以前お知らせしたように、10月17日に完成お披露目会&プロジェクションショーを無事に開催いたしました。その後も気になる場所が多々あり、丁寧に内装工事を続けておりました。昭和中期にサッシにした窓枠を木風にリメイク、ビンテージ感のある内装など、切りがないほどオリジナルに戻したい気持ちになっていました。結局のところ、この吉原写真館を巨大インスタレーションとして作品化することが、未来に残す早道なのではないかとも考え至りました。この手間のかかる、リノベーション工事にお付き合いしてくださった新発田の石山建築事務所様には、とても感謝しています。
工事費合計は、最初の予定よりも、当然ながら増えてしまいました。消費税込みの10,300,000円。しかし、長い目で見て必要と考えられる工事ばかりです。例えば、雨漏り対策で急場しのぎで直したトタン外壁の吹き付け塗装、和室屋根のトタン直し(雨漏り対策)、バルコニー出入り口増設、さらに写真館の空間を、より魅力的にするための内装工事です。漆喰の洋室のカーテンは、支援者の力添えがなければ、とても選べませんでした。おかげさまで、とても満足な空間にすることができました。只今、この洋室に、常設展示するための、作品も制作し始めました。後ほど、お知らせいたします。支援者の皆様、リノベーション後の写真館をご覧になりたい方は、連絡をください。ご案内したいと思います。
さて、支払いですが、昨日29日に無事に完了しました。手数料を除いたクラウドファンデングの支援金、約530万円を、ありがたく使わせて頂きました。改めて御礼申し上げます。
今後の予定
1:支援者様の御名前を刻印する記念プレートの制作とWEBページ
2:暗室復活
3:新発田アートレジデンス計画コンペティション
着々と実行していきますので、ご期待ください。