2013/03/18 13:01
【STAGE3(レース3日目) コースレポート】

こんにちは♫
なんちゃんです!

STAGE2に引き続き、
アタカマ砂漠マラソン、
STAGE3のコースレポートをご紹介します♫

おさらいですが、
コースは
Moderate,Difficult,Extremely Difficult,の3つの難易度で分かれています。
そして、1日の内(オーバーナイトステージは別)3つのCPが設けられている形です。

STAGE3は
CAMP3-CP1 9.6km  Difficult(4.5km)/Moderate(5.0km)
CP1-CP2  9.0km  Moderate
CP2-CP3  10.2km Moderate(1km)/Difficult(4.0km)/Moderate(5.0km)
CP3-CAMP4 11.8km Difficult
の計 40.5km でした。

総括しますと、
草をかき分け進み進み、
平坦な道を進み進み、
足場の悪いごつごつした道を進み、何もない砂漠!!を進み進み、
お皿のような岩を上り、上り、アップダウン(かなり急な)を5回くらい繰り返し、
ゴールが見えてからもさらにアップダウンと迂回をさせられる。
距離とはうらはらに、メンタル的にも身体的にも非常にハードなSTAGE3でした。

先に言いますが、
何よりしんどいのは、
身体的ではなく精神的にくる、先が見えない平坦なコースをひたすら行くことでした。

また、この日を終えれば、アタカマ砂漠マラソンの折り返しとなる!という気持ちとは裏腹に、
身体的にも非常に疲れが出始め、リタイヤ者が全体で一番多いのもこのSTAGE3。
また、荷物もまだまだ重く、肩の痛みや少しづつ成長してきたマメとも戦っていました。
そんな精神、身体状態の中、朝8時スタートしました。


「CAMP3-CP1 9.6km  Difficult(4.5km)/Moderate(5.0km)」
疲れが残る中、今日は早く走って休もう。そんな気持ちが先走っているように思えました。
その気持ち通り、CP2まで平坦な道が多い。
「よっしゃ!!」という気持ちのまま、飛ばしていきました。
コースは平坦な満ちながら、肩まである草をかき分けて進むコースが続き、
それを抜けると平坦な道を進んで行く、そんなコースでした。
こんな飛ばしていることを、あとから後悔することも知らずに。。笑


「CP1-CP2  9.0km  Moderate」
なかなか良いペースでCP1に到着し、一息してCP2を目指す。
このコースは、CP1までに比べても、今までのSTAGEの中でも一番走りやすいコースでした。
肩の痛みも疲れも忘れ、前に前に、どんどん進んで行きました。
このコースでの辛さはほとんどなく、
今日は体が軽いのか!!!そんな錯覚をもするコースで、
なんなくこのコースもクリア。
こんな飛ばしていることを、あとから後悔することも知らずに。。笑笑


「CP2-CP3  10.2km Moderate(1km)/Difficult(4.0km)/Moderate(5.0km)」
平坦な道を過ぎると、またも肩のあたりまである草を避けながら走るコース。
さらには足場が非常に固くゴツゴツしており、マメに非常に辛いコース。
何度も「痛いっ!!」と叫びながらゴールの見えないコースを走り続ける。
さらに今日はいつもに増した暑さ。
高度や温度を測れる腕時計を見ると、46°の表示が。
襲いかかる日光に対し、視界は一面同じ景色。
気が遠のいていくような暑さの中、精神的な辛さとも戦っていました。
精神的な疲れは足への疲労と変わり、
休みたくても日陰さえない状況で、ひたすらCP3を目指しました。
心が折れそうになりながらも、ようやくCP3が視界に。
「よっしゃーーー」という気持ちとは裏腹に進まない足。
ここまでの28kmで気づかずうちに疲労がどっと来ていました。


「CP3-CAMP4 11.8km Difficult」
マメもかなり痛み出し、ここのCPではかなり休んだ。
そして、五十嵐と木村はもうゴールについているかな。と考えながら、
韓国チームとしばしの休憩。
「よし。」そんな気持ちで立ち上がり、いざゴールへ向けて12kmをスタートした。
このコースは今までの平坦な道が嘘のように、登る、登る。
しかも岩というか、お皿(歩くとパリパリしていてとても硬い)のような道をひたすら進んで行きました。
「マメが痛いなぁ。」
「でもあと12km!!よーし頑張るぞ!」
そんな気持ちの中、平坦な道でボロボロになった精神でしたが、
Difficultコースのおかげでただ目の前のコースを走ることに精一杯で、
楽しめている自分もいました。
そして進むこと90分。
「HALF WAY」のフラッグが。
「よっしゃ!あと半分www」という思いを胸に足も勝手に進んで行きました。
お皿のような道を抜けると、
・・・まじ?というような急な砂丘を下って、登るという場所が。
しかし、大丈夫、大丈夫。と言いながら乗り越えると、さらに同じものが。
そしてそれを乗り越えさらに同じものが。
正直、あほか!!!そんなことを思っていました。笑
疲れた身体に、マメができた足。その中にさらに砂が入り込む。
そして先が見えない。。。笑
泣きたくなるような中で、さらに泣ける事実が。
上り下りを繰り返し見えてきたのはなんとスタッフのいるテント。
長い距離だから臨時の水の補給かなと思いきや、
「あと4kmだ!頑張れ!!」言葉が。
「・・・・・・えっ?HALF WAYのフラッグをみてから90分。ん?嘘やん!これは、走っている人のメンタルを気にして、
多く見積もってくれているのだな!」とそんなわけないよねと自分に言い聞かせながら先に進みました。

そしてちょっと登ると、なんとゴールが!!
そして、ゴールの太鼓の音が風に乗って聞こえてくる!
やったーーー(´∀`)という思いの中、また歩き始めました。
足場は砂。身体的披露もピークに来ていながらも、
あと少しと自分を鼓舞して走りました。
・・・。
歩き始めること30分。ゴールが近づかない。
むしろ、砂丘を下って登って、の繰り返し、
迂回の繰り返し。
全然ゴールにつかない。ましてや、やっぱりあのスタッフがいっていた4kmはほんとだったのか。
半分もう嫌やと半分泣きながら進みました。
身体的疲労がピークに達し、歩くことさえきついコース。
気づいたらCP3をスタートして4時間が経過していた。
太陽も落ち始め、夕方になっていた。
中々近づかないゴールを見ながら、
さらには川に入り、そして壁のような砂丘を上り下ると、
ようやくゴールへの入口が。
長かった。長かった。
そんな思いの中、最後の試練が。
上から「WELL DONE!!」の叫び声が。
そこには傾斜45°くらいあるやろ!という砂丘が20m程。
最後の最後にまたこれかい!!!というちょっと怒りマークが頭によぎりながらも、
気合で登る。
そして登りきると、待ちわびたゴールが。
そこには、日本ランナー、ATACAMANが太鼓をたたいてお出迎え。
やっと3日目が終わった。嬉しさよりも放心状態な感じでした。笑

いかがでしたでしょうか。
書いていて自分もわけがわからないコースでした。笑
ほんまに辛いコースでした。

全6STAGEを完走した今だから言えますが、
3日目のこのSTAGE3が一番しんどかったと、みんなして言っています。
ですが、この折り返しを走りきったことは、
精神的にかなり楽になったのは事実です。

残り、3STAGE。
まだまだ続くのでお楽しみに♫


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