執筆者の先生方からのメッセージをご紹介します
紙の仏教雑誌『サンガジャパン+』の新創刊に向けて、とても嬉しいことに執筆者の先生方から応援メッセージをいただいております。その一つ一つをこの活動報告のページでご紹介させていただきます。
今回、ご紹介させていただくのは作家の田口ランディ先生です。
田口ランディ先生からの応援メッセージ
デジタルとアナログのハイブリット。それがこれから社会活動の主流になっていきます。『サンガジャパン+(プラス)』が、実存と仮想の世界をどう結びつけて「色即是空」を表現していくのか、ますます楽しみになってきました。
仮想空間は仏教的な世界です。同時に紙という触れられるものを通して、より緻密な縁起の世界へ啓かれていくことを予感します。
田口ランディ
(作家)
田口ランディ先生、どうもありがとうございます。
田口ランディ先生には旧サンガ時代、本当にお世話になりました。
書籍としては1冊、『仏教のコスモロジーを探して』という対談集を刊行させていただきましたが、そのもととなった『サンガジャパン』誌上での連続対談は足掛け3年にわたり連載いただきました。
その第1回が震災の翌年春の吉福伸逸さんとの対談でした。吉福さんはセラピスト、翻訳家として一時代を築いた方ですが、アメリカのカウンターカルチャーの流れの文化を日本に繋いだ方としても時代に記憶される方です。
このランディ先生と吉福さんとの対談は、カウンターカルチャーのスピリチュアリティと日本仏教と初期仏教が、田口ランディという触媒を通して1本の線になるような、そんなスリルと楽しさがあるものでした。ですから、その後の対談の展開のすべてが実はこの第1回に集約されている、そんなポテンシャルを持っていて、サンガジャパンを編集している中でも自分の実人生においてもとても重要な対談でした。
それから実はサンガのイベントの「サンガくらぶ」の発案者も田口ランディ先生で、蓑輪顕量先生とのご対談の後、打ち上げで入ったビヤホールでの雑談から生まれたのでした。なので、「サンガくらぶ」第1回は田口ランディ先生の講演で、雷鳴とどろく中、ろうそく点して開いたことを懐かしく思い出します。
その他にも読書会を開いたり合宿をしたりと、さまざまな活動を一緒にさせてていただきました。サンガ新社でも、リトリートやセミナーやご寄稿など、リアルの場とヴァーチャルの場を横断しながら、楽しいことをしていきたいと思います。
皆様、ご支援どうぞよろしくお願いいたします。
(川島)