「病気になってから初めて対応するという日本の医療の仕組みを変えていく」コミュニティナースが、この春から看護学生が学ぶテキストに登場コミュニティナースの育成・普及事業を展開するCommunity Nurse Company 株式会社(以下CNC)は、医学系出版社の最大手として知られる医学書院からこの春に出版されたテキスト「地域・在宅看護の実践 第6版」に、コミュニティナースが看護実践の一つの形として登場することをお知らせするプレスリリースを発信しました。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000053430.html概要と背景「人とつながり、まちを元気にする」をコンセプトに、2017年より全国各地で展開されてきたコミュニティナーシングの実践家たちの多様な活動事例を題材に、CNCの矢田明子が同テキストの第5章「地域共生社会における多職種連携・多職種チームでの協働」の執筆を担当しました。この4月より、本書を用いて全国の看護学生がコミュニティナースを学んでいくことになります。同テキスト全体の編集に携わり、第5章を矢田と共同執筆した聖路加国際大学看護学研究科教授の山田雅子氏は、コミュニティナースが看護教育に取り入れられる意義について、3月の記念イベントでこう語っています『(近代看護の祖と呼ばれる)ナイチンゲールが言うように、”看護する”ことは本来、看護師だけが行う行為ではありません。母が子どもに乳をあげることを“nursing”というように、看護師ではない一般の人たちが暮らしの中で行っている「人を世話する」行為はたくさんあります。今の日本社会では、看護師でなくても看護をする、という原点に立ち戻ることが必要でしょう。そうなれば、病院の数も一人あたりの医療費も、もっと少なくてすむ未来がやってくるかもしれません。』参考)地域・在宅看護論[2]地域・在宅看護の実践 第6版 https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/109024この歩みを日本全国の若者、大学関係者、そして地域住民のみなさまと一緒に進めていきたく、ひきつづき応援をよろしくお願いします。
地域医療 の付いた活動報告
応援メッセージご紹介 vol.07コミュニティドクターの近藤敬太さんから応援メッセージをいただきました!開拓者精神溢れる総合診療医の育成で日本一と言われる藤田医科大学で医師をしながら、豊田を中心として複数の施設での診療を行い、さらに地域活動にも参加する近藤さんのキャリアは、次の世代のロールモデルになっていくと信じています。写真右奥が、コミュニティナース講座で朝市に来ていたお客さんと交流する近藤さんです藤田医科大学/豊田地域医療センター 近藤敬太さん「いつかは義務教育でも、コミュニティナースを!笑」自分が医師をしてきていつも思うこと、それは人を健康で幸せにするってとっても難しい、ということです!医師の仕事は病気を治すこと、でも、本当は医師も病気ではなくて患者さんを、その人そのものを健康に、元気に、幸せにしたいんです!!そのために必要なのは薬でも無く、アーティストのような特別な能力だけではないし、日常にありふれた“おせっかい”なんだなとコミュニティナースに出会って気付くことが出来ました。おせっかいをしてもらって幸せになる、逆におせっかいをする側も幸せになる、そんなおせっかいが溢れる世界が高校生まで浸透すると、きっと日本はもっと健康で幸せになっていく、そう信じています!!--------------------------------------------「看護学生の未来を切り拓くWEBメディア・看たまノート」のインタビュー記事豊田市のコミュニティドクター・近藤敬太さんにインタビュー!~白衣の脱ぎ方教えます~https://kangotamago.com/2021/01/23/community-doctor/--------------------------------------------誰もが誰かの心と身体の元気を応援する身近な人を元気に!誰もができることがあります!コロナ禍でわかった繋がりの重要性。職業や資格ではなく、暮らしの中で誰もができるケアの「あり方」、それがコミュニティナースです。多様なライフスタイルと地域社会に寄り添う身近な ”おせっかい役”。本プロジェクトでは、日本全国の若者にその勇気と行動のきっかけをわたすハンドブックと研究拠点を一緒につくる仲間になってくれませんか?ネクストゴールの500万円を目指しています!引き続き、シェアやリツイート、お近くの方へのご紹介で応援いただけると嬉しいです!