執筆者の先生方からのメッセージをご紹介します
紙の仏教雑誌『サンガジャパン+』の新創刊に向けて、とても嬉しいことに執筆者の先生方から応援メッセージをいただいております。その一つ一つをこの活動報告のページでご紹介させていただきます。
今回、ご紹介させていただくのはワンダルマ仏教僧の山下良道先生です。
山下良道先生からの応援メッセージ
サンガジャパンの「紙書籍」としての復刊おめでとうございます。
「サンガジャパン」というユニークな立ち位置の雑誌には、これまで本当にお世話になってきました。何しろ、私自身ユニークな特殊な立ち位置なので。私はこれまで日本の曹洞宗、ミャンマーのテーラワーダ仏教に、それぞれに正式にコミットして、最高の先生たちの教えを受け、仲間達にも恵まれましたが、いまはそのどちらでもない「ワンダルマ仏教」という立場をとっています。何故か?
只管打坐とマインドフルネスの間の原理的な矛盾に直面した私は、苦しみながら七転八倒をくり返すうちに、気づいてみると、仏教が多くの伝統に分かれる前の「原初の姿」に戻ってきました。それを「ワンダルマ仏教」とよび、私自身は「ワンダルマ仏教僧」と名乗るようになりました。原初の状態を体験するための瞑想を「ワンダルマ・メソッド」としてまとめました。この過程を多くの人とシェアしたく文章を書きましたが、私の思いをサンガジャパンは真摯に受け止めてくれました。サンガの創設者の島影透氏との不思議な出会いを含めて、感謝しかありません。
オンラインでの「WEBサンガジャパン」には、『令和の時代の「仏教3.0」~内山興正老師の「進みと安らい」を軸に』を連載させていただきました。それが紙書籍として、誰もが手に入る形になるのは非常にありがたいです。その連載のなかで、只管打坐とマインドフルネスの間の原理的な矛盾がついに解消してゆく過程をつぶさに書いたので、是非多くの方に読んでもらいたく思います。
これからも応援しています。どうぞよろしくお願いいたします。
山下良道
(鎌倉一法庵住職)
山下良道先生、どうもありがとうございます。
山下良道先生とサンガとの因縁浅からぬ関係は折に触れお伝えしていますが、まさに今の時代のスピリチュアリティを共に切り拓いていく同志のような関係をいただいています。
応援メッセージにもありましたように、連載「令和時代の仏教3.0」を創刊号に掲載します。同時代の仏教の証言として貴重なものであり、また意識の真相へと導く瞑想のプロセスをぎりぎりのところで言語化する試みともなっています。
『サンガジャパン+(プラス)』創刊号刊行の暁にはぜひご高覧ください。
クラファンもあと一日です。
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