2018年の夏頃、投資先の起業家が私に私が好きそうなアートがあるから、と浅草橋の近くにあるギャラリーへ連れ立って行ったのが、最初の出会いだった。池内務さんは、日本の現代アートを90年代から牽引する、レジェンド的な人だった(らしいのだが、)なんの知識も事前情報もないままに、ガタイの良い方だな、良い意味でクセが強い、酒も強い、ゴツゴツした漢っぽい人だなという印象だった。その池内さんとの出会いが、もう、4年も前になる。その際に、投資先の起業家が私が好きそう!と言っていた作品、昆虫の自在置物の作者こそ、満田晴穂さんだった。彼の生み出す昆虫たちは、生きているようであり、また、イキイキとした体つきは本当に神技で、私のような昆虫マニアは釘付けになった。さまざまな作品を、チャンスがあれば買い集めてきて、コレクターになってしまってはや4年。満田さんは、どんどん有名になり、TV番組でも何度も出られてて、すっかり平成・令和の自在置物師、金工作家としてのポジションを確立された。東京交差点 #115「自在置物」 -自在置物作家・満田晴穂【超困難】「メタルクワガタ」の作り方。自在置物作家・満田晴穂 How to make the metal stag beetleおそらく、100年後もこのカテゴリの芸術品を江戸から明治、現代という時間の推移の中で間違いなく彼の偉業は美術史に残り、また、語り継がれる事になる。それだけのことを成した満田さん、それを世に出した池内さん、お二人の対談が、今回の雑誌で叶ったことが、とても嬉しいし誇らしい。全文は雑誌内の記事のみでしか読めないが、その一部をWEBメディア『THE RACE』でも読めるので、ぜひ、ご覧いただきたい。「100年後のやつらざまあみろ、俺たちの時代はこんなに楽しかったんだ(笑)」 自在置物作家 満田晴穂×美術商 池内務 対談