はじめに・ご挨拶
はじめまして。
今回プロジェクトを発足致しました濱田志弥と申します。
私は、京都にある4年制看護大学で看護師免許・保健師免許・第一種衛生管理者・養護教諭二種免許を取得し、卒業後京都市内にある某総合病院のICUで勤めておりました。
現在は、医療の現場から離れ看護職はしておりませんが、新型コロナウィルスが猛威を奮う今の状況で、1人の看護師として何か自分に出来ることをしたいと考えておりました。
このプロジェクトで実現したいこと
今回このプロジェクトで私が実現したい事は、新型コロナウィルスの影響により逼迫した医療現場の状況を少しでも良い方向へ向かわせるきっかけを作りたいと考えています。

新型コロナウィルスの感染拡大につき、日本の看護師不足による医療機関の逼迫状況が問題となってきました。
上の画像は、日本看護協会による「新型コロナウイルス感染症対応における 看護提供体制の現状と今後必要な取り組み」より引用。
現在日本では、看護師免許は所有しているが、現場から離職状態にある64歳以下の潜在看護師が71万人居ると言われています。(平成22年末推計:厚生労働科学研究より)
この数字は実に看護師免許保有者の3分の1となっております。
離職には様々な理由がありますが、復職をしない・できない理由としましては、「夜勤ができない」(42%)が最も多く「職場の受け入れ環境が不安」(38%)「現在の医療技術に着いていけない」(30%)など様々な理由が上がっています。
※大阪労働局による、「潜在看護師に係る意識調査」より引用させていただいております。この調査は、大阪労働局が大阪府ナースセンターなどと連携し、潜在看護師3,562人を対象に2019年11月に行ったもので、有効回答数は323人。
上記のように、潜在看護師71万人の方の復職できない理由・しない理由は、ほとんどが働き方や、再就職の際の受け入れ体制についての不安によるものだと言えます。
私自身、看護師免許を取得するために大学に4年間通い、毎日一生懸命に医学・看護を学びました。
学習、記録の為に毎日睡眠時間を1.2時間程度しか確保できない実習が何ヶ月間もあり、国家試験の前には毎日20時間近く勉強をしていました。(※あくまで私個人の経験です)
そんな学生生活を終え、やっとの思いで夢を叶えICUのナースとなりましたが、働き辛い職場の環境などの理由により医療の現場を離れてしまいました。
ただ、私は医療・看護職から離れたくて医療現場を退いた訳ではありません。あれだけ苦労・努力を重ねて取得した看護師免許です。看護職としての熱が冷めることはありませんでした。
離職後数年経ちますが、この新型コロナウィルスが猛威を奮う現在の状況で、何か自分に出来ることは無いか考える日々。
新型コロナウィルスの感染が拡大していく中、看護師の私に毎日のように、人材紹介業の方からメッセージが届きます。
「京都市〇区の正看護師さん急募!30代の方限定で高額求人入荷!今すぐお問い合わせを!」
「賞与4.3ヶ月/公務員級待遇の非公開求人が募集中です」
そこで私が感じたのは、
中学・高校生の時、高い志を持って看護科を選んだ我々看護職が再就職や転職に求めていることは「給料が高い」という事だけでは無いということです。
上記のようなアプローチでは、「再就職」というきっかけを作るのは難しいと考えています。
ここで、看護職の経験のある私が出来ることは何なのか。実現すべきことは何なのか。
大きく分けて以下の3つの事を実現したいと思っています。
①看護師に紹介する医療機関の看護部長、師長、との密な連携を常に行うことで、医療機関内部の情報収集をきちんと行う。
②全国の看護師約230万人全員のコミュニティを作る。
③コミュニティへの参加に際し、カード式の証明を発行する。
以上3つがどのような事を意味するのか。
①は、再就職や転職の際、看護職として働いた経験無い人材紹介会社の営業の方が、病院・病棟の情報として教えてくださるのが、
・入院患者の年齢層やADL
・平均在院日数
・オペ件数、入退院の件数
・職員の年齢層や男女比
・残業時間、夜勤の頻度
など、数字として出てきているものばかりです。確かに上記のような数字でどのような病棟なのか分かることも多いです。
ですが、実際再就職や転職を考えている方が知りたいのはその様な情報だけでは無いと思います。
これは私の経験ですが、日勤で8:45から就業であるのに、忙しい病棟であるために7:30頃には出勤しカルテを開いて情報を取っていました。夜勤の日は、16:45から就業時間にも関わらず、暗黙のルールで15:00には病棟に居なければなりませんでした。勿論残業では無いため残業代もつきません。
このように、数字からだけでは分からないことが他にも沢山あります。
こういった情報をしっかりと得て、再就職や転職を考えている方へ伝えることで、より医療機関側も看護職の働き方を考えていただける。そういった環境作りが、そもそも潜在看護師を生まない状況を作り出すと考えています。
また、再就職・転職した方が、「情報通り働きやすい病院だ」と感じていただけることで、更なる離職を防ぐことが出来ると考えています。
②全国230万人の看護師のコミュニティの発足についてですが、今回の新型コロナウィルス感染拡大が起こる中で、なぜ医療崩壊が起こりつつあるのか、看護師がこれ程までに足りていないのか、という観点で考えます。
一番大きな原因は、国が全国全ての看護師を把握しきれていないことです。
例え免許を所持している方の名前や住所がわかっても連絡先がわからない。そのため、国からはアクションを起こせず、潜在看護師へ助けを求めることもできない。
就業している看護職154万人に対して潜在看護師は71万人もいるのに、看護師が足りないとメディアを通じて伝えることしかできない現状です。
71万人の内、何人が同じことを考えているかは分かりません。ですが、高い志を持って看護職を目指した我々看護師は、「何か人の役に立ちたい」「1人でも多くの人を救いたい」そう考えていると思っています。
でも、実際我々に届く連絡は、過去に登録したことのある人材紹介業からの高給与条件の就業が出ましたというメッセージのみです。
だからこそ、この全国230万人の看護師のコミュニティは絶対に必要だと考えています。
本当に必要な時に、全看護師の力を集結できる。そんな集団が必ず必要です!
③コミュニティ参加のカード式証明証の発行について。
これについては、現在看護師の免許というのは賞状のような大きな紙媒体のみとなっております。持ち歩きをすることも難しく大変不便であると言われています。
事故や災害が起こった際に、近くにいたとしても自分は看護師であると明らかに出来るものが無いためすぐに対応しづらい状況でもあります。
何年か前に看護協会が、免許をカード式に変えることについてのアンケートが実施されましたが、カード式に未だに変わってはおりません。
そこで、看護師のコミュニティが出来上がることで、そのコミュニティに参加しているという証明として、カード式の証明を発行したいと思っています。
そうすることで、看護師免許の代わりになるものではありませんが、自分は看護師であると間接的に証明する事ができます。
その証明も公的に認められる許可を取れればと考えています。
これからの活動
①プロジェクトの拡散
まずは少しでも看護師のコミュニティを広げることが、このプロジェクトの第一歩だと考えています。SNSを使用してのプロジェクトの拡散、コミュニティへの参加を募ります。
②拠点の確保
滋賀県発のプロジェクトとなるため、第一拠点は滋賀県となりますが、少しずつ全国へコミュニティの拠点を置いていければと考えています。
③医療機関との連携
医療機関内部の情報収集、状況確認、コミュニティへの参加の拡散も兼ね各医療機関の看護部長・看護師長などとの連携を行います。
ただ、こちらは企業として成立してからで無いと難しいと考えています。
まずは、上記のことから始めていきたいと考えています。
コミュニティ発足後は、コミュニティ内でのやり取りや、再就職が不安な方への勉強会、スキルアップを目指すセミナーなど、そういった環境作りも考えて行きたいと思っています。
スケジュールについて
2022年4月 クラウドファンディング終了
2022年6月 事務所契約
2022年6月 法人登記
2022年6月 HP開設
2022年6月 コミュニティ発足
順次 コミュニティの拡大、医療介護機関訪問、人材紹介
資金の使い道
HP作成 …約100万円
人材派遣業の資産要件…2,000万円以上
オフィス要件
1.風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和23年法律第122号)で規制する風俗営業や性風俗特殊営業等が密集するなど事業の運営に好ましくない位置にないこと。
2.事業に使用し得る面積がおおむね20㎡以上あること。
(厚生労働省の規定より)
概算合計…450万円
前家賃…50万円
仲介手数料…50万円
敷金・保証金(6ヶ月)…300万円
礼金(1ヶ月)…50万円
派遣元責任者講習…1人につき9,000円
インターネットを使用したプロジェクトの広報費用 (記事広告)… 100万円/2万PV
各看護協会、医療機関、その他施設への営業費用…300万円以上
コミュニティ参加の証明証の発行
…1枚あたり1,000円~1,500円
CAMPFIREへの手数料
手数料12% 決済手数料5%
最後に
私がこのプロジェクトを始めるに当たって、最終的なゴールは日本の明るい未来です!
今まで実現することのなかった本当の意味でアクティブな、日本最大の看護師のコミュニティを創ること。潜在看護師を最小限まで無くすこと。これは、将来の日本の未来を変えると言っても過言では無いと思っています。
そして、このプロジェクトの成功は私一人では絶対に有り得ません。皆様の応援が必要不可欠です。
どうか皆様の手をお貸しください。
もしこの記事を読んだ方の中に、私がと同じ看護師の方がおられ、 このプロジェクトに賛同していただけるのであれば、プロジェクトの成功の為に力を貸してください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。




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