2022/05/19 07:01

皆様、ご支援ありがとうございます!
開始10日目の現時点で約32万円の達成ですが、これは過去最速ペースです!
そして、過去最高達成額記録の約45万円を更新するまであと約13万円! 
引き続きよろしくお願いいたします。


ところで、先日、Twitterで『「こうしす!」の予算と単価はどれぐらいなのか』というご質問を頂きました。皆様もご関心があるかと思いますので、こちらにも回答を掲載したいと思います。

その答えは、契約によって差はあるのですが、基本的には以下の標準単価で発注しています。

<標準単価>

キャラ作画(原画動仕)0.7~1万円/カット
背景 1万円/カット
3D 時による
音響 時による
その他 基本的に無償参加者

<予算>

 1話(回)あたりの予算 約160万円
(これまでは、クラウドファンディング 40万円×4回で資金調達)

※上記は税抜。


税込(10%)、手数料(12%)込みで、もし1024円コースを12~3名の方にご支援いただければ、1カットを作画できる計算です。

※1024円コース以外は物理的な返礼品がありますので、作画費の占める割合はもう少し小さくなります。


カットとは?

こうしす!では、カットという単位で作画を発注しています。
カットというのは、簡単に言えば、カメラで撮り始めてから撮り終わるまでです。実写映画では監督が「ハイ、カット!」と言いますが、それが一つのカットだと考えると分かりやすいでしょう。それはアニメでも同じで、概ね絵コンテの1~数コマが一つのカットとなり、それらのカットをくっつけてアニメを作るというわけです。


原画、動画、動仕とは

一般のアニメでは、キャラ作画の料金は原画と動画と仕上に細分化されます。

原画は、そのカットの動き始め、途中、最後などキーポイントを作画するものです。
動画は、原画の清書と、原画と原画の間を埋める動きを作画するものです。
仕上は、動画に色を塗る作業です。

動画と仕上をまとめて動仕と言います。

動画枚数が多ければ多いほど動きが滑らかになり、動画枚数が少なければ紙芝居のようになります。

こうしす!のような紙芝居系アニメにおいては、動画枚数は少なめです。例えば、キャラ一人止め絵+口パクカット場合、共通部分+口パク差分3枚の合計4枚(もしくはトジ口を共通部分に入れて、合計3枚)が動画枚数になります。 

こうしす!では一つのカットの原画・動画・仕上を一人で担当していただいているため、動画単価は設定せず、あえてカット単価での発注になっています。

強いて単価を細かく分けて算出するならば、作画単価1万円/カットの内訳は以下のようになります。

原画単価 7600円/カット
動仕単価 600円/枚 × 4枚/カット = 2400円/カット
合計 10000円/カット

ただ、こうしす!では動画枚数が多くても一律料金での発注のため、枚数が多いカットを担当してしまうと、動画単価が安くなってしまうという点は課題があります。それでも、一括大量発注すれば平均としては概ね1万円前後に収束していくと考えています。


128万円の大台を一度に達成できれば制作効率が段違いに上がる

これまでは約40万円×年2回×2年のクラウドファンディングで、こうしす!制作資金を集めてきました。40万円の場合、手数料、リターン費を差し引いて30万円ぐらいが制作費となります。計算上、半年に約30カットずつ発注するという形でした。そのため、(要因はそれだけでないのですが)どうしても作品の完成には時間が掛かってしまいました。

もし今回128万円を達成できた場合、約90万円程度が制作費となり、約90カットを一度に発注できます。そうすると、計算上では、半年で大半の作画を完了することも可能となります。

それだけでなく、一度に100万円超えのまとまった資金が集まれば、VRoidやLive2Dなどを投入して「コストを掛けてトータルのコストを下げる」形で資金効率を上げることも選択肢に入ります。

今回はAll-inですが、128万円の大台というのは制作効率化の一つの目安となります。

ぜひご支援いただければ幸いです。