Ring U (Mini-Hug Ring)
-----Ring Uとは?
この指輪型デバイスを使えば、どんなに離れていても恋人や家族に「指を握っている」感覚を伝えることができます。
このRing Uをペアで共有すると、
どこにいても、あなたのRing Uを握ったとき、それと同時に、相手のRing Uに指輪を握られる感覚が伝わります。
そうすることで、お互いの存在が急に身近に感じられます。
これは世界で初の遠隔コミュニケーションを可能にした指輪です。
-----対象者
家族間、恋人間、誰でも。8歳〜88歳を対象としています。忙しい日々で、なかなか会えない相手に、それでもぬくもりを共有したいすべての人へ。Ring Uはそれを可能にしてくれます。
-----なぜRing U?
e-mailを通してやりとりをすることは簡単です。しかし、e-mailは決して肌を通して感じるぬくもりに取って変わることができません。また、研究によると感覚の共有を通したコミュニケーションは関係を強めてくれることが明らかになっています。
-----どのようにして動作するか
Ring Uのシステムは、Ring Uデバイスとモバイル用アプリから成り立っています。Ring UとアプリはBluetooth4.0を介して通信することが可能であり、アプリに送られた信号が、相手のRing Uに伝えられます。つまり、Ring Uを握ると、その信号がアプリに送られ、そのアプリを通して相手側のRing Uに触感が伝えられるということです。
このリングは3タイプの感覚を伝えられます:Mini-Hug(短い間握られる感覚)、Intense Hug(長い間握られている感覚)、それからUrgent Hug(立て続けに刺激が送られる)です。
Ring Uは5色(緑、青、黄、赤、オレンジ)の発光が可能であり、ユーザーは、アプリを使ってそれぞれの色にメッセージを設定することができます。(例えば、黄色:会いたい!連絡ちょうだい! など)
-----Ring Uアプリについて
Ring Uには連動したプライベートな2人用SNSがついてきます。そのSNSを通して、あなたの感覚と同時に、連動したメッセージやビデオ、写真などを送ることができます。また、いつ、どこでhugの信号が送られた/送ったかの履歴を見ることもできます。Ring Uはアプリとシームレスに同期しています。また機能をカスタマイズしたり、ペアのリングを指定したりすることもアプリを通して行えます。
ウェルカム画面
ユーザがアプリを実行するときに表示される画面です。RingUのLogoが表示されます。
相手選択画面
ユーザがはじめてアプリを実行するときに表示される画面です。Select Pairをタップすると、RingUの相手を選択することができます。Facebookにログインしていただくと、Facebookの友達の中から相手を選ぶことができます。その他に、E-mailアドレスで相手とペアリングすることもできます。このプロセスが完了すると相手とエモーションの送信など、感情のコミュニケーションをとることができます。
ホーム画面
RingUアプリのメイン画面です。ステータスアイコンが表示され、相手のRingUとちゃんとつながっているかの確認ができます。次に、自分と相手の写真と二人の関係も表示されます。この画面に表示されるケースはBest Friendsです。その他に、相手の近況も確認でき、今相手はどういう気持ちでいるのかが分かります。HugやMiss、Intense Hugなど、画面の下の部分のエモーションアイコンをタップすると、そのエモーションを相手に送ることができます。
履歴画面
この画面で相手とのやりとりログが表示されます。相手の近況や二人の間で送信されたエモーションをタイムラインで確認することができます。
-----使用者の声など
Ring Uはガジェット?ジュエリー?
私達はRing Uはガジェットでありジュエリーだと考えています。
Ring Uはスタイリッシュであなたの指を美しく見せてくれるアクセサリーです。また、テクニカルな意味でも携帯電話の「アクセサリー」と言えます。Ring Uは新しい形の遠隔コミュニケーションを可能にしてくれます。
尚、スタンダードなRing Uはプラスチックで出来ています。
-----これからのカラー展開について
今、このプロジェクトはデザインプロセスの真っただ中にいます。つまり、あなたもRing Uのデザイナーの一員になれるかもしれないということを意味します。
現段階では、3つのカラーオプションが既に企画されています:アークティックホワイト、ジェットブラック、バイオレットパープルの3色です。
-----互換性
iPhone 3GS, 4, 4S (iOS 5) またはiPod Touch (iOS 5 以上)。アンドロイド端末も対応する予定。
-----機能のカスタマイズについて
フィードバックやアイディアは大歓迎です。これから定期的に新しい規格をリリースしていく予定です。またクリエイティブコモンズのライセンスを取得して、リングの3Dモデルや描画、ソフトウェアなどを公開し、すべての人がリングをカスタマイズしたり、新しい規格や機能を付け加えたりできるようにもします。
-----ラグジュアリーリングとは?
24カラットのゴールドまたはxxシルバー、ダイアモンドから鋳造された本物のジュエリーです。結婚指輪や婚約指輪、また記念日などを彩ってくれます。
-----現状について
私達は今まで似たような感覚を通したコミュニケーションのためのデバイスを10年に渡り行ってきました。
ビデオでご覧いただけるように、Ring Uはまだプロトタイプ段階にあります。
もし、サポートしていただければ、私達は世界中の人達の指にこの指輪を送り届けたいと考えています。
みなさんから寄付をいただければ、デザインの微調整や、iOS・AndroidアプリやSDKの開発、国際的なBluetooh認証の取得や大量の部品の発注を行うことができます。 どうぞよろしくお願いいたします!
-----リリース時期
第一回目の生産はファンディングが成功してから6ヶ月後に発送可能にする予定です。
----------- ADC Lab担当教授、Adrian David Cheok教授とは…?
最後に簡単に、このプロジェクトの担当教授である、慶應義塾大学大学院教授・Adrian David Cheok先生について、研究室唯一の日本人である阿部(この研究室はとてもインターナショナル!)が勝手に紹介したいと思います。
チェオク先生の研究領域は、五感にうったえるデバイス/メディアです。昔からニワトリが大好きで、ニワトリを遠隔で撫でる装置を開発したりと、その発想の自由さには驚かされます。
また食べ物や匂いに関連した研究にも力をいれており、慶應義塾大学では、Food Mediaというプロジェクトももっています。
チェオク先生自体、食べ物にとても関心があり、よくfacebookなどに、日本のポテトチップスやカップヌードルの写真をあげては「Cool Japan!」と喜んでいます。
そんなチェオク先生、世界経済会議(World Economic Forum)のグローバルヤングリーダーに選出されるなど、社会派な一面も。
飲み会に行くと、たどたどしくも一生懸命日本語を話してくれ、過去にDJとして活躍していた話や恋愛の話など、話はつきません。
そんなチェオク先生とのランチ/ディナー、一押しです! 是非、トライしてみてください!
(ADC Lab 阿部慶次郎)
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