ロックでリカバリーだ!なんて言っているやつが、今日何にもしないでどうする?
というわけで、思いつくままに感謝と愛を綴ってみます
How does it feel?(どんな気がする?)
Bob DylanのLike a Rolling Stoneの一節
歌のストーリーとしては、裕福な家庭で育ったであろう娘が落ちていく様に対しての問いだったような記憶がある
Like a Rolling Stoneに関連することわざがあって
“A rolling stone gathers no moss.”
転がる石には苔がつかない、という意味らしい
このことわざには2つの解釈があって
- 苔を良いものとして捉えれば、一か所に留まるべきということ
- 苔を悪いものとして捉えれば、積極的に動き回るべきということ
となる
ちなみにイギリスでは前者の解釈、アメリカでは後者の解釈が主流らしい
これを歌ったのが、ディランというところに大きな価値があるよなーっていつも思う
ビートルズやストーンズがもし歌ってたら全然意味が違ってただろうなって
きっとディランだから、フォークからエレキギターに持ち替えたディランだから
こんな風に歌ったんだろうなって思う
そこにディランの生きてきたストーリーがあるように思う
人生で迷った時、このLike a Rolling Stoneが頭に浮かんでくる。みうらじゅんじゃないけど、「ぷひぃ~~」という何とも言えないハーモニカの音をさせながら頭の中のディランがぼくに問いかけてくる。
「どんな気がする?」
そうすると、もくもくと立ち込めていた霧がさぁっと引いていくように、覚悟が決まる時がある。もちろん、面白いことをしたい。
ヒマラヤほどの消しゴム一つ 楽しいことをたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に 面白いことをたくさんしたい
これがぼくの行動理念。小学校5年生から、この感覚がぼくを支配している。
だから迷わなくていい。自分が楽しいと思う方向に進めばきっと何かがそこにある。
他の誰にもわからないかもしれないけど、自分にとって価値のあるものがきっとある。
でも、そんな風に生きてきたつもりでも、30代になって学んだことがある。
「行動だけが現実」という言葉。BRAHMANのTOSHI-LOWが東北の震災以降、よく言うようになった言葉。頭の中で考えてるだけじゃ誰も救えない。何も変わらない。行動だけが今を変えていける。この言葉に出会った時、思いっきりガツンと殴られた気分になった。自分なりに動いている“つもりになっていた”けど、本当に動けてるのかなって。「戦争反対」だとか「復興支援」だとか、思ってることを言うだけで、現実を見てきたのかって。そんで、何か動いたのかって言われてる気がした。
なんもできてない自分に気づかされた。ダサいな自分って思った。でも、気づかせてもらってよかったと今は思う。
やりたいことをやるのも大事
でも、やんなきゃいけないこともあると思った
Rock&Recovery Fes.もそう
思いついたんなら、考えてるだけじゃダメなんだ
やりたいならやんなきゃ、ぼくが動かないと勝手に動くわけがないんだ
すいません、なんだかつらつらと書いてたら長くなりました
酔っぱらってませんので(笑)
今の自分を知ってほしくて
ロックの日にロックのこと考えて、幸せな自分
支援してくださっている皆様に感謝の気持ちでいっぱいな自分がいます
本当に、ありがとうございます。
ぼくにはぼくの生きてきたストーリーがあって
これを読んでくれているあなたにもあなたの生きてきたストーリーがある
どんな形だっていい、ありのままがいい
鳥は飛べる形 空を飛べる形
ぼくらは空を飛べない形
でも、月にロケットを飛ばしたり、オートバイに乗ったり、コーヒーを飲んだりできる
翼を持って生まれるよりも ぼくはこの両手が好き
今だって、こうやって思いを言葉にして、誰かに向かって発信することができる
自分で考えて、迷ったり悩んだりしながら、行動ができる
人間でよかった
ロックに出会えて、ロックを大好きになってよかった
まだまだ楽しく険しい道のりは続きます
プロジェクトメンバーとも、支援してくれる方々とも、バンドマンとも、観に来てくれる方々とも
もっといろんなことを共有しながら前に進んでいきたい
今日のお話にお付き合いしてくださった皆様が
迷った時にはディランの言葉を思い出して、自分の進みたい道に踏み出せますように
「ぷひぃ~~」という何とも言えないハーモニカの音をさせながら
2022年6月9日23:55 楽しすぎて愛おしすぎる真夜中にて Sunny Boy