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施行業者による火の不始末で工場が全焼、風前の灯の“革漉き加工場”を再建させたい!

革の街浅草で創業85年を迎える皮革素材材料問屋の伊藤登商店です。「革漉き」という革の厚みを変えることの出来る工場を4年前に引き継ぎましたその工場がリフォームを依頼していた施工業者の火の不始末により全焼致しました。革製品制作に必要不可欠な革漉工場再建に向けて皆様のご支援よろしくお願い致します。

CAMPFIREクラウドファンディングアワード

現在の支援総額

5,188,192

172%

目標金額は3,000,000円

支援者数

683

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/03/01に募集を開始し、 683人の支援により 5,188,192円の資金を集め、 2023/04/20に募集を終了しました

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172%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数683

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革の街浅草で創業85年を迎える皮革素材材料問屋の伊藤登商店です。「革漉き」という革の厚みを変えることの出来る工場を4年前に引き継ぎましたその工場がリフォームを依頼していた施工業者の火の不始末により全焼致しました。革製品制作に必要不可欠な革漉工場再建に向けて皆様のご支援よろしくお願い致します。

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今回は革漉工場を引き継いだ経緯をお話ししたいと思います。


5年前の2018年8月朝の8時頃でした。当時外注先であった革漉工場の社長から「俺ももう年だから引退しようと思ってるんだよね‥‥それで伊藤登商店で革漉工場を引き継いでくれないか??」との電話がありました。

あまりにも唐突な話でしたし、まさか自分が革漉工場を引き継ぐことも考えてもいませんでした、なので「うちではなく、他社さんへ声をかけてみてはどうですか?」といったところ「もう話はしたけど金銭面の負担や工場を構える不安、その社長の代わりに工場に常駐する人がいない等、様々な理由で断られた」と言っていました。

私も工場を運営する自信がなかったですし、革屋さんが漉き加工場を持つことは前例がない為、丁重に断りをしたら「じゃあ、残念だけど今年で廃業するしかないね」となり、私は外注先がなくなるのはマズイ‥‥と思い、まずは話を聞いて廃業を思い留まらせようと、その足で工場へ向かいました。

会って話をしてみると、当時の社長は引退したいものの、働いている職人はまだまだ現役で続けたい意向がありました。
ただその社長も数少ない漉き加工場をこのまま廃業してしまうのはもったいない、けれど自分には引っ張っていく気力がない…と思っていたそうです。
悩んだ末によく漉き加工を利用していて、さらに漉き加工の現状を知っていて、働いている職人たちと良くコミュニケーションを取っている会社一軒ずつ連絡したそうです。

私も当時から漉き加工場の少なさ等十分に理解していたので、いったん考えさせてくれと言い、その会社を後にしました。

後日談ですが、この頃にはその社長はうちが引き継いでくれそうだと職人に話をしていたそうです‥‥

もちろん、金銭面の負担や伊藤登商店と漉き加工場の2社を経営すること、職人たちがついてきてくれるか等々、不安要素を考えたらキリがありませんでした。

しかし時間が経つにつれ、私の中にはまず「断る」ということよりも、「どうしたら続けていくことが出来るか?」を一番に考えている事に気付きました。やはり自分の中にはこの「漉き加工業を絶やしてはいけない」という強い思いがあることが分かり、引き継ぐことを決めました。








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