ご挨拶
初めまして。スキーモ選手の島 徳太郎です。
長野県中野市在住の22歳で、2026年ミラノコルティナで新たに採用されたスキーモ(Skimo:Skimountaineering)種目でメダル獲得を目指しています。
茨城県出身で幼少期から野山や自然と触れ合いながら育ちました。学生時代は異なるスポーツに取り組んでいましたが、並行してトレイルランニングにも熱を注ぎました。馴染んだ自然をもっと深く知り、もっといろいろな姿の山を観たいという思いで高校卒業と同時に妙高市にある国際自然環境アウトドア専門学校に入学しました。
在校中に登山ガイドについて山への理解を深めると同時に、トレイルランニングの冬のトレーニングでスキーモを始めました。雪山の美しさ。どこへでも歩いて行けて、下りは爽快に滑れる。山を丸ごと遊びつくせる。今まで体験したことのないスキーモに魅了されていました。学校卒業までにスキーモのレースで結果が定着し、ミラノコルティナで種目に正式に決まったことから、卒業後もスキーモ選手としてミラノコルティナでメダル獲得する事を夢に突き進んでます。
現在はアルプスで山小屋や、スキー場の宿で働きながら、目標に向かって日々トレーニングをしています。
プロジェクトの目的
今回このプロジェクトを立ち上げたのは2026ミラノコルティナでメダル獲得のために、イタリアのヴァル・マルテッロで3月18~20日 に開催されるワールカップに出場するためです。
今回のレースは人生初の世界戦になります。昨シーズンは世界選手権への派遣が決定していましたが、新型ウイルス感染拡大の影響で海外派遣が中止になりました。また2026年ミラノコルティナでのメダル獲得をするための計画の中で、現時点でどこまで世界に通用するか挑戦し、自身の実力を知るために今シーズン、イタリアのヴァル・マルテッロで開催されるワールドカップに出場したいと考えています。
しかし、諸事情により遠征費用が急遽全額負担になり、また私には競技を金銭面で支援してくださるスポンサーがないため遠征することが難しい状況です。
Skimo(スキーモ)とは
2026年ミラノコルティナに正式に種目化された山岳スキー競技(skimountaineering)、通称SKIMO(スキーモ)と言います。
まだマイナーな競技で日本では競技人口100人程ですが欧州ではワールドカップや世界選手権が行われており長い歴史のある競技です。欧州発祥のスキー競技でバックカントリーエリアやサイドカントリー、ゲレンデを用いて行われます。
コースはスキー板にシールと呼ばれる滑り止めを板の裏に貼り付けて登るセクション。急登では板を外して担ぎ、スキーブーツで担ぎ登るセクション。シールを取りスキーで滑走するセクション、これらを幾度か繰り返し、登ったり滑ったりして決められたコースの最速タイムを競います。
競技は主に3種類あり、登りのみのバーティカル、登りと滑走を繰り返すインディビジュアル、登りと滑走が1km前後で、5〜10分以内で終わるスプリントがあります。
シールを外したり、外した板を背中のザックに装着したりする時間(トランジット)もレースの醍醐味なのでトランジットをいかに早く綺麗にできるかもレースの見どころです。
日本での動きも変化があり、多方面からの競技者の移行により競技人口が増え、日本山岳スポーツクライミング協会(JMSCA)の協力のもと、2021〜2022シーズンより国内強化合宿が組まれるなど、日本でも競技をさらに強化していく動きが広がっています。
SKIMOは自然を舞台にした競技です。大きな括りで捉えればバックカントリースキーです。その中でもSKIMOに特化したギアが開発されていて、ブーツ片足500g少しと軽量なのが特徴の一つです。大会規定により重さ制限はありますが、登りに特化した軽量スキーこそがSKIMOです。
これまでの戦績/取り組み
私は茨城県出身ということもあり高校生までスキーは経験したことがありませんでした。スキー歴も今年で5シーズン目で他の選手と比べても決して長くありません。それでも人一倍スキーに乗ることを心がけ経験を積み、より板に慣れることを心がけました。山で長時間トレーニングするうちにロングルートやオートルートに興味を持ち始め、村から村へ移動したり、複数の山を超えたりと個人でも取り組みを始めました。昨シーズンは何か自分の記録を残したいと思い、黒部横断最速記録11時間19分(日向山ゲート~針ノ木峠~ザラ峠~立山駅 38km)に挑戦しました。記録は8時間22分と好タイムで更新することができました。様々なことに取り組んだ結果、昨シーズンはシーズン目標であった全日本選手権で優勝することができました。
(戦績)
2018 全日本選手権ジュニアカテゴリ 優勝
2019 佐久パラダMILLET CUP 準優勝
2020 山形赤倉温泉山岳スキーレース 優勝
2021 全日本選手権 優勝
宇奈月温泉UNA-JYO CUP 優勝
黒部横断最速記録樹立 8時間22分
2020佐久パラダMILLET CUP 優勝
世界選手権で勝つためには、日本のトップ選手相手にも圧倒的な大差で勝てる力がないと難しいのが現状です。今シーズンはストライドアップと足の回転数の増加、それに繋がる板の操作の根本的な見直しをしています。お世話になっているスキー場の宿で働きながら、時間を見つけすぐ横のゲレンデと山でトレーニングに励んでいます。
今日まで意識してトレーニングし、自分の弱点を見直し強みを見つけ取り組んできました。今シーズンの大会では取り組んできた事がどこまで通用するのか、楽しみです。
2021-2022シーズン出場予定レース
・2月26.27日 宇奈月温泉で行われる日本選手権(スプリント・インディビジュアル)、
・3月18〜20日 イタリアのヴァル・マルテッロ行われるワールドカップです。MARMOTTA TROPHY (スプリント、インディビジュアル)
資金の使い道・実施スケジュール
スケジュール
日程 |
予定 |
3/15 |
日本発 |
3/16~17 |
イタリア・ヴァル・マルテッロに滞在 現地にて返礼品の購入、作成、送付 |
3/18 |
WC インディビジュアルレース |
3/19 |
予備日 |
3/20 |
WC スプリントレース |
3/21 |
予備日 |
3/22 |
インスブルック発 |
3/23 |
日本帰国 |
帰国後 |
日本国内での返礼品作成送付 |
3月〜4月 返礼品スキーモ体験 |
要相談 |
経費
内容 |
詳細 |
合計金額 |
移動費 |
航空券 片道90,000 |
180,000 |
現地レンタカー |
6日 |
71,000 |
滞在費 |
1泊14,000×6 |
84,000 |
食費 |
1日4,500×7 |
31,500 |
ギアメンテナンス費 |
ワックス、工具 |
40,000 |
返礼品 |
手紙諸費用 |
10,000 |
キャンプファイヤー手数料 |
17% 合計 |
70,805 487,305 |
リターンのご紹介
今回、ご支援いただいた方々には以下の返礼品をお送りさせていただきます。
金額 |
返礼品 |
3,000 |
お礼のメールを送信します |
5,000 |
お礼の手紙をお送りします |
10,000 |
お礼のお手紙をお送りします |
30,000 |
支援者限定スキーモ体験にご参加いただけます |
最後に
私は今回の遠征を通じて、世界のレベルを肌で感じる事で、今までにない経験を積み、更なる競技力の向上を図りたいと思っています。これからの4年間のために、このワールドカップ参戦は大切な1戦になると考えています。この年齢でしか戦えない今を、2026ミラノコルティナでメダルを獲得するために、世界への第一歩を後押ししてください!お力添えの程、よろしくお願い致します!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る第15回山岳スキー競技日本選手権大会結果報告
2022/02/28 11:50皆さま、ご支援ありがとうございます!2/26〜27に行われた第15回山岳スキー競技日本選手権宇奈月温泉大会に参戦してきました。2026年ミラノコルティナに正式種目に決まってから地方局のメディアや取材が多く入り、これまでにない盛り上がりの中での大会でした。そんな大会ですが、26日、1日目はスプリント競技。タイムアタック、予選、セミファイナル、ファイナルと勝ち残れば4戦するハードなスケジュール。順当に勝ち残り、ファイナルでは終始先頭を譲らず、優勝することができました。そして、27日は花形種目であるインディビジュアル。悪天候により、雪崩の危険性が高まり、コースを2km程短縮しての開催になりました。終始雨風、時折激しい雪が降る厳しいコンディションでしたが、昨年の準優勝者と後半抜きつ抜かれつを繰り返し、最後はなんとか逃げ切り、両日とも優勝できました。皆様のご支援により、ワールドカップに参戦できるという強いモチベーションがあり、これまでになく集中して臨めた結果だと思います。世界に挑戦する前に、こうして日本選手権で二冠できたこと、2連覇できたことは相当な自信になりました。ご支援、そして応援本当にありがとうございました!この結果に満足せず、更に強くなれるよう精進してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします! もっと見る
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