今回トップの表紙に使った
写真の軍鶏は
死にました
千葉の闘鶏場から念願叶い連れ帰ったのに
生かすことができなかった
彼の鶏生はただただ辛かっただけだと思う
千葉県の闘鶏場の事を聞き ずっと気になっていた
自分で見ないと気が済まない性格
沖縄の軍鶏達を残し行くのはどうかと思ったけど
県外の現状も知りたく
飛行機に乗った
(闘鶏場に入れた経緯等は
掲載省きます)
闘鶏場たどり着き
軍鶏達を見せてもらった
酷い状態だった
ほとんどの軍鶏はダニにまみれ
目がない軍鶏
くちばしを切られた軍鶏
壊れかけの小屋にいる軍鶏
すでに力尽きている軍鶏
白骨化している軍鶏。。
世話は週1回程度だと話していた
水が無いところも多く
急いで水を配った
もらってると思われる餌の袋は 土の上に口が空いたまま転がっていた
60羽ほどいただろうか
全盛期は200羽近くいたらしい
1羽1羽見せてもらい
特に酷い軍鶏を購入したいと思い交渉に入った
決められないくらい沢山いたが 中でも一際気になった
くちばしが腐り
片目がつぶれてる軍鶏
この軍鶏を売ってほしいと交渉したが
くちばしを切りすぎてしまったからダメだと
断られた
(くちばしは大工道具のサンダーで切っていた
人間でいえば
指の第一関節まで
麻酔無しで切り落とされるのと一緒
その作業は小屋の前で行われ 悲鳴を他の軍鶏はいつも聞いている)
第二候補の片目の受け軍鶏も 強いからダメだ、まだ使うと
結局おじさんがすすめる
3回勝ったけど
もう頭がやられてダメだから練習にしか使えないという 壊れた小屋に入っていたいかにも 要らない軍鶏を売ってもらうことができた
脳障害が起きている軍鶏だった
私はここに通いたいと思い ごねるのをやめて 言う通りにその軍鶏を購入した
それから数回通い
また他の軍鶏も買ったが
くちばしの腐った軍鶏は
売ってもらうことができず
それから1年くらい過ぎた
毎日1日も忘れることができなかった千葉の闘鶏場
日本の動物愛護法など
何も機能していない
どんなことをされていようとも 飼い主の所有物の権利の壁は越えられないことを身にしみる1年となった
それでもしつこく警察にお願いして
何とか協力を得られ
やっと家宅捜索に入ることができた
そして 1番先にあのくちばしが腐った軍鶏を探した
ちょうど正月に行われた闘鶏の後で みんな酷く傷ついていた
そして あの軍鶏を見つけた
つぶれていた片目を狙われたんだろう
眼球すらなくなり 深い穴が開き 顔面は腫れ上がり
何だか恐ろしいピエロのような顔になっていた
それでも生きていてくれて
嬉しかった
そして 沖縄に連れ帰ることができたが 来て間もなく死なせてしまった
それが 今回のプロジェクトの写真モデルの
マーム
今でも悔やんでいる
そしてほとんどの軍鶏を回収したが
前と変わらず
おじさんは孵化をさせ
増やしている
これが現実
動物愛護法ってなんだろう
正当な闘鶏などありません
近所の人はずっと知っているけど見て見ぬふり
なんかヤクザも絡んでて
怖いし関わりたくないのが本音です
ほんとのところ 実態もよくわからないしというところ
どうか、知ってください
そして
あなたの勇気が必要です
ご支援ありがとうございます