自然のままの色を追求したい
仕上げは、有機栽培の亜麻仁油とオレンジオイルのミックスで、クリアです。
すべて本来の木の色で表現しています。
あるお客様から、ヒノキを赤く染めて作って欲しいという問い合わせを頂きました。
大変申し訳無いのですが、おことわりしました。
木に着色して作品にされる作家さんもたくさんいらっしゃいます。
日本の場合、ヒノキなど淡色の木が多いので、着色をして仕上げるほうが、主流なのかもしれません。木目を引き立たせるために、あえて色を付けるということもありえます。
しかし、私の場合、「木の本来の美しさ」にまさるものはないと思っています。
顔料や染料に頼るのではなく、自然のままの木の美しさを最大限に活かせる技術を、身につけたいと持っています。
木を殺すのではなく、木を生かしたいという想いです。
まだまだ未熟で、恥ずかしい限りですが、これからも着色はいたしません。
赤でも、白でもピンクでも、当社の製品はすべて、自然のままの色だけで表現しています。
くまねこ工房