◯ご挨拶
私は奈良県にある町の小さな定食屋の次男として生まれ育ちました。元々は旅館だったようで、父で3代目でした。
おそらくどっぷり飯屋の息子していました。子どもの頃は、朝から市場の仕入れに父と一緒に行き、母とは近鉄に乗って鶴橋まで仕入れに一緒に行っていました。
年が明けると、大阪の今宮戎神社に商売繁盛笹持っていって、うなぎ屋で食べて帰るという楽しみも懐かしい昭和の思い出です。
学校が休みの時は、岡持で出前のお手伝いもしていました。
小さな町で、ご近所のお肉屋さんに行けばコロッケもらったり、雀荘に行けばだいたいお釣りは『お駄賃ねっ』と頂いたりとそんな影響を多大に受けて育ちました。
次男ではありましたが、調理師学校の進学を決めます。
ですが高校卒業後の春休みに今まで生まれ育った自宅兼店舗が全焼し、袖を通す前のコック服、教材など入学の為準備していたものを一夜にして失いました。
もちろん子どもころからの思い出すべても。さぁこれから夢に向かってというタイミングで大きな試練でした。
それでも専門学校の先生方のご協力や周りの方々が助けてくださり、無事卒業、就職することができました。
そして様々な、食のお仕事に携わらせて頂き経験を重ね、
現在は京都市上京区に、念願であった自分の理想のお店を二店舗経営するに至ります。
・イタリアンお惣菜のテイクアウト専門店SouZai屋
・イタリアのファストフードピアディーナの専門店Piadina屋
SouZai屋は、自分が表現したいと思ったスタイルを叶えるために選んだ、テイクアウトに特化したお店。
ようやく地域の皆様に知っていただき、リピートしてくださるお客様も増え、5周年を無事迎えました。
Piadina屋は、オープンしたばかりのまだ知られていないお店です。
SouZai屋が軌道に乗らない頃に諦めてしまったやりたいことを、また違う形で表現した二つ目のお店です。
今回私がこのプロジェクトに挑戦するのは、ピアディーナをもっと世に知ってもらいたいという強い想いからです。
◯SouZai屋について
私は調理師学校卒業後、ホテルやイタリアの星付きレストラン、町の小さなレストラン、100席以上あるカフェ、居酒屋など、様々なジャンルの料理を仕事にし学んできました。
その中で、自分の中にはっきりと生まれた思いは、シンプルに『私が作ったお料理を、出来るだけ多くの方に召し上がって頂きたい』というものでした。
セルフサービスの1食500円の食事から、豪華なしつらえで食べる1人5万円のディナーまで、1食にかかる費用には幅がありますが、それは単に食事の内容だけではなく、場所や環境が、価格に大いに反映されています。
召し上がっていただく環境は、お客様のお好きなシーンにお任せし、私はお料理に誠意を持って向き合い、自分がおいしいと思って作るものを、なるべくリーズナブルな形でお客様のところへ届けたいと考えました。
そこで生まれたのが、テイクアウト専門のSouZai屋です。(ケータリングや出張料理)
イタリアで修行した経験を活かして、私にしかできないお料理を表現しています。
◯Piadina屋
ピアディーナとは、イタリア ロマーニャ地方(東側アドリア海に面した地域) の郷土料理で、イタリアのソウルフードとして親しまれているものです。
ピッツァのようなパンのような、発酵させない生地が生み出す独特の食感が特徴。
具材をトッピングしてギュッと挟み、表面はカリッと香ばしく焼き上げます。
とても食べ応えがあり、粉ものにうるさいイタリア人が愛し続けるファストフードです。
ピアディーナは、手軽にその土地にある美味しいものを挟んで食べるもの。
SouZai屋でもリピート率1番‼️
私がこれだ!と思ったSouZai屋にしかできないお料理をピアディーナ生地に挟むことで、手軽にたくさんの人に届けられると感じたのです。
SouZai屋はお世辞にも広い厨房、十分な環境でのスタートではなかったので、コンロ3つでいかに効率よく料理を作り出せるか、創意工夫が必要でした。
イタリア修行で、さぁ日本に帰ろうという前に1カ月程、南イタリアで毎日日光浴して遊んでいまして、ナポリに滞在してほぼ毎日ピッツァを、食べ歩きました。なので薪釜で焼いておいしいのは当然に理解しておりました。
狭い限られた設備でピッツァを提供するなら、「ピザ釜があれば美味しいの焼けるのにねー」という考えに至って諦めるか、それに近いものに仕上げていくかになると思うんです。
いや違う、そうじゃない環境で如何に美味しいものにするかを試行錯誤し、私にしかできないピッツァ生地を考え出した経験がSouZai屋の基盤を作ってくれました。
惣菜、メイン料理、自慢のピザ生地…と段々と自分にしかできないものを追求していった結果、自分に出来る最高のパフォーマンスとして、このピアディーナが誕生したんです。
◯京小麦への想い
ピアディーナには、10年以上お付き合いさせていただいている井澤製粉様の京小麦を100%使用しています。
京都産にこだわり、生産量がまだまだ少なく大変希少な小麦です。
オープン当初のSouZai屋で、先述にあるピッツァ生地に愛用させていただいていましたが、
現在のSouZai屋の販売スタイルを模索した際に、ピッツァの製造販売を諦めてお弁当メインに絞る形になりました。
独自に進化をさせたピッツァを辞めてしまうというのは、苦渋の決断でした。
その後、小麦粉を使うことがほとんどなくなってしまったのですが、またチャンスが来た時にと、ずっと京小麦を使った専門店をいつかオープンさせることを心の中で温めてきました。
◯ピアディーナ屋出店の決意
コロナ禍でのおうちごはんの需要に、
SouZai屋はしっかり応えることができました。
私自身、息子達に食べさせたいと思えるような食材と調味料しか使っていません。
素材を活かした、ホッとしていただけるようなお料理を目指し、手作りで毎日お惣菜をご用意しています。
イタリア人の地産地消の考えのもと、出来ることから全て叶えて行きたいという思いがあり、昨年から無農薬栽培の自家菜園も始めました。
自分の目指すお料理が、家庭でのおうちごはんの需要に応えられたのだと、誇りに思います。
まだまだ先の見えないコロナ禍の今が、食べていただく方の心に届けるタイミングだ、京小麦にこだわったピアディーナを始めるチャンスだと、昨年11月にピアディーナ屋をオープンさせる決断をしました。
この京小麦100%で作った生地に、SouZai屋で培ったメイン料理と自家菜園野菜をふんだんに使用し、私なりに考え抜いたお料理が、
イタリア郷土料理の本質をついたピアディーナというファストフードなのです。
熱い想いを込めたピアディーナ。
スピード感を持って形にしました。ですが、まだまだオープン間もなく認知も低いので、ぜひ、このピアディーナを広く知っていただきたく、プロジェクトに挑戦いたします。
今後のスケジュール
2022年3月末日クラウドファンディング受付終了
2022年6月〜順次リターン開始
応援頂いた資金は、
リターンにかかる費用、手数料
当面の運転資金とさせて頂きます。
よろしくお願い致します。
Piadina屋
電話075-708-7102
〒6020823
京都市上京区三芳町162
営業時間11時ー20時
定休日不定休
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