■ はじめに・ご挨拶
こんにちは。弐湖の圀映画祭実行委員会代表の横田です。
日頃は、リアンヴィルというタウン誌を発行しています。
リアンとは「絆」、ヴィルとは「街」という意味を持つフランス語。
街の情報を繋ぐことで、茨城の付加価値を高めたいという思いから始めたタウン誌です。
リアンヴィルの発行だけでなく
地域の女性たちと「なめがた湖魔女(こまじょ)委員会」を立ち上げ
「魔女祭りinなめがた」や「こまじょのこみせ」といったイベントを行ったり
地域の方々と茨城の広域の公共交通について考える会などを開催し、地域活性化を図ってきました。
魅力がないと思われがちな茨城ですが、ここを訪れ初めてその魅力に気づくという方がたくさんいらっしゃいます。TX開通以来つくばや守谷といった駅沿線沿いの街は今や全国的にも注目され発展を続けています。
一方、東京から100キロ圏内と都心から程よい距離にありながら、私たちの住む行方(なめがた)市は、人口が激減し続け、ついには消滅都市とまで言われるようになってしまいました。
西には霞ヶ浦(西浦)、東には北浦があり、湖岸の水際線が約50kmもある行方市は、かつてはヤマトタケルノミコトが水辺と台地の入り組んだ繊細な美しさを「行細し(なめくわし)」と讃えたことが名前の由来と言われ、霞ヶ浦越しに見る紫峰(筑波山)には、昔も今も変わらぬ美しさがあります。
私自身、ここに来るまでは、茨城にあまり良いイメージを持っていませんでしたが、住み始めてからそのイメージが大きく変わりました。
中でも湖のある風景は絶景です。
こちらは、かすみがうら市と繋がる「霞ヶ浦大橋」の夕暮れ時の風景です。
行方市の西に位置する霞ヶ浦湖岸からは筑波山を背景に美しい夕日が見られます。
東に位置する北浦湖岸から朝日が見られ、また北浦にも隣の街と繋がる2つの橋があります。
こちらは鹿嶋市へと繋がる「北浦大橋」の近くから見た朝日の風景です。
こちらは「鹿行大橋」。鉾田市へと繋がる橋の近くから見た朝日の風景です。
2つの湖と雄大な行方台地、そして鉾田市や鹿嶋市など鹿島灘に面した地域との繋がりで、おいしい食べ物の宝庫、そして美しい風景が広がるこの地域には他に類を見ない魅力があります。
しかし、広域の公共機関がほとんどないため気軽に訪れることができず、その魅力は住む人たちの日常に埋もれ皆口々に「何もないところ」と言います。
街の活性化に必要なのは他者からの目線。
住民だけでなく、地域外の方々と繋がることのできるイベントを考えていた矢先、ここをロケ地として映画が撮られていることを知りました。
日頃は都内に住んでいる監督さんたちの力をお借りし、2016年夏「弐湖の國映画祭」を開催しました。
花蓮~かれん~ ©映画「花蓮」フィルムパートナーズ
天心 2013映画「天心」製作委員会
地域ゆかりの映画の上映だけでなく、ロケ地巡りツアーや地元の方々と他地域の方々との交流会などを開催し大好評のうちに幕を閉じることができました。
この時主催したのは「なめがた湖魔女委員会」。
「是非、来年も!!」という声が上がりましたが、湖魔女だけの力で開催するのは難しく、数年間眠らせてしまいました。
今回、行方市文化協会さんの協力を得、新たに「弍湖の圀実行委員会」を立ち上げ、数年ぶりに2回目の映画祭を開催しました。
今回は、ロシアのウクライナ侵略という悲しい報道が流れる中、前回お世話になった監督さんたちが原爆にまつわる映画を製作していたこともあり、~映画からの地域づくりと平和への願い~がテーマ。
五藤利弘監督の「お母さんの被爆ピアノ」は広島で被爆を受けたピアノの話。
実話をもとに描かれた作品で、第38回日本映画復興賞奨励賞受賞作品です。
松村克弥監督の「 祈り-幻に長崎を想う刻-」は長崎の原爆にまつわる作品。ロサンゼルス映画祭でも上映され、大林宣彦賞に輝きました。
この映画祭がウクライナの方々に、少しでもお役に立てばという思いから、ユニセフを通じた募金活動もさせていただきました。
しかし、映画祭の根底にあるのは、地域づくりという思い。
今回の映画祭では、行方出身の女優永作博美さんの主演作や茨城県有志による作品を上映し、また監督さんたちにトークショーでこの地域の魅力について語っていただきました。
さらに、映画祭に先駆け発行したリアンヴィルでの映画監督対談でも、この地域の魅力について触れていただき、地域づくりにも一役買うことができたと思っています。
■プロジェクトをやろうと思った理由
第1回目の映画祭では、ロケ地巡りツアーを行い、スクリーンという2次元から、現実の世界へと結びつけることができました。
今回の映画祭でも、ロケ地巡りツアーや地域の美味しいものの並ぶイベントなどを企画していましたが、コロナ蔓延を防ぐため、映画の上映会だけとなってしまいました。
そこで、これまで発行を続けてきた「リアンヴィル」からの情報をもとに、周辺地域のいいもの美味しいものを全国発送することで私たちの地域に関心を持っていただくことができればと企画を立ち上げました。
■このプロジェクトで実現したいこと
第1回終了後は、間をあけてしまいましたが、第2回終了こそが、第3回への始まりの時。
コロナ収束を願いながら、次回への夢を広げています。
次回こそ他地域の方々にも来ていただき、美しい風景に出会い、地元の美味しいものを味わっていただくためにも、今回の余韻冷めやらぬうちに動き出し、今から一人でも多くの方にこの地域に興味を持っていただきたいと思っています。
また、2回に渡り映画祭に力を貸していただいた監督さんたちのこれまでの作品には、茨城をロケ地とした作品があります。その作品を見ていただくことで、まだ茨城を訪れたことのない方々にそのの魅力を伝えていくことができればと考えています。
■ 資金の使い道
リターン商品購入代金及び送料手数料 約73%
CAMPFIRE手数料 17%
弐湖の圀映画祭の運営資金 約10%
■ リターンについて
①監督さんたちの作品(DVD・映画パンフレット)
茨城をロケ地とした作品のうち1点。
【松村克弥監督作品】
「サクラ花-桜花 最期の特攻-」
「ある町の高い煙突」
【五藤利弘監督作品】
「花蓮~かれん~」
「レミングスの夏」
②【リアンヴィル特選、地域のおすすめ品 】
※リアンヴィルの主たる発行地域は、行方市・鹿嶋市・潮来市・神栖市・鉾田市の鹿行5市と茨城空港のある小美玉市。
タウン誌を通じて見出してきた自慢の品々です。
行方市から選ばせていただいたのは、この春発売されたばかりの「なめパッカン」。行方産サツマイモ(行方の紫福)パウダーや鶏卵を使している防災にも役立つ非常食の缶詰パンです。
なめパッカン/行方市まちづくり推進機構(行方市)
親潮と黒潮がぶつかる鹿島灘沖は全国でも有数のしらすの産地。鹿嶋市から選ばせていただいたのは、鹿島灘で水揚げされた選りすぐりの素材から最高の旨味を引き出し数々の賞を受賞している安重水産さんの釜揚げしらすとちりめんをセットでお届けします。
釜揚げしらす&ちりめんセット/ 安重水産(鹿嶋市)
温暖で水田広がる潮来市は古くから早場米の産地として知られています。そんな潮来市から選ばせていただいたのは、鹿行地域唯一の酒蔵、愛友酒造さんがアランジアロンゾさんとコラボした人気商品「ごきげんカップ酒」。純米吟醸酒、純米酒、梅酒の3種類のセットです。是非、飲み比べてみてください。
ごきげんカップ酒/愛友酒造(潮来市)
ご存じですか。メロン生産量日本一が茨城県であることを!! 茨城の中でも、鉾田市が日本一の街。さらに今回のメロンは、あのお笑いコンビカミナリ石田さんちのご実家メロン。その味わいから注文が殺到するほどの稀少品。そのメロンのなんと4Lのビックサイズをお届けします。
4Lメロン1玉/ 山一ファーム(鉾田市)
ピーマン生産量も日本一の茨城県。中でも神栖市はピーマン生産量日本一の町。
ということで、神栖市からはWINDS BASEさんの新鮮ピーマン&パプリカセットをお届けします。
新鮮ピーマン・パプリカ詰め合わせ/WINDS BASE(神栖市)
茨城空港のある小美玉市は有数の酪農王国。第1回ヨーグルトサミットを開催したり、ヨーグルト乾杯条例などを制定するほど、ヨーグルトで盛り上がっている町です。そんなサミットで人気を博したおみたまヨーグルトをセットでお届けします。
おみたまヨーグルトセット/小美玉ふるさと食品公社(小美玉市)
■ 実施スケジュール
5月14日 弐湖の圀映画祭開催
6月18日まで クラウドファンディングの実施
6月30日まで 返礼品の発送
2023年以降 第3回弐湖の圀映画祭の開催
■ 最後に
☆今回ご協力いただきました方全員に、第23号のリアンヴィルをお送りいたします。
☆第3回弍湖の圀映画祭開催決定の際は、いち早く開催情報をお知らせいたします。
今回のチャレンジを通じて、一人でも多くの方が霞ヶ浦や北浦やその周辺地域に関心を持ち、是非次回開催の折には、ここに来ていただき、心から楽しんでくださることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るご協力ありがとうございました。
2022/06/20 16:27クラウドファンディングへのご協力ありがとうございました。6月18日を持ちまして、無事に終了となりました。ご支援いただきました方々に、私たちのセレクトした品々をお送りさせていただきたく準備に入ります。また、一人でも多くの方に、第3回弍湖の圀映画祭開催に来ていただき茨城に眠る宝物を体感していただけたらと、動き始めております。開催が決まりましたらリアンヴィルなどを通じて改めてお知らせいたしますので引き続き応援のほどよろしくお願いします。 もっと見る
リターン おまけ ♡ リアンヴィル1年分をお届けします。
2022/06/17 05:20ご支援くださいました皆様に、霞ヶ浦・北浦周辺地域の情報誌、Lien Ville(リアンヴィル)23号に加え、来年3月末までに発行される本誌を発行ごとにお送りします。尚、次号の発行は9月を予定しております。 もっと見る
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