横田南嶺師×藤田一照師 対談
サンガ新社として、お二人にご対談をいただく第二回目です。第一回は昨年10月16日、「これからの修行、これからの仏教」と題して、お二人の「発心」がどのようなものだったか、どのような修行生活を歩み「これまでの仏教」を通して何を学んでこられたのか、そして今、どのような修行に取り組み「これからの仏教」を展望しておられるのかを伺いました。
印象的なご発言をご紹介します。
発心をテーマとしたセクションでの藤田一照先生のご発言
「僕は、他ならぬ自分自身の人生そのものの問題に真向かうのが宗教だと思っているので、間に合っているとか、必要ないという反応は、人間として未熟すぎるのではないかと思うんです。宗教的問題に悩む能力があるのはたぶん人間だけだと思うんですけど、宗教が要らないと思っている人はまだそこまで人生が煮詰まっていないことになります。」
今現在の修行についてのセクションでの横田南嶺老師のご発言
「私のこれからの課題は、公案は捨てることです。いらないと思っています。(中略)記憶力が減退していくなかで、今でも公案だけは克明に残っています。もう、それが邪魔なんですよ。だって、作り物ですから。本当の身心脱落に至らしめるために人為的に作ったものが公案です。」
円覚寺で初めて坐禅と出会ったという藤田師と、学生時代にテーラワーダ仏教の『清浄道論(ヴィスッディ・マッガ)』を勉強されたという横田南嶺老師。ともに広く深く仏教を学び、仏教に生きておられるお二人から、とても刺激的なお話をいただいた前回対談。
対談の内容は『サンガジャパン+(プラス)』創刊号に採録いたしますでお楽しみにお待ちください。
第二回の対談ではどんなお話になるのでしょうか。どうぞお楽しみにしてください。
クラウドファンディングのリターンでチケットをご購入いただくとお得になっています。
【開催日時】2022年7月2日(土)13時(~14時30分)
※円覚寺よりライブ配信
※アーカイブ視聴あり
クラウドファンディングもいよいよ残り数時間。5月15日(日)23時59分までです。
『サンガジャパン+(プラス)』創刊号の事前予約とセミナーのご参加、お待ちしております!