皆様、いつも応援ありがとうございます!
本日は制作スタッフが執筆させていただきます。
と申しますのも...
「春到来!市川猿之助4月も大奮闘!
4月は歌舞伎座から六本木トリコロールシアターへ!」
四月大歌舞伎 第一部『天一坊大岡政談』、
そして、猿之助と愉快な仲間たち 第2回公演『森の石松』の
合同取材会へ潜入して参りましたからでございます!!
(右から 脚本・横内謙介、演出・市川猿之助、市瀬秀和、石橋正高、下川真矢、穴井豪、松原海児)
様々なメディア様から記事が出ておりますので(ありがとうございます!)
既にご覧になっている方も多いかと存じますが、
この会見では、猿之助さん、横内先生をはじめ、愉快な仲間たちから
熱い想いや作品の見どころまでたっぷり語っていただきました!
ほんとうにたっぷり!な内容だったのですが(1時間弱くらいでした)
最初から最後まで聞き逃せないことが多すぎて
余すことなく皆さんにお伝えしたい!!!!と思いましたところ
1つの記事だととても収まりきれませんでしたので、前後編にてお届けします。
どうぞお付き合いくださいませ。
(※今回、歌舞伎座第一部との合同取材会でしたが、本記事では「森の石松」公演に関する事柄を中心に抜粋してお届け致しますため、ご了承ください。
尚、私ごとですが猿之助さんの「天一坊」(初役!)は楽しみで仕方ありません。)
本日は皆様からの冒頭ご挨拶をお届けします。
市川猿之助(演出・出演)
猿之助と愉快な仲間たちとして2月には第一回として朗読劇(朗読劇『天切り松 闇がたり ~闇の花道~』)をさせていただき、4月はお芝居をさせていただくこととなりました。
横内先生に脚本をいただき、最初はクラブ?サークル?小劇場のノリではじまってあれよあれよと進んでいった企画です。
本来あった公演がなくなってしまって、歌舞伎関係者はなんとか歌舞伎座がありますけど、それ以外のメンバーは失業となってしまうので、それは大変だと、なんとかしたいということではじまった企画です。
よろしくお願い致します。
横内謙介(脚本)
去年の秋にいきなり猿之助さんから、『ワンピース歌舞伎』(スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』)からつながるメンバーを中心にお芝居をやりたいとのお電話をいただきました。
しかし、その時点では劇場すら取れていない...ただ妄想を語っているような段階でした。
我々小劇場の常識としても、劇場は1年半前より前でも良いところはもう埋まっているということが常識なので、この人はものを知らない人だな(笑)まあしょうがないな、と(笑)思っていたんですが...
知っている劇場である、六本木トリコロールシアターという、まだできて2〜3年の劇場でとっても利便性の良い劇場に問い合わせをしてみたら
たまたまこの時期が空いている!と。
やっぱり本当にこういう人が持っている運は強いな、これは何かやれということなんじゃないかな、と思いまして、
小さなお芝居の作り方をお教えするということをご協力しようということで参加をしておりました。
それが、気がついたらチラシができていて、脚本(担当)って書いてあって...
それで、『新・三国志』初日が開いてから、私の人生の中でこんなに急いで台本を書き上げたことはないっていうくらいのスピードで書き上げました(笑)
こんなこというと、さぞ荒い台本なんじゃないかと思われるかもしれませんが
実は、構想自体は30年のものなんです。
今回、石橋正次さん、石橋正高さんという芸能生活6〜70年?となる家系の親子が共演ということで、その構想30年の題材にたまたまそれがうまくハマり、これはこのタイミングで出せということなんだなと思い、書きました。
(題名は)『森の石松』なんですけど
森の石松を入れ子構造に、劇中劇として「森の石松」がでてきます。
小劇場っぽい構造の中で、芸達者な皆さまがの個性が生かせるように考えました。
何より、この "猿之助と愉快な仲間たち" に入れるようにがんばりました!!
市瀬秀和(出演・衣裳小道具担当)
去年やる予定だった朗読劇が今年2月に延期になり、
2月(の朗読劇『天切り松 闇がたり ~闇の花道~』)は出られなかったのですごく寂しい想いをしてたんですけど
4月のお芝居には参加できるということで非常に嬉しく思っております。
また、今月は歌舞伎座に出演させていただいており、まさか自分が歌舞伎座に立たせていただけるとは思っておらず必死に毎日をすごさせていただいております。
4月の森の石橋...ならぬ『森の石松』という作品なんですけど
横内さんや嘉島さん(嘉島典俊さん)にも本(脚本)を協力いただき、猿之助さんに入っていただいてみんなで手直ししながら
そして、“衣裳はだれ、小道具はだれ” とみんなで(担当を割り振りして)作り上げています。
今回はクラウドファンディングもさせていただいており、お客様と一緒に作品を作っていければと思いますのでよろしくお願い致します!
石橋正高(出演・大道具美術担当)
猿之助と愉快な仲間たち No.5の石橋正高です!
(猿之助さん始めとする皆さんから、ここで「なんでNo.5なの!」と総ツッコミ)
えーだって、1、2、3...(となぜか愉快な仲間たちを数えはじめる正高さん)5番目くらいかな...と(笑)
猿之助さんのそばで毎日色々勉強させていただいている中で、お酒をのみながら話していることが本当に現実になっていくことがすごく多くて。
猿之助さんのお芝居に対する追求心を我々も教えていただいていて、今回の「森の石松」もそうして実現に向かっている次第です。
また、今回、親父(石橋正次さん)とも『新・三国志』で出させていただいて、また歌舞伎座という素晴らしい舞台に親子で出させていただけるのをすごく嬉しく思っています。
それに続いて、『森の石松』でも親子で共演するんですけど
劇中でも......
(ここで「え、これ言って良いのかな」と猿之助さんや横内先生に確認し、許可を取ってらっしゃいました)
劇中でも「親子」をさせていただくこととても楽しみです。
色々な方に手伝っていただいて舞台ができていく、という素晴らしい経験をこの年でさせていただいているので、多くの方に(森の石松を)観ていただきたいです。
下川真矢(出演・グッズ担当)
えー僕はNo.8ですかね(笑)(正高さんに引き続き)
猿之助さん、横内さん始めみなさんとは『ワンピース』(スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』)」の時からご一緒させていただいて、普段はアクション担当をさせていただいております。
この難しい世の中、なかなか集まることが難しい中でも、猿之助さんより「みんなで何かできないか」とご提案をいただき、前回の『天切り松』(朗読劇『天切り松 闇がたり ~闇の花道~』)にも出演させていただきました。
なかなか僕は(コロナ禍で)舞台に立てていなかったんですけど、前回の朗読劇でたくさんのお客様をみることができすごくうれしかったですし、今回は僕が普段よく立っている小劇場で、このメンバーで芝居をやれることがすごく楽しみです。
市瀬さんからもお話があったんですけど、
普段は役者として皆さん(スタッフの方々)にお膳立ていただいて役者として立たせていただいていますが、今回は一から自分たちで作るということで、
僕はグッズを担当させていただいてます!
自分のことをやりながらも、グッズを担当するということはすごい大変だな...と。
今回クラウドファンディングのリターン品ということで、何がお客様に喜んでいただけるんだろう?とみんなで試行錯誤しながら作りました。
これからバンバンクラウドファンディング応援してください!
はけてくれないと僕の家に在庫が残る!(笑)
がんばって宣伝していきたいと思います(笑)
穴井豪(出演・チケット担当)
下川さんはグッズ担当だったんですけど...チケット担当の穴井です(笑)
毎日チケットの動きを見ながら分析をする作業をしています(笑)
(猿之助「スタッフ紹介みたい(笑)」)
私、この年までダンス一筋でやってきまして本当にダンスしか興味がありませんでした。
猿之助さんと知り合ったのも、猿之助さんとの舞踊公演でのコンテンポラリーダンサーとのコラボ公演だったんですけど、
それから『ワンピース歌舞伎』(スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』)で振り付けをさせていただき、スーパー歌舞伎Ⅱに関わらせていただくようになりました。
こういっちゃなんですけど...俳優になりたいと思ったこともないし、歌手になりたいと思ったこともなく「ダンス一筋でやっていくんだ!」と思っていました。
ですが、猿之助さんや俳優の皆さまと仕事をさせていただいて、
声を使った表現って面白いな、と思うように自分自身が変わってきました。
そう思っていたところに、2月の朗読劇のお話(朗読劇「天切り松 闇がたり ~闇の花道~」)をいただいて、出演させていただいている中で、声や表情を使った表現の面白さが自分の中で芽生えました。
そうしたところに今回お芝居!ということなので、本当にワクワクしております。
どんな表現が自分の中で表現手段として見つけられるのかなとすごく楽しみです。
お芝居というところでは(初めてなので)皆さまから勉強させていただきたいと思っております。
松原海児(出演・稽古場担当)
僕は脚本の横内さんの主催する扉座の劇団員で、猿之助さんとはスーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』からのご縁です。
そこから『オグリ』(スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』)などを経て、現在歌舞伎座(『新・三国志』)にも出させていただいています。
ほんとに幸運で今僕はここに今いると思ってます。
『オグリ』はやっている途中で、感染症拡大の影響により中止となってしまって、みなさんに会えなくなってしまって...
それからしばらくして「猿之助と愉快な仲間たち、朗読劇やります!」というのを見て、
あっ僕は愉快な仲間たちじゃなかったんだ...と思いました(笑)
それが、去年の秋、突然猿之助さんから電話がかかってきまして
「横内さんところの稽古場って使える?」と...
その後、横内さんと顔を見合わせて、「猿之助さんがこんなこと言ってるけど...まあ...そうそう実現は難しいだろう....」と言ってたんですけど。(一同爆笑)
それが、こうして記者会見までしていただくことになりまして...本当に僕は幸運に恵まれてるなと思っているところです。
そして、今回は僕がいつもやっている小劇場での公演なので、僕の主戦場と思っているところです。
お客様も含め「松原海児って誰だ?!」と思っていらっしゃる方がほとんどだと思いますので、自分のできることをフルでやって、少しでもこの豪華なメンバーに埋もれないようにがんばりたいと思います!
(一同「あの役で埋もれる訳ない!(笑)」)
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皆様、いかがでしたでしょうか。
それぞれの挨拶にツッコミを入れたりと
終始仲良しすぎる皆さんにほっこりしていた制作スタッフなのでした。
次回は、公演内容に熱く迫る!!
記者の皆様からの質疑応答部分をお届けします。
お楽しみに!
-----公演情報------
猿之助と愉快な仲間たち
第2回公演「森の石松」
4月13日(水)〜21日(木)
六本木トリコロールシアター
◆公演チケット販売中◆
https://eplus.jp/sf/detail/3577630001
公演詳細はこちら→ https://lit.link/yukainaen
ツイッターはこちら→https://twitter.com/yukainaen