はじめに
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のグランディ難民高等弁務官は24日、「民間人への人道的な影響は破壊的なものになる」と懸念を表明しました。
今後、ウクライナからの避難民が増えることが予想され、さらにその他の支援が必要になる可能性が高まったことを受け、ピースウィンズ・ジャパンは隣国ポーランドにスタッフを派遣し調査を開始しました。
ウクライナ現地支援方法
ウクライナ現地提携団体と調整の上でニーズが高い物資支援の調整を行なっています。
現在ウクライナの提携団体からは、医薬品・燃料・避難のための交通手段・食料のニーズがあげられています。私たちはまず、ウクライナの首都キエフにある約20の病院・クリニックに、点滴・医薬品・ガーゼ等の医療物資を支援する予定です。また母子ケアを提供する医療施設への支援に向けて食料や医療物資の調達を行います。
引き続き現地団体と連携しながら必要物資をリストアップし、対象地域および支援先の情報を精査します。物資によってはポーランド等からの輸送が必要ですが、ウクライナで調達可能な一次支援物資は国内で調達し、すみやかに支援を実施します。
資金の使い道
皆様からいただいたご寄付は、ウクライナ緊急支援活動に使用します。
(想定される支援例)
・被害を受けた方への緊急支援
・医療物資及び食料支援
・緊急物資支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費
※現地の状況によって支援内容・活動内容が変更・追加となる場合があります。
今後のスケジュールについて
2月末 ポーランドへスタッフ派遣
3月上旬 多様なニーズに対応しているウクライナ現地団体との連携
3月中旬~4月末 ニーズに合った支援物資の配送
停戦後はウクライナ現地に直接スタッフ派遣し、支援活動を実施する。
現場支援の様子について、メールで活動報告させて頂きます!
現地に、皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。
ピースウィンズ・ジャパンについて
認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際協力(Non-Governmental Organization = 非政府組織)です。日本に本部を置き、これまでに世界34の国と地域で約160万人の人々を支援してきました。日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れております。医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。
社会課題の最前線で解決に全力を尽くすソーシャルプラットフォームとして挑戦を続け、2010年1月に発生したハイチ大地震では約1万人の生徒への教育支援を行いました。また、2011年には政治急変の渦中にあるミャンマーでの人道支援、2014年からは中東の武装勢力の攻撃や戦闘を逃れた国内避難民や帰還民の支援など様々な活動を行っており、世界中の人々が安心して暮らせる社会の実現のために活動しています。
ピースウィンズ・ジャパンのビジョン
人びとが紛争や貧困などの脅威にさらされることなく、希望に満ち、尊厳を持って生きる世界をめざします。
「本プロジェクトへのご寄付は(認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン)への寄付となり、弊団体が寄付金の受付及び領収証発行を行います。
このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、(認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン )が発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。領収書はプロジェクト終了後1か月以内に発送いたします。(2022年5月31日まで)
※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。」
最新の活動報告
もっと見る3ヶ月間の活動報告/皆様からの温かいご支、、本当にありがとうございます!
2022/06/02 15:48ロシアの軍事侵攻が開始されてから、まもなく3ヵ月が経過しようとしています。ウクライナ各地で現在も攻撃が行われ、多くの命が犠牲となり、故郷から避難している人や避難できずに国内にとどまっている人がいる状況です。 ■ポーランドピースウィンズ・ジャパンは侵攻直後の2月27日(現地時間2月26日)にポーランドに日本からスタッフを派遣。ウクライナ国境地帯で避難民の方々へのヒヤリング、支援する人々に状況の確認などを行ないました。また、この時期にウクライナの提携団体と連携し、首都キーウにある病院・クリニックや母子ケアを提供する医療施設に、点滴・医薬品・ガーゼなどの医療物資や食料を提供しました。■モルドバ●物資支援キシナウ市内にあるウクライナ避難民の一時避難所への物資支援を行いました。これまで枕やシーツ、食料品、おむつ等のベビー用品や洗濯洗剤、子どもたちに塗り絵や色鉛筆を提供しました。●避難所支援ある避難所はゴミや吐物が放置されており、衛生環境に問題があったことから、清掃業者に依頼して環境整備を実施しました。さらに、食料や日用品など物資の在庫が尽きかけている避難所には、追加で物資支援を行いました。■ウクライナ4月26日からウクライナ国内に代表理事の大西健丞とスタッフ3名を派遣、キーウ、ブチャ、ボロディアンカ、チェルニーヒウ、ドニプロを訪問し、市民や提携会社、政府などから現地の声を聞きました。これまで実施してきた各地での物資支援や医療支援を継続し、避難民の方々が一日でも早く日常を取り戻せるよう支援を実施してまいります。引き続き、皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。 もっと見る
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