長かったクラウドファンディングも最終日となりました。
これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。
自分の考えを発信したり、文章を書いたりすることが本当に苦手で、始める前は不安しかありませんでしたが、いろんな方がシェアしてくれて輪が広がりたくさんの方に応援していただけていること、感謝しかありません。
最終日ではありますが、なぜ今回、フォトウェディングの撮影会などではなく、サービスの立ち上げをプロジェクトにしたのかということをお伝えできればと思います。
最初に、ビジネスで社会に変化を与えた例でひとつ挙げさせてください。ゼクシィがバブル崩壊後のブライダル業界の在り方を大きく変えた事例があります。
当時は、ホテルでの結婚式が当たり前で、どの結婚式もやることはほとんど一緒、料金もホテルの提示した言いなりなど、ホテル側が非常に強いというパワーバランスでした。
それを、見積もり例やカップル総額平均予算の公開や、式場へのブライダルフェア開催の働きかけなどの新しい活動を経て、市場に競争性が生まれ業界全体のクオリティも向上し、利用者にとっても自由度が増える流れをつくることができました。
自分が当事者として、LGBTQのブライダル業界の「不」に触れたときに、業界全体のLGBTQ対応への本気度の低さから、困っている、そしてこれから困る当事者も多いと思いのであろうと感じました。そして、これってもしかしてビジネスで解決できる部分もあるのではないかと思ったのです。
LGBTQのブライダル市場はこれから開かれていくまだまだ未開拓な市場です。この未開拓な市場というのは、少子化により市場が年々縮小しているブライダル業界にとっては、LGBTQが日本人口の8.9%もいる中で無視できない規模感であると思います。そこで、このLGBTQのブライダル市場に競争性を産み出し、業界全体のクオリティを上げていくことが可能だろうと思いました。
市場の競争性を利用して、LGBTQフレンドリーの業界水準を上げる。これはビジネスだからこそ得意な領域です。そこで、このLGBTQのブライダル市場に飛び込んで、課題解決を本気でやり業界全体に変化を起こしたいと思い、自ら起業することにしました。
また仕事として関わっていく方に、LGBTQの存在を身近に感じるきっかけにもなり、フェミニズムなどの意識が高くない属性の方にもLGBTQの理解度が高まり得ると思います。この活動の先に、社会全体のLGBTQに対する受容度も上げ、結婚を願うLGBTQカップルの可視化によって同性婚実現のひとつの布石となれたらと考えます。
実は元々はクラウドファンディングは予定しておりませんでした。起業準備を進める中でいろいろなご縁の重なりや、パートナーシップ制度の広がりなども進んでいく中で、このタイミングで挑戦したい気持ちが強まり、クラウドファンディングにて共感いただける方からご支援をいただくことで、よりスピード感を持って事業拡大し、業界により早く、大きく影響を与えたいと思いクラファンに挑戦することにしました。
本プロジェクトはAll-inなので目標金額に到達しなくても、当事者のためのフォトウェディングサービスの立ち上げは行います。ニーズは絶対にあるのだと思っているのため、クラファン検討以前からビジネスをやり遂げる決意はしています。ご支援いただけたお金を大切に使わせていただき、まずは今困っているであろう当事者に届けるサービスを作って参ります。
繰り返しにはなりますが、ご支援やシェアなど応援をしてくださり本当にありがとうございます。
最後まで応援していただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。