ご挨拶
弊社は2010年2月の創業以来、様々なメディアを駆使した情報提供・発信を行うことで、宮崎県北エリアの活性化に寄与することを目的に日々の事業活動を展開しています。
フリーペーパーの発行や、ポスター・パンフレット等各種印刷物の企画・デザイン・制作、WEB制作・運営管理、各種書籍制作(執筆含む)・出版・販売、企業・団体・イベント等の動画制作などに取り組んでいます。
このプロジェクトで実現したいこと
宮崎県延岡市内にある廃校遺産、特に平成14年度以降に廃校になった小・中学校(20校)の現状を中心に、戦後からの廃校の紹介を含めて、写真を中心に紹介する書籍を制作・発行したいと考えています。
文部科学省の統計によると、地方を中心に過疎化、高齢化及び少子化の急速な進展に伴い、平成14年度から平成29年度に発生した廃校の数は全国7,583校にのぼり、うち平成28年度(2016年度)には406校、平成29年度(2017年度)には358校が廃校しています。
延岡市内でも平成26年度に美々地小学校など7校が統廃合されるなど、相当数の学校が地域から消えています。
学校が無くなるまでの経緯には、地域それぞれの事情がありますが、その歴史をのぞくと周辺住民や卒業生の思いが垣間見えます。既に校舎が無くなった学校や、再利用されている学校もありますが、多くは当時の学び舎の姿をそのままとどめ、教室の壁や廊下、校庭等には、確かにここで多くの思い出を残した子どもたちがいた形跡が散見されます。
プロジェクトをやろうと思った理由
今回の書籍出版の主な理由は以下の通りです。
①学校は地域の活力源だった=誰もが子ども時代を過ごしてきた場所は学校。たくさんの子どもたちの思い出が、校舎や校庭のあちこちに残っています。
②廃校の理由は様々=過疎化・少子化・高齢化に伴う児童生徒の減少、基幹産業の衰退、自治体の合併・再編……。
③明治時代に創立され100年以上の長い歴史を持った学校が次々と消えている現状。現存する廃校もいつ取り壊されるか分からない。既に痕跡さえなくなった学校もある(須美江小学校、祝子川小中学校など)。
④文部科学省は廃校活用推進のため、平成22年度から「みんなの廃校プロジェクト」を推進中。今後、様々な用途で利活用が進む可能性が高まっている(企業誘致に活用されている北方小学校など)。
⑤廃校の歴史を紐解き紹介することは、地域の歴史を紐解き、後世に伝えることにつながる。
新型コロナウイルスの感染拡大により不要不急の外出や、里帰り等が制限され、帰省したくてもできない人はもとより、そこで学んだたくさんの卒業生に向けて、いつ取り壊されるともしれない〝学び舎の記憶〟を少しでも遺す手助けができればと考えております。それにより、ふるさと・延岡に対する思いを強くしていただき、Uターンの促進、ふるさと納税の推進等につながれば幸いです。
これまでの活動
弊社代表の馬場和久は、20年以上にわたって地元の夕刊紙記者として活動。弊社起業後は、延岡自慢のグルメを内外に発信する「延岡発祥チキン南蛮党」、〝アウトドア天国のべおか〟の達人たちを集めた「NPO法人ひむか感動体験ワールド」(愛称・ノベスタ)、地域の多様な資源を掘り起こすお宝発見イベント「ひむかのくに えんぱく」等の立ち上げに携わり、南蛮党代表やノベスタ理事、えんぱく実行委員を務めるなど地域活性化、観光振興に大きく貢献してきました。
近年は地元経済界の重鎮らの自叙伝出版や、民俗資料の出版等にも携わりながら、埋もれてしまいがちな地域の物的・人的財産、歴史を遺し、後世に伝える活動に注力しています。
資金の使い道
皆さまから寄せられた資金は書籍の制作費及び印刷費(A5判、フルカラー、120ページ程度、マット110K、1,000部)に充当するほか、返礼品の製作や購入費用、CAMPFIREへの手数料となります。
資金の内訳は、印刷費80万円、制作費50万円、広報費20万円。プロジェクトの掲載手数料+決済手数料 17%。
リターンについて
リターンとしては、制作する書籍や、今回の書籍制作に合わせて制作する特製Tシャツ、廃校地区の一つ・延岡市北方町上鹿川で限定生産している「メープルシロップ」、弊社が制作した書籍「絵葉書でたどる のべおか温故知新」、元チキン南蛮党代表の馬場和久(弊社代表)と行く「廃校や産業遺産を巡る延岡グルメの旅」(1泊2日)招待などを予定しています。
書籍の販売については、弊社が販売のために必要な書籍JANコードを取得済みです。
掲載予定の廃校は、上鹿川小学校 、下鹿川小学校、城小学校、美々地小学校、三椪小学校 、北方小学校 (以上北方町)、祝子川小中学校、瀬口小中学校、下赤小中学校、松葉小中学校(以上北川町)、北浦小学校宮野浦分校、三川内中学校(以上北浦町)、安井小学校、須美江小学校、浦城中学校(以上旧延岡市)の15校です。そのうち、既に校舎がない祝子川小中学校、須美江小学校は記事主体になります。
また、平成以前に廃校した宇和田小学校などについてもスペースは小さいですが、紹介予定です。
メープルシロップは、上鹿川のイタヤカエデ・モミジ類から採取した樹液を煮詰めて製品化していますが、製作本数が少なく高価なため主にふるさと納税の返礼品等に活用されており、一般には出回っていない貴重なものです。
・名称:上鹿川「MAPLE SYRUP」
・原材料名: イタヤカエデ・モミジ類の樹液
・内容量:70mm
・保存方法:常温保存(開封後の要冷蔵)
・添加物表示:なし
・アレルギー表示:なし
「廃校や産業遺産を巡る延岡グルメの旅」は、延岡市北方町内もしくは北川町内の廃校や産業遺産を巡るほか、市内で延岡グルメ(チキン南蛮、刺身等の新鮮な海産物料理、鶏刺し等)を堪能してもらいます。
実施スケジュール
▽資料収集・現地撮影及び取材=令和4年1月中旬〜2月末
▽クラウドファンディングスタート=2月
▽書籍制作=2月〜3月
▽印刷=3月末〜
▽出版=4月〜5月ごろ
最後に
大学が1校しかない延岡市の学生たちは、その大半が18歳になると市外、県外へと巣立っていきます。 私たちの子ども時代、学校は世界の中心でした。みんなで勉強したり、校庭などで遊んだり…、かけがえのないたくさんの思い出がそこには詰まっています。
しかし、平成14年以降、100年以上の歴史を刻んできた市内の小・中学校が20校も廃校になってしまったことで、たくさんの人たちの心の拠り所までが無くなっていくようで寂しさを隠せません。今後、校舎まで解体や跡地再利用などで無くなっていく可能性が高いことを考えると、そこで学んだたくさんの子どもたちの記憶を、写真という形で遺し、みなさんに伝えることは意義のあることだと考えています。
それぞれの学校の卒業生はもとより、延岡に何らかの縁があるたくひんの人たち、全国の廃校・廃墟マニアの人たちにもぜひご支援していただき、延岡の一つの歴史を物語る書籍として手に取り、読んでいただきたいと切に願っています。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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