2022/10/31 07:00
【無事に走り切りました】

 方々のお力添えのおかげで先日、無事に1週間の会期が終了しました。構想を含めると2年、やると決めてから1年。これだけながーく走ってたのは人生であまりなかったと思います。


 まずは、ご支援くださった皆様のおかげで個展を開催し、無事に終えることができました。本当にありがとうございます。最初に未履行のリターンについての案内をします。


①冊子『INSERT』の発送
今週中に発送の準備に取り掛かります。レターパックで発送します。すでに用意しているので順次お届け先を記入し発送しますのでもう少々お待ちください。


②YouTubeエンドロールについて
動画編集にしばらく時間がかかります。11月のどこかで公開予定ですのでこちらももう少々お待ちください。


 もろもろお待たせしている状況で大変申し訳ありませんが、ご理解お願いいたします。


 さて、当日はたくさんの人にお越しいただき、「頑張ったね」と、ありがたいお言葉もいただきました。箱に入れない標本の展示は、やっぱり新しくて、普段見ない昆虫をじっくりと見ていただけた印象です。ガラス越しではないので光の反射や昆虫の細かい部位まで見えるようになっていて、箱からキャンパスに変更してよかったと思いました。

壁にずらりと並べられた作品壁に並べられた作品


一際目立つ大きい作品


コの字で作品たちに囲まれた空間


床には『INSECT LETTER』のコンセプトに合うような小物


作品に関係のある小物を配置して何周しても深みを感じるよう設計


 作品も深くストーリーがあったりするのですが、こうした小物などにも小ネタを仕込んであったりしました。全てを紹介しきれないのでここでは一例だけ。


床に配置された宝箱やブック型の箱を開けると…


 実はこんな仕掛けがいくつもあり…。


 それから、今回はあくまでも文系チックな展示を意識していて、作品タイトルやキャプションで昆虫の生態などの詳しい解説は小難しいのでできるだけ避けるようにしました。結果、作品タイトルやキャプションが良いとお褒めいただきました。


この作品の言語化が一番難しかった。



自分の経験やストーリーを元にした作品が多い。



 会場では色々な人と、色々なお話ができて、やっぱりオフラインで伝えるのって良いなあというか、なんとなく「届いてるなあ」という実感があります。





 新しい出会いなどもあり、本当にやってよかったです。個展開催までかなり大変で、それなりに忙しい日々でした。最近荷解きを終え、標本の整理もできて少しずつ落ち着いてきました。一年間、個展に向けてノンストップで走っていたつもりです。そこまで熱量高く保ったプロジェクトが終わって燃え尽きそうだと思っていたのですが、それよりも解放感が強く、個展準備中に我慢してきたことや、やりたかったことに少しずつ手をつけていこうと思います。

 個展が終わって、妙に食欲が出てきたり、妙に早く寝るようになってしまったので早く本来の生活に戻りたいと思います。(寝ない食べない生活)


 次の次にやりたい展示まで構想中なので、またご縁がありましたら応援いただけると幸いです。


 最後に改めて、ご来場いただいた皆様、そして本プロジェクトでご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。私はこれからも自分らしく生き物の魅力を伝えるために表現していきたいと思います。

 

 この度は本当にありがとうございました。


櫻井亨(昆虫隊長はっさく)より