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【乙武義足プロジェクト】新国立競技場のトラックで100メートル歩きたい!!

2018年から4年、様々なメディアで取り上げられた【乙武義足プロジェクト】未来の技術革新のため、身体を張って研究に協力してきました。その集大成として、TOKYO2020の舞台だった新国立競技場のトラックで100メートルの歩行にチャレンジします!

現在の支援総額

5,965,865

119%

目標金額は5,000,000円

支援者数

423

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/04/20に募集を開始し、 423人の支援により 5,965,865円の資金を集め、 2022/05/15に募集を終了しました

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【乙武義足プロジェクト】新国立競技場のトラックで100メートル歩きたい!!

現在の支援総額

5,965,865

119%達成

終了

目標金額5,000,000

支援者数423

このプロジェクトは、2022/04/20に募集を開始し、 423人の支援により 5,965,865円の資金を集め、 2022/05/15に募集を終了しました

2018年から4年、様々なメディアで取り上げられた【乙武義足プロジェクト】未来の技術革新のため、身体を張って研究に協力してきました。その集大成として、TOKYO2020の舞台だった新国立競技場のトラックで100メートルの歩行にチャレンジします!

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【乙武義足プロジェクト】新国立競技場のトラックで100メートル歩きたい!!

ご支援いただいた皆様へ乙武洋匡クラウドファンディング事務局です。この度は、乙武洋匡のクラウドファンディングに応援・ご支援いただき本当に本当にありがとうございました。

昨日5月16日に皆様のおかげで無事に【乙武義足プロジェクト】の最終章となるイベント「新国立競技場のトラックで100メートル歩きたい!!」を開催することができました。皆様の応援を力に変え目標とする100メートルを大きく超える117メートルの歩行を達成することができました。

心より感謝したします。

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【117m達成】ひと晩が経ったけれど、正直、まだ感情が整理しきれていない。


仲間たちと歩んできた最後の舞台。それが国立競技場になるなんて、夢にも思っていなかった。一人では決してたどり着くことはできなかった。プロジェクトメンバーをはじめ、多くの人々の支えがあって、はじめてたどり着くことができた大舞台だった。

6万8000人収容の巨大スタジアムに立つ。電光掲示板に「乙武義足プロジェクト」と表示されているのを見て、身震いした。いつもなら、サッカー日本代表のスタメンが表示されている場所だ。そこに、今日は自分の名前が映し出されている。なんだか不思議な気持ちだった。

100mのゴールは、はてしなく遠く思えた。直前まで降り続けた雨に濡れたトラックはキラキラと光って美しかったけれど、足元が滑ってしまわないか不安だった。5月とは思えない冷え込みに、体が動いてくれるかも不安だった。でも、いちばんの不安は歩きながら涙が止まらず、視界が遮られてしまうのではないかということだった。

100名を超す応援団が集まってくれた。クラウドファンディングで支援してくれた方々や、これまで私の人生を支えてくれた友人たち。そして報道陣。スタートラインから歩き始めると、彼らが大きな声援を送ってくれた。大きな手拍子で後押ししてくれた。スタジアムに到着したときには、あんなにも遠くに感じられていた100m先のゴールは、大声援に後押しされると、あっという間に感じられた。

目標を達成したからといって歩みを止めてしまっては面白くない。とにかく限界まで。いや、限界を突破する。「え、まだ行きます?」「無理しないでくださいよ」——この4年間、ずっと真後ろで支えてくれていた理学療法士のNaoki Uchidaの声は聞こえていたけれど、私の頭にはかつて泉谷しげるさんと飲んだときに聞いた言葉が浮かんでいた。

「無理しないでくださいね、とか言われるけどよ。無理できる幸せってのがあんだよ。無理が効かねえやつだっていんだから、できるうちにしとかねえと。それによ、やれる範囲のことを無理せずやってたんじゃ、ひとの心なんて動かせねえんだよ」

やれる範囲のことを無理せずやってたんじゃ、ひとの心なんて動かせねえんだよ。
やれる範囲のことを無理せずやってたんじゃ、ひとの心なんて動かせねえんだよ。
やれる範囲のことを無理せずやってたんじゃ、ひとの心なんて動かせねえんだよ。

気づいたら、117mを歩いていた。司会の寺田ユースケ君がすぐに私のコメントを求めたそうにしていたけれど、疲労困憊で何も話せなかった。文字通り口を開くことができなかった。それは体力的な疲れもあったけれど、ゴール直後は感情の整理がまるでついておらず、どんな言葉を口にしたらいいのかわからずにいた。

プロジェクトメンバーが次々にコメントをして、そうして最後に私の番になった。

「2年目に義手をつけたんです。そうしたら拍手ができるようになった。人生で初めて、拍手ができるようになった。義足をつけたら、歩けるようになった。4年以上かかったけれど、ここまで歩けるようになった。テクノロジーと、私たちの努力と、そして多くの人々の支えによって、不可能だと思われていたことが可能になった。『あきらめないこと』が、いかに大事か。私たちは、あきらめなかったからここまで来ることができました。今後は多くの人があきらめなくていい社会を実現していきたい。今日のイベントは、僕らのこのプロジェクトは、そんな社会の扉を開くことができたのではないかと、そう思っています」

#乙武義足プロジェクト がもたらしたものとは、何だったのか。私にとってのこの4年間には、どんな意味があったのか。整理するにはもう少し時間が必要かもしれない。それくらい、私にとってはあまりに大きな存在だった。だけど、ひとつだけ間違いなく言えることがある。

このチームだったからこそ、ここまで来ることがこれた。このメンバーで4年間を歩んでこれたことは、私の人生における最高の宝物となった。

かけがえのない経験を、ありがとうございました。


<乙武洋匡Facebookより>
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改めて、多大な応援、ご支援いただき本当に本当にありがとうございました。

ご支援いただきましたリターンについては順次行わせていただきます。
何かご質問等ございましたら事務局宛にメールにてご連絡くださいませ。

今後とも乙武の応援をお願いいたします。


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乙武洋匡クラウドファンディング事務局
担当:北村・寺田
ototake.cf@gmail.com

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