まず初めに、このたび能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。

　また、被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。

　皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

　本当に、大変なお正月になりました。

　2024年1月1日、自分は富山市知人宅にて被災し、ニュースには見慣れた地域の映像そして『津波警報』の文字が。言葉にならず、呆然としておりましたが、とっさに実家にいる父や兄夫婦に連絡を取ると、近くの小学校に避難したとのことで皆無事でした。

　しかし、翌日実家に戻り新湊の街を見ると被害の大きさを目の当たりにしました。

　地面が隆起し、家が傾き、ブロック塀が倒れ、お祭りの際にお参りするお宮さんの鳥居が壊れるなど、今までの日常が一瞬にして奪われたことが容易にわかりました。能登地方はもっともっと大変だということは承知ですが、ここ新湊も被災地なんだなと、震災から約2週間以上経ちますが感じています。

そして、店舗予定の物件も入口や建物内は特に被害は大きくなかったものの、自慢の土蔵部分の土壁が大きく崩れており、改めて揺れの大きさを実感したとともに、やるせなさでしばらくその場から動くことができませんでした。

　幸いにも工事前でけが人等はでなかったですが、ようやく少しずつ前を向いて進み始めた中での今回の地震被害。本当に悲しさというか悔しさというかどこにぶつけていいかわからない思いがこみ上げてきました。実家も被災し、余震も続く中でこれからどうなるのかと不安も多くしばらくは考えるのも億劫になっていました。

　石川県を初め北陸地方の被災地は、少しずつ前を向きはじめていますが、完全な復興にはまだまだ時間はかかると思われます。世の中は、当たり前の日常を取り戻す為に動きはじめ、被害の少ない地域では経済活動も今まで通りとなってきています。

　被災地域では、まだまだ不安が続くとはおもいますが、自分も含め1人で悩まず不安なときこそ声を上げ仲間や地域の方と共に少しずつ前に進んでいければと思います。

　自分自身もオープンに向けて諦めてはいません！！震災後すぐに駆けつけてくれた仲間や声をかけてくれた方など改めてやっぱりこの地域の温かさを感じました。嬉しかった。

　地域の若者の1人として自分も復興や今地域にできることを考え、また日常を取り戻し皆さんの憩いの場を創れるように、一歩一歩前向きに取り組んで参ります。引き続き、皆様よろしくお願い致します。

新湊魅力創出プロジェクトチーム

代表　五十嵐　友輔