はじめに・ご挨拶
いただきます.infoは、環境・文化・食育などのプログラムの企画・開発や、データーの無償提供を行っている任意団体です。
私たちは物を大切にしているつもりでも、「はずかしい」「かっこ悪い」「安いからいいや!」「みすぼらしい」などと、なかなか大切に出来ない時もあります。
このような中、【いただきます】の言葉に象徴される「自然への敬い」から、資源や物を大切にして環境負荷を減らすための動機に出来ないか考えて活動しています。
このプロジェクトで実現したいこと
◎ 手を動かすこと、物にふれること
こんな機会も大きく減っていると思います。コロナなどによりICTが加速したことは大切なことですが、実物に触れる機会がますます減ってしまいそうです。ペーパークラフトは決して実物の町並みではありませんが、少しでも触れ・動かす機会を作り、「生きた教材」に近づけることを目指します。
◎ 立体で、より想像しやすく!
絵や文章だけでは想像しにくい部分があります。立体にすることで、より、当時の生活を想像できればと思います。
◎ 江戸時代の生活はエコな生活?
江戸の暮らしはエコと言われますが、どの様にエコだったのでしょうか? 当時、非常に賑わっていた日本橋の通りでは、多くのショッピングなどを楽しむ多くの通行人や旅人に交じり、修復の職人など多くの資源・物を大切にする仕事が溶け込んでいました。(このペーパークラフトは、江戸時代の日本橋を描いた絵巻:熈代勝覧(1805)を再構成しています)
ペーパークラフトの中の、大切にする仕事 : 箍屋(たがや=桶・樽の修復)、雪駄直し、刃物直し(欠けを直したり研ぐ)、貸本屋、古着売り、反古紙買い(ほごがみ=不要となった紙)
◎ 2次元から 3次元へ
飛び出す絵本に驚きを感じた人は多いでしょう。昔からある「折り紙」も含め、平面の紙は様々な立体に変化します。幾何学や構造の魅力を少しでも感じて貰えればと思います。
◎ いつでも広げて、いつでも仕舞える
図工の制作物や教材など「かさばる」ために物が捨てられてしまうことは、少し残念です。種類が増えても家庭の負担にならない様に、折りたためるコトを大切にしました。
◎ 様々な授業で横断的に活用
日本の歴史(社会科;小学校6年)、廃棄物や3R(社会科;小学校4年)、消費生活・環境(家庭科;小学校5・6年)教科道徳、外国語活動や、様々な総合学習の時間、出前授業でも活用できます。
◎ 異文化理解
日本語版と一緒に英語版を開発しました。海外の方とのコミュニケーションにも活用してもらいたいです。小学校の外国語活動でも活用頂ければと思います。( 学習指導要領 外国語活動 抜粋:日本と外国との生活や習慣,行事などの違いを知り,多様な考え方が あることに気付くこと)
◎ 自宅学習でも活用
コロナの影響により、学級閉鎖や休校、イベントの中止も増えました。オンラインでの授業やワークショップも増えましたが、参加者が聞くだけであったり、活動がともなわない事例が多くあります。ペーパークラフトの場合、配布が比較的簡単で、在宅における子どもの活用や長期休みの課題などにもご使用頂けます。
これまでの活動
環境・文化・食育にかかわるプログラムの作成・企画・検証・公開を中心に行っております。
・ おせちのペーパークラフト 学校の児童へ無償配布 (2020・2021)
・ おせちの英訳データ 無償公開
・ 子ども食堂への、食器や食育情報(簡単メニューなど)の無償提供
・ 360°VR(バーチャルリアリティ)の食育動画、作成・公開
・ 未就学児でも簡単にできる、おせちの折り紙、開発
・ 未就学児でも簡単に、家庭の物だけで作れる、鏡餅の起き上がりこぼし(ペーパークラフト)開発
・ 月刊『学校給食』連載中 【動画で食育】 2021年04月〜
・ 月刊『学校給食』連載 【うつわから広がる食育】 2016年04月〜2020年03月
資金の使い道
資金は、金型作成費・デザイン修正費・印刷代・原画使用のライセンス料、リターンの送料に使用します。
デザイン修正費 : 約10万円
原画写真使用のライセンス料:約15万万円
金型(抜き型)費用: 約50万円
リターン印刷代 : 約145万円
リターン送料 : 約45万円
CAMPFIRE手数料 : 約55万円
※ 著作件等に関し
◎ ペーパークラフトの主となる江戸の町並みのイラストに関しては、熈代勝覧(1805年、パブリック・ドメイン)を一次著作として、「いただきます.info」が二次的著作として再構成したものになります。
◎ 裏表紙に使用される明治・大正時代の生活の写真は、パブリック・ドメインであり、著作物となる写真(絵はがき)を「いただきます.info」が所有し、ペーパークラフト用に撮影・画像加工した二次的著作物です。
◎ 裏表紙に使用される熈代勝覧(1805年)の写真は、忠実に複製され公開されたパブリック・ドメインです。ただしプロジェクト達成の際には、原画を所有するベルリン国立アジア美術館より許諾を得た画像の使用を予定しています。
リターンについて
1口 : 6,400円で、50部のペーパークラフトを提供させて頂きます。一部あたり128円になります(送料込み)。さらに必要な場合、口数に応じて提供させて頂きます。
日本語版と英語版を両方を開発しますので、用途に応じて選択出来ます(どちらを選択頂いても、データは自由にダウンロード出来ますので、日英の訳を比較してご利用頂けます)。
ご支援頂きました方には、授業・ワークショップ等で使用可能なスライドのPDFデーターを、
提供させて頂きます。
実施スケジュール
2022年5月 環境関係者・食育関係者へ発信
2022年6月 末 クラウドファンディング終了
2022年7月 印刷手配
2022年7月 デザイン修正
2022年8月 末 印刷完了
2022年9月上旬 リターン発送
最後に
熈代勝覧を元にした江戸の町並みペーパークラフト(英語版・日本語版)、構想してから予算を調達し試作まで丸 3年が経ちました。 まだ改善点は多々ございますが、関係者の全員が初めての取り組みであったにも関わらず、無事、試作までたどり着き、今後の可能性を示せたのでは無いかと思っております。
ペーパークラフトに限らず、今後とも環境・文化・食育のコミュニケーションのあり方を模索して参りたいと思いますので、宜しくご支援、ご検討頂けましたら幸いでございます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
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