2022/05/15 16:00
執筆者の先生方からのメッセージをご紹介します

サンガ新社の佐藤由樹です。紙の仏教雑誌『サンガジャパン+』の新創刊に向けて、とても嬉しいことに執筆者の先生方から応援メッセージをいただいております。その一つ一つをこの活動報告のページでご紹介させていただきます。

今回、ご紹介させていただくのは翻訳・執筆家で「ゆとり家」主宰の島田啓介先生です。


島田啓介先生からの応援メッセージ

紙の本が読むたびに柔らかさを増して、手になじんでいく感じが好きです。デジタル時代だからこそ、手元に置いてすぐに読みたいときもある。読み返したい記事がたくさんあるならなおさらです。紙の出版応援しています。

島田 啓介
(翻訳・執筆家/「ゆとり家」主宰)


島田啓介先生、どうもありがとうございます

世界的禅僧ティク・ナット・ハン師の著書の翻訳を多く手がけるとともに、マインドフルネスのファシリテーターとしても活躍している島田啓介先生。

サンガから刊行してきた島田先生による翻訳書もたくさんあり、本当に素晴らしいものですが、私がさらに注目したのは、島田先生ご自身の文章です。

旧サンガ時代、私はある時から、自分自身を癒すように、島田さんのブログ「島田啓介のVoice in Voice」をスマホで読みふけるようになりました。

その内容は、島田さん日常の軽い話題から始まるのですが、心地よいリズムの中で読み進めていると、気づけば、マインドフルネスの本質へと誘ってくるのです。

私は、島田さんの様々なブログを読みながら、「島田さんの人生を、その全貌を、もっと詳しく知りたい。そして島田さんの人生が体現している、マインドフルネスの本質を、書籍にしたい」と思うようになりました。

そして島田さんにご依頼してスタートしたのが、『サンガジャパンVol.27』(2017年)に掲載にになった島田先生の連載「マインドフルネスを歩く」です。

『サンガジャパンVol.27』掲載
島田啓介「マインドフルネスを歩く」(2017年)

島田先生の人生の歩みは、日本人がここ数十年の精神世界史の中で、マインドフルネスをどのように受容してきたのかと重なっているように感じました。

そこで、島田先生に、日本における精神世界史を意識しながら、ご自身の経験を綴っていただきました。

この連載が元になって完成したのが、島田先生の著書『奇跡をひらくマインドフルネスの旅――ありのままの自分に帰り豊かに生きるための20のレッスン』です。

島田啓介[著]『奇跡をひらくマインドフルネスの旅 ――ありのままの自分に帰り豊かに生きるための20のレッスン』(サンガ、2019年)


残念なことに、この単行本は旧サンガの事業停止により入手が困難になっていますが、サンガ新社より2022年3月に電子書籍で刊行いたしました。ぜひ電子書籍でもみなさんにお読みいただきたいです。

◆〔Kindle版〕『奇跡をひらくマインドフルネスの旅 ありのままの自分に帰り豊かに生きるための20のレッスン』
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B09WZXVTBG/


そして、『サンガジャパン+ Vol.1』には、島田啓介先生のコラム「幸福への不可能な接近」を掲載します。「幸福」という壮大なテーマに、島田先生が思索を巡らせたどり着いた発見があります。『サンガジャパン+ Vol.1』 の刊行を楽しみにしていただければと思います。