▼はじめにご挨拶
はじめまして、コーチングバンク・ファウンダー(創立者)の原口と申します。コーチングバンクは、2006年、職業コーチとクライアントとの出会いを応援するサイトとして誕生しました。コーチングサービスの普及とコーチングビジネスの支援によって、世界のコミュニケーション環境のインフラ整備に貢献することをミッションとし、コーチは無料で登録出来、クライアントは手数料無しで自分に合ったコーチを探すことができます。
▼このプロジェクトで実現したいこと
ここ数年、様々な非営利団体の皆様とお話させていただいた際に、ここにコーチングが力になれれば、もっと社会課題解決促進が進むのではないかと思い至りました。例えば、同じミッションに共感したメンバーなのに、ちょっとした価値観の違いでうまくチームになれない。大きく高い理念を掲げているが、実際のアクションに落とし込むことができない。メンバーにビジョンを落とし込みたいが、どのようにすればいいかわからない。などなど、まさにコーチングの得意分野です。こうした非営利団体ならではの課題を解決するにあたり、もし、ここにプロコーチがいれば、という場面は結構、あるように思いました。(動画は2015年にプロジェクト開始した際に撮影したものです。)
▼プロジェクトをやろうと思った理由
しかし、現実問題としては、会員や支援者から資金を集めている非営利団体が、自らのリーダーシップ強化やマネジメントのためにと、プロコーチにお金を出して依頼することは、なかなか心理的にも経済的にも抵抗があるように思いました。では、お前がボランティアでやればいい、というご意見もあるかもしれません。しかし、それではできることが限られます。たった一人のコーチングでできることでは、社会は変わりません。それに、実際にニーズがある団体は東京だけではなく、地方にこそ多く、とてもひとりで手が回る世界ではありません。そこで、私が設立した誰でも自分に合ったコーチを見つけ出し、気軽にコーチングが受けられるようになるためのサービスであるコーチングバンクの約450名の登録コーチの皆様のお力を(勝手に)借りることとしました。
▼これまでの活動
2015年度は初回でもあり、「コーチング100万円寄付プロジェクト」と称し、株式会社コーチングバンクが費用負担する形で開始しました。100万円分の募集をかけたところ、4団体から応募があり、実際に3団体がコーチングを使ってくださいました。(詳細につきましては、一般社団法人日本支援対話学会発行の学会誌『支援対話研究 第4号』にて、レポートを掲載させていただきました。)2016年度はより多くの非営利団体の皆様に認知・利用していただくべく、クラウド・ファウンディングを利用してこのプロジェクトを知らしめるとともに、ご賛同いただける方より、資金提供いただくことと致しました。最終的には1団体に寄付を行い、レポートいただきました。詳細は【コーチング寄付プロジェクト】の過去記事をご確認いただけますと幸いです。
3年目である本年も、昨年同様にクラウド・ファンディングを利用して実施致します。本年はコーチング・ギフト・カードの合計寄付上限を100万円として、皆様よりの支援金に同額をコーチングバンクが加え、合計金額分のコーチング・ギフト・カードを、2018年5月上旬に、御応募いただきました非営利団体の皆様に寄付致します。(実際に寄付する団体の選定は、ソーシャルセクターに詳しい専門家の皆様のご意見をいただき、決定致します。詳細は【コーチング寄付プロジェクト】の過去記事をご確認いただけますと幸いです。)
▼資金の使い道
クラウド・ファウンディングを利用してできるだけ多くの皆様より資金を集め、その集まった金額に株式会社コーチングバンクが追加で同額の資金を提供し、合計金額分のコーチング・ギフト・カードを希望される非営利団体様に提供致します。(基本的に皆様よりご支援をいただいた金額と同等の金額をコーチングバンクが負担し、支援額の倍額のコーチング・ギフト・カードを寄付致します。ただし、応募額が満たない場合には、応募額を上限と致します。)
コーチング・ギフト・カードを受け取った非営利団体様はコーチングバンクの全国に広がる登録コーチの誰にでもコーチングを依頼することができ(必要であれば、無償でコーチングバンクからの紹介も可能です)、登録コーチはコーチングバンク宛にコーチング・ギフト・カードを送ることにより、換金が可能です。こうして、「誰でも好きなコーチに依頼し、コーチングが受けられる」という状況を作り出すことを意図しています。
*ちなみに、未だコーチングバンクに登録していないコーチの方も、何らかの資格をお持ちであれば、無料でコーチングバンクへの登録が可能です。(詳しくはリンク先ヘッダより「■コーチとして登録したい」をご覧ください。)
▼リターンについて
コーチング・ギフト・カードを非営利団体様に送付する際の説明書に、支援者全員のお名前を記載させていただきます。また、10000円のご支援に対しては、初年度の実績をレポートした『支援対話研究 第4号』を提供させていただきます。30000円のご支援に対しては、第0号~第4号をお送りいたします。(『支援対話研究』では今後、刊行される号でも皆様からいただいた資金がコーチングを介して、どのように社会課題解決のお役立ちをしたのかを報告させていただきます。)
▼最後に
コーチングが正しく広まれば、社会はもっと良くなるし、世の中の人々は幸福になる。そう考えてスタートしたコーチングバンクですが、10年経った今、単にプロコーチを紹介するだけではなかなかその目的を達成できないことに気づきました。もちろん、その想いは今でも変わっていませんが、コーチングに加えてクラウドファンディングという資金調達の仕組み、そしてますます重要視されてきているソーシャルセクターとの連携があって、この夢が実現すると感じています。
ご寄付をいただく形でも、このプロジェクトを紹介いただく形でも、あるいは、ソーシャルセクターの方であれば、このプロジェクトを利用いただく形でも結構です。皆様に応援いただけますと幸いです。
コメント
もっと見る