2022/05/03 15:00
◎栗生 はるかさん( 一般社団法人せんとうとまち代表理事、文京建築会ユース代表)
僅かな断片でも残ることは、その場所を愛していた人々の喪失感を埋め、気持ちを次世代につなぎます。移築された唐破風が大黒湯の存在を後世に伝え、唐破風を頼りに再建される日がいつか来るかもしれない。そんなミラクルを期待してなりません。
(プロフィール)早稲田大学・大学院で建築を学び、ヴェネツィアへ留学。法政大学、慶應義塾大学SFC非常勤講師。地域の魅力を様々な角度から発信すると共に、銭湯と周辺地域の再生活動を展開している。空家を活用した地域サロン等も運営中。