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駆除された獣達の命を「山と人を繋ぐ革製品」に変えて岩手の精神性を次世代に届けたい

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岩手では年間約20,000頭もの鹿が駆除され、その殆どが廃棄されています。未来の子供達が自然と共に生きる暮らしを残していくために、先人達が当たり前にしていた自然への感謝と畏敬の気持ちを今一度見直すことが大切だと考えます。駆除された鹿皮で商品を作り、心と経済の循環の輪を広げるプロジェクトを始めます。

現在の支援総額

5,364,510

536%

目標金額は1,000,000円

支援者数

296

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/05/25に募集を開始し、 296人の支援により 5,364,510円の資金を集め、 2022/06/26に募集を終了しました

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現在の支援総額

5,364,510

536%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数296

このプロジェクトは、2022/05/25に募集を開始し、 296人の支援により 5,364,510円の資金を集め、 2022/06/26に募集を終了しました

岩手では年間約20,000頭もの鹿が駆除され、その殆どが廃棄されています。未来の子供達が自然と共に生きる暮らしを残していくために、先人達が当たり前にしていた自然への感謝と畏敬の気持ちを今一度見直すことが大切だと考えます。駆除された鹿皮で商品を作り、心と経済の循環の輪を広げるプロジェクトを始めます。

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ジビエレザー の付いた活動報告

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京屋染物店の蜂谷淳平です。本日12月12日は、『山の神様の日』12という数字は、山の神様にとって大切な数字で、この日に山に入ると山の神様に木と間違われて山から帰れなくなると言われています。そのため猟師や林業に関わる方は、この日には山に入らず日頃の山の恵に感謝をする日とされています。そんな山の神様の日に、いよいよ山ノ頂の一般販売をスタートします。皆様よりいただいたご支援のお陰で、一般販売をすることができ嬉しく思います。害獣の命を価値に変え、鹿踊りの本質を伝え続けていくために、これからも継続的な活動に繋げていくスタートの日です。皆様と共に、豊かな自然と生き物と人との健全な関係を作っていきたいと願っております。今後とも応援のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。山ノ頂商品ページはこちらからご覧いただけます。https://ennichi.jp/yama_no_itadaki/


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京屋染物店の蜂谷淳平です。今週あたりから岩手では雪の降る日が続き、いよいよ冬の訪れを感じています。冬は山に暮らす動物たちにとって厳しい季節です。そんな環境でも力強く生きていく動物たちを見ていると、野生に生きる逞さにただただ感服するばかりです。クラウドファンディングからスタートした『山ノ頂』も、若干ではありますがようやく在庫を作ることができたので、一般販売をスタートすることとなりました。価格についても、クラウドファンディングで皆様よりご支援いただいたお陰で、中量生産ができる体制が整ったことで、改めて原価等の見直しを行い、以下の価格にて一般販売を開始いたします。■「山ノ頂」商品価格について『KOMONO-IRE(コモノイレ)』 ¥4,000円(税別)『HOGUCHI-IRE(ホグチイレ)』 ¥7,000円(税別)『TESAGE(テサゲ)』       ¥22,000円(税別)販売日は12月12日(月曜日)の『山の神様の日』に合わせて、販売を開始いたします。12という数字は、山の神様にとって大切な数字でマタギは狩猟で12人では山に入らない掟があるほど大切に扱わせた数字です。12が並ぶ12月12日は、山の神様の日と言い伝えられており、猟師は山に入らず山へのお供えなどをして山に感謝をする日です。山の恵に感謝をして、命を巡らせていくプロダクト『山ノ頂』のメッセージと共に、12月12日より一般販売を開始いたします。ECサイトでも購入できるように、ページの準備も進めておりましたので、販売が開始されましたら改めて皆様にお知らせしたいと思っております。引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。


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『山ノ頂』の根幹である、鹿踊りと鹿の命の繋がりという、深い着想を与えてくれたのが人類学者の石倉 敏明(いしくら としあき)先生です。石倉先生は秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻准教授で、日本や世界の神話や山岳信仰などの調査を行い、多数の論稿、エッセイ、神話集などを発表されています。人類学を芸術領域まで高め、多くの美術作家や音楽家との共同制作活動を行っています。山ノ頂のプロジェクトを進める中で、鹿踊りと鹿の命の深い繋がりについてお話をお伺いしたいと思い、昨年の秋に石倉先生の元を訪れました。石倉先生はとても気さくで、私の印象としては研究者というよりもアーティストの雰囲気を感じる方で、芸能や神話におけるとても細かな知識を沢山知っているのですが、難しいことをとても簡単な言葉で教えてくれる凄い人です。写真家・田附勝さんとの共著『野生めぐり 列島神話の源流に触れる12の旅』(淡交社) 神話の源流にふれる旅を記録しており、山ノ頂のコンセプトを固める上でとても勉強になった本です。そこで私がまず最初に学んだのが、海外と日本の決定的な神様に対する考え方の違いでした。海外ではキリストのように単一の神様を信仰しているものが多く、食べ物などは神様が分け与えてくれるという考え方が多いこと。そして自然は神によって作られた被造物であるというスタンスを取っているものが多いということでした。一方日本は、八百万の神々を信仰しており、野菜や米や肉など、それぞれに神様が宿っているという考え方をしています。それを食べる我々人間もまた神様であり、一時的にその命のめぐりを自分の体の中に入れ、いずれその命を自然に循環させるという考え方をしているということでした。この基本的な神様に対する考え方が、日本人の自然との繋がりを大切にしていきた根幹にあると感じました。獣の命や山の神様に感謝する鹿踊りにもそうした考え方が生きています。石倉先生は鹿踊りについて「平等の極み」と表現してくれました。 人、獣、自然の境界線をなくし、命のめぐりをありのまま踊る鹿踊りは、『人間的な平等』という考えではなく『宇宙から見た平等』の精神が鹿踊りには宿ってるといいます。岩手出身の宮沢賢治の作品「鹿踊りのはじまり」にも、人と鹿が登場する話の中で、人間と獣の種としての境がなくなる表現があります。「鹿踊りのはじまり」は、主人公の嘉十(かじゅう)があえて残した栃の団子を6頭の鹿が分け合って食べながら、ぐるぐる廻りながら踊る印象的な場面が描かれた物語です。鹿たちは嘉十(かじゅう)が忘れていった手ぬぐいを不審に思いながらも、そこに置かれている団子を一つ一つ食べ、鹿は我を忘れて歌い踊っていきます。それをススキに隠れて見ていた嘉十(かじゅう)も「もうまったくじぶんと鹿とのちがいを忘れて」しまい、「ホウ、やれ、やれい。」と叫びながらススキを飛び出してしまう。そんなストーリーが描かれてた物語です。この時に、嘉十(かじゅう)は人と獣を分ける種の境界を忘れ、同じ命として出会う体験をします。宮沢賢治の作品『鹿踊りはじまり』は、まさに「平等の極み」を伝えてくれている物語だと思います。かつて岩手に暮らしていた祖先も、鹿の命を頂き命を脈々と繋いできました。祖先たちもやがて土に還り、山の草木に命が巡っていきます。ふと岩手の自然に身を置くと、山と人の区別の基準はどこにあるのかと不思議に思うことがあります。鹿踊りはやはり私にとっても大切なもので、人と獣のボーダーラインを消してくれる、消しゴムみたいなものです。自然の中に身を置けば、命の垣根などないことなど身体はちゃんと分かってくれているんだと感じます。シンプルで大切なことを身体で伝えるこの踊りを次の世代にも繋げていくために、これからも岩手で踊り続けていきたいと思います。今日がクラウドファンディング最終日。沢山の方からの応援と共に過ごせた1ヶ月は私の宝物です。これからも岩手で踊る理由がさらに強くなりました。皆様のご支援心より感謝しています!本当にありがとうございます!!


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河北新報 取材記事京屋染物店の蜂谷淳平です。岩手日日さんと河北新報さんに取材いただき、6月15日付けの朝刊にて紹介いただきました。記事は鹿皮の事業背景とともに、皮の良さや売り上げの一部が郷土芸能の支援に繋がることなど、詳細にお話いただいております。河北新報さんはお隣の宮城の新聞社さんで、早速宮城の方から『新聞載ってたよー』とお声がけ頂いています。岩手でも岩手日報さんに続き、岩手日日さんと2社の新聞に取り上げて頂き、地元岩手においてもまだまだ認知度が低い害獣問題や鹿子踊りについても、認知が広がって嬉しいです。


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岩手日報の社会紙面の中で、「山ノ頂」を紹介いただきました!早速地元の方から、反響があり嬉しいです。遠野の山田さんも近所のおばちゃんに「あんた凄いことやっているのね!」とお声がけいただいたようで、地元の方々にも活動が広がっています。多くの方に害獣問題や鹿踊りの本質を伝えていけるよう、引き続き発信していきたいと思います。お陰様でご支援額が380万円を超えました!本当にありがとうございます!クラウドファンディングも残すところ17日となりました!引き続きご支援のほど、よろしくお願いします◎