初めまして、CindyOn代表(ブランドディレクター)のChicoと申します。
私は「はたらく女性たちの背中を押すファッションを届けたい!」という想いから、2021年にファッションブランド”CindyOn”を立ち上げました。
これまでオフィスカジュアル向けの海外インポート品を展開していましたが、はたらく女性たちの生の声を聞く中で「もっと特別なブラウスを届けたい!」という想いが生まれていきました。
そこで今回は、ブランド初のオリジナルアイテムとして”天使のブラウス”を企画し、ブランドを大きく展開していくべく、クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。
私は、これまではたらく女性たち150名に「はたらく際のファッション選び」に関するヒアリングやアンケート調査を実施してきました。
その中で「男性に負けない強い女性に見せたい!」という声が多く聞かれました。詳しく話を伺うと、多くの女性たちは「男性でないことが仕事の中で不利な状況に陥るかもしれない」という不安感があることが分かりました。つまり、女性自身が「女性である私は現状弱い立場にあり、強くあらねばならない」と認識していることが分かったのです。
なぜでしょうか?
■男性優位な日本社会の側面
私たちの住む日本のジェンダーギャップ指数は、世界経済フォーラムによると
と、G7では最下位です。日本は「ジェンダー後進国」といえます。
また、はたらく女性の割合は労働力人口のうち44.3%と、これまで「女性の就業機会」は整えられてきました。しかし、はたらく女性達の現状を見てみると、
(出典:内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書』、 帝国データバンク全国 「女性社長」分析調査)
と、女性の正当なキャリアアップに繋がっていないことや「意思決定層」に女性が圧倒的に少ないことが分かります。
このような意思決定層へのキャリアアップに男性が多いという現状を踏まえると、はたらく女性たちは「男性に負けている」と感じるのは必然の流れではないでしょうか。
■思い込み(アンコンシャスバイアス)の側面
また女性管理職が増えない理由に関しては、IBMのレポートによると、
(出典:IBM Institute for Business Value(IBV) 『ジェンダー・インクルージョン施策の危機』)
と、上位3位が思い込み:アンコンシャスバイアスが関係していることが分かります。
アンコンシャスバイアスは、性別を問わず皆が持っているものですが、特に日本人女性には「自分を過小評価」したり、「キャリアアップやリーダーシップを発揮することへの抵抗を感じる」傾向があるといわれています。これは日本社会に根付いた女性自身による「アンコンシャスバイアス」と関係しています。
つまり、はたらく女性たちが「男性に負けないような強い女性に見せたい!」と思うのは、正当なキャリアアップに繋がっていない組織の課題としてでなく、女性自身によるアンコンシャスバイアスも関係しているのです。
では、どうしたらこのような思い込みに囚われず、個人がひとりの人間として正当に評価される新たな社会を創ることができるでしょうか?
もちろん方法は一つではなく、あらゆる角度からアプローチする必要があるのは言うまでもありません。しかし一つ言えることは、新たな社会を創るのは最前線で”はたらく私たち”に他ならないということです。
その上でまずは、はたらく”私”をありのままで認めてあげることが重要ではないか、と考えています。そして「よりよい社会の姿」を皆んなで議論していくことが必要ではないでしょうか。
■CindyOnは、はたらく貴方と併走するパートナーになりたい。
ありのままの自分よりも強く見せようとすることは、時に現在の自分自身を否定する思考にもつながります。必ずしも「強い私」でなくとも、「私なりのなりたい私」に向かって生きても良いと思うのです。そのため、私たちCindyOnは身に纏い・身体と最も密着する部分であり、常に自分で直視することができるというファッションの特性を活かして、日々の中に”ありのままの私”をつつみこみ認める体験を、ファッションを通して届けたいと考えています。
(代表Chicoの考えるファッションの意義は語ると長くなってしまうので...以前「かがみよかがみ」にも掲載いただいたこちらのエッセイを是非お読みください!)
ふと鏡の中にいる”私”を覗き込む…
そんな日々の小さな瞬間に”私”にトキメクことができたら…
そして、”私”への小さなへのトキメキの瞬間が重なれば、”私”をもっと認めてあげられるのではないか?
私たちは、このような仮説を持っています。また、代表の「はたらく女性たちをつつみこみたい...」という強い想いのもと、ディテールデザインから着心地まで徹底的にこだわった特別な一枚を皆さまにお届けいたします。
■天使のブラウスのコンセプト
"天使のブラウス”は、はたらく私を天使のようにつつみこみ、”私”にときめくきっかけをお届けします。
「日々葛藤しながら輝くはたらく貴方をありのままでつつみこみ、自分を認めるきっかけになるように…」という願いを込めて、天使につつみこまれるような...”とろける”ような着心地を実現しました。
■デザイン性と着回しやすさの両立
①何度も試作を重ねて完成した、アシンメトリーデザイン
計算されたデコルテのアシンメトリーデザインは、何度も何度も試作を重ねて完成しました。甘めなスカートやきれいめパンツにはもちろん、カジュアルなデニムにも合わせられ、コーディネートを幅広く楽しめる着回しやすさにもこだわりました。
②細部までこだわったディテールデザイン
フェミニンになりがちなパフスリーブやギャザー入りスリーブデザインも、大人っぽくお召し頂けるデザインに仕上げました。
【サイズ表】
■とろけるような触り心地と、最上の着心地を実現
本ブラウスは「キュプラ」という高級繊維素材を100%使用しています。
《キュプラの特徴》
①シルクのような上品な光沢感を実現。
②吸湿性・放湿性が高く、なめらかでとろけるような肌触りを実現。
③静電気が起きにくく、着脱時の日々の小さなストレスを軽減。
④繊維がしなやかで柔らかいため、自然に出来る布のたるみがひだを描く美しいドレープ感を実現。
《キュプラのお手入れの仕方》
・キュプラは、摩擦に弱く洗濯による縮みや、シワになりやすいデリケートな素材ですので、洗濯機は使用せず、手洗いかドライクリーニングでお手入れしてください。
・手洗いの際も、強く擦ると毛羽立ちの原因になるので、優しく洗ってください。仕上がりを良くするため柔軟剤をお使いください。
・乾燥機は使用できないため、軽めに脱水をして自然乾燥させてください。
・アイロンを使用する際は温度を低温~中温にして、あて布をするか裏面からあててください。特にシワが気になる部分はスチームアイロンで丁寧に伸ばしてください。
・普段から汗じみなどをこまめに濡れタオルで取り除くようにしてください。
■人にも地球にも天使のように優しいものづくり
キュプラは、植物を原料にした再生繊維です。
キュプラ素材は本来は廃棄される、コットンの種のまわりにある産毛を溶解して精製した再生繊維です。
つまり、天然コットンで出来ている繊維なので、土に埋めると分解されて自然に還ります。CindyOnはサステイナブルなものづくりにも妥協はしません。
※今回使用しているテキスタイルは、テキスタイル業界をリードする繊維専門商社であるスタイレム瀧定大阪株式会社が定める「サステイナビリティ評価基準」を満たしております。
■製作者の顔の見える化と、国内生産へのこだわり
①パタンナー歴42年のテルヌマさんと一緒に作っています。
株式会社パターン企画テルヌマ 代表取締役 照沼範子さんに、CindyOnの想いに共感していただき、
今回の「天使のブラウス」制作初期より併走いただいております。
②日本国内のプロの縫製士さんが一枚一枚丁寧に作っています。
天使のブラウスを一緒に作ってくださる縫製士さんが、近くに確かに居るという安心感とぬくもりを感じられるよう国内生産にもこだわりました。
皆さんをつつみこむ”天使のブラウス”は、長く深く愛してもらい続けられるよう一枚一枚大切にお作りします。
【ギフトコースをご検討の方へ】
天使のブラウスは、「いつも頑張っているあの人へ」のギフトとしてもおすすめです。
一つ一つ丁寧にギフトラッピングを施してお届けします!
【オーダーメイドご購入者の方へ】
肩巾・裄丈・袖周り・バスト・ウエスト・着丈・カフス周りなどを採寸・お身体のサイズ情報をいただきます。また、オーダーメイドコースの方には、専属のパーソナルスタイリストが付き、お身体や着心地などを含め、約1時間のカウンセリングを行います。その上で、お一人お一人のライフスタイルに合わせて一枚一枚丁寧にお作りしてお届け致します。
パーソナルスタイリストのプロフィール
購入者が他の方へギフトプレゼントされる場合は、着用者様の情報が必要になります。
詳細情報および制作状況に関しては、専属の担当者からご連絡させていただきます。
ご質問がございましたら、藤本(sophies.jpn@gmail.com)までお気軽にご連絡ください。
■必要資金の詳細
「天使のブラウス」を生産して皆さんにお届けするまでに、最低限必要な資金(50枚生産するとき)
サンプル制作代:約85,000円
本生産縫製代:約500,000円
配送費:約40,000円
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合計625,500円
(上記必要資金のうち50万円を今回クラウドファンディングで、皆さんにお力添えいただきたいと考えています!)
皆様からご支援いただいた資金は、
・「天使のブラウス」本生産に必要な資金
・ブランドの運営資金・新商品開発費用
・キャンプファイヤー手数料
として大切に、大切に、使わせて頂きます。
お得な超早割と早割を数量限定ではございますが、ご用意しておりますのでぜひご覧ください!
■募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
■今後のスケジュール
・5月〜6月:POPUP出店 @福岡(予定)
・6月上旬:オフィシャルECサイトオープン
・6月中旬:POPUP出店 @東京(予定)
・7月〜8月:リターン発送開始
(オーダーメイドブラウスご購入の方へのお届けも7月〜8月を予定しております。)
・8月〜9月:2nd Collectionリリース
9月以降も更なるコレクションのリリース及びPOPUPの出店を予定しております。
ブランドアンバサダーとして、撮影にご協力いただいた皆さまをご紹介いたします。
■前田あかり(株式会社想創 CEO)
■村田美穂(ハピエコ 代表/講師)
■山田真愛(株式会社My Fit CEO)
■坂根千里(スナック水中 ママ)
■髙橋史好(海外向けYouTubeチャンネル 代表)
■猪村真由(Sparkle Ways Project 代表)
■山本愛優美(株式会社Nexstar CEO)
■美田園野愛(ライズバイ株式会社 広報・AIエンジニア)
■朝比奈ひかり(株式会社ネオレア CEO)
■チェジヨン(HRサービス企業 採用担当)
■阿部光里(chocotto 代表)
最後までお読みいただきありがとうございました。
一つ一つの決断に大きな勇気と覚悟が必要でしたが、沢山の方々のサポートのお陰で今回のクラウドファンディングを実施することができました。
CindyOnはファッションというメディアを通して、「はたらく女性が自らを認める機会と環境を皆さんと一緒に創りたい」と考えています。これから皆さんひとりひとりがはたらくことや、はたらいている自分に大きな誇りと自信を持てる社会を一緒に議論しながら、是非私たちに併走させてください。
ご支援のほど、よろしくお願いします!
CindyOn代表 Chico.
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■「わきまえない」宣言!
『女性なんだから、わきまえなさい。』
私はこれまで、この言葉とたたかってきました。
女性なんだから、、、
太っちゃだめ、細い身体で居なさい、肌は白く、シミやシワは消すの。
身体のラインは強調しないの、襲われたらどうするの?自己責任だよ。
女性なのに、、、
そんなに頑張ってて偉いね。本当は、早く結婚して楽になりたいでしょ?
失敗しても大丈夫だよ、いざとなったら身体を売れるんだから。
こんな言葉を投げつけられては、違和感を覚え、何度も何度も脳内再生されてきました。
「女性らしさ」「女性性」という言葉に悩んできた反面で、「女性としての美しさ」を感じる小さな私も確かに存在していました。
矛盾しているような感覚ですが、私はこれを「私らしさ」と片付けることは出来ませんでした。
「私らしさ」とは、どこにあるのか、一体何なのか分からないと思ったからです。
ジェンダーダイバーシティが認められるアメリカで、しばらく生活をしていた私は「私」という存在そのものを認められた感覚がありました。
「私が探し求めていた感覚は、まさにこれだ!」と思いました。
自分の純粋な「好き」という感覚や、自分のなりたい姿を表現すること、それは一つとして答えのない自己探究活動です。
だれかに答えらしき答えを突きつけられても、
私だけの答えを探究することに、誰よりも楽しさと誇りを持ち続ける存在こそが「私」なのだと気づきました。
こんな風に「ひとりひとりが自由に自己表現する社会」を創りたいと思い、私は起業家になりました。
そんな私は、今期採択されているMAKERS UNIVERSITYで「わきまえない」宣言をしました。
(以下、宣言時の内容です。)
私はMAKERS合宿の間、感受性が豊かになりすぎて、何度も何度も涙腺が崩壊していました。
21年間生きてきて、こんなにも激しく情緒が揺らいだことは久しぶりでした。
なぜだろう?と考えていたのですが、今答えが分かった気がしています。
MAKERS生ひとりひとりがあまりにも美しすぎること、そして私自身にも同様に美しさを感じたからだと思います。
私は半年前まで社会のレールと呼ばれるように就職活動を行い、会社に内定をし就職しようとしていました。
本当は自分のやりたいことがあったにもかかわらず…
当時は「今は出来ない」「お金も人脈も持っていない」と言い訳ばかりを並べていました。
だけど、ひょんなきっかけから「持たないことをわきまえなくていいんだ!」と気づき起業を志し、今日に至ります。
「今、起業する!!」と決意した夜の、大きな不安感と、これまで感じたことのないほどの未来へワクワク感…
あの感覚は今でも忘れることができないし、私の最大の原動力になっています。
自分が見たい未来を創るのは自分自身なのだと、自分の人生の主人公は”自分”なのだと、深く理解した瞬間でした。
私は今、思いがけず新たな道を選んでいる自分自身に一切の後悔はなく、むしろ自分のことがもっと好きになりました。
(省略)
最後に、「マジョリティはいつも間違う」という言葉を皆んなに贈ります。
社会性を「わきまえない」ことには、実に大きな勇気と覚悟が必要です。
だけど、だからこそ、これまで皆んなのように社会性を「わきまえない」数少ない人たちが社会を大きく変えてきたし、これからも変わらずイノベーションを起こすのは「わきまえない」人だと私は信じています。
だから、私はこれからも社会性を「わきまえない」私でいることを、ここに誓います。
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