古民家再生宿「宮ヶ瀬手しごとの家」のクラウドファンディングにご支援いただいた皆さま、こんにちは。オーナーの桜井です。本日、無事に旅館業申請の許可証をいただきました!オープン前のテスト滞在をこれから実施していき、カメラマンさんの撮影を終えた後に、いよいよオープンとなります。素敵な写真ができあがる予定なので、今しばらく楽しみにお待ちください。今回、旅館業を取得するにあたり、行政のご担当者と申請方法について細かくレクチャーをしていただきました。宮ヶ瀬湖を含むエリアは自然豊かで、アクティビティなどコンテンツも豊富ですし、観光客も多いので、さぞやたくさんの旅館・ゲストハウスが運営しているのだろうと思っていたのですが、旅館業申請自体が「かなり久しぶりの出来事」だと言われました。とても意外でした。確かに、自分自身がオーナーとして旅館業取得に向けたリノベーション計画や書類準備をするにあたり、不慣れなことも多く、面倒と感じたことは否めません。古民家などの空き家を利活用するには、さまざまな手続きが必要です。しかし、より簡略化して、もっともっと気軽に、もっともっと多くの人たちに、空き家をリデザインしてもらえるような社会が実現できたらいいな!と思いました。お試し滞在中、もしくは直後に、宿泊特典をご支援してくれた皆様には希望日程のご案内を差し上げます。来月下旬から宮ヶ瀬湖名物のクリスマスイルミネーションも始まりますので、秋冬の宮ヶ瀬ワーケーションを楽しんでもらえるよう、もうあと少し!準備期間をいただきたく、よろしくお願いいたします。
古民家 の付いた活動報告
「宮ヶ瀬手しごとの家」のクラウドファンディングにご支援してくださった皆さま、こんにちは。本日から家具家電のセットアップがスタートで、来週中には内部が完成します。現在は外構工事に着手していて、駐車場スペースと植栽を配置し、門も構えます。こちらは2週間ほどで完成の見込みです。そして、来週末には厚木保健所の立ち合い審査が入り、今月下旬に簡易宿泊施設営業の許可が出る予定となっています。また来週にも進捗を共有します!営業許可が出次第、宿泊チケットの特典をご支援してくださった方々に、予約の受付のご連絡をさせていただきますね。もうしばらくお待ちください!オーナー・桜井
皆さん、こんばんは。当プロジェクトは今、オープンに向けて住み込み管理人も募集をしています。お知り合いも含めてご興味ご関心のある方、募集記事をご覧いただけると幸いです。まずは、お試し滞在をしてから決めたい!という方も、ぜひ返礼品としてご用意している宿泊チケットを利用しつつ、実際の体験を通して検討していただくこともできます(できればオープンのタイミングでお試し滞在をしていただけると嬉しいです)。どうぞよろしくお願いいたします。▼神奈川県清川村の古民家再生プロジェクトの管理人募集
皆さん、こんにちは。お盆休み、いかがお過ごしでしょうか?私は昨日から清川村に入りまして、今朝は地元住民や清川村大好きなライダーの皆さんと共に、ゴミ拾いのボランティア活動に参加してきました。集合場所の宮ヶ瀬湖畔「coen」さん事務所の前で、最後に集合写真を撮影しました写真の背景に写っている「coen」さんといえば、ユナイテッドアローズ傘下の企業で、アウトドアや若者向けファッションブランドを展開しています。coenさんのオシャレな店舗はここ宮ヶ瀬にもあります。割と手頃な価格で手に入るのも魅力で、私も早速いくつか購入しました。クラウドファンディングの紹介記事でも説明したように、coenさんは当プロジェクトの建築アドバイザーとして参画していただいています(※coenさんは、神奈川県清川村の指定管理者として宮ヶ瀬湖一帯の清川村所有施設を管理しています)。宮ヶ瀬をもっと活性化し、地域内外の人に楽しんでもらうエリアにしたい!という同じ思いを抱えているcoenさんは、数々の店舗運営やブランド構築をしてきた実績を誇り、プロジェクトメンバーの中でもとても頼れる存在です。朝のボランティア活動の後、工事の進捗を確認しに物件へ行ってみました。下の写真からもお分かりのように、外観は足場で囲われています。向かって右側の大きな窓が、各個室の窓で、庭を見渡せるようになっています。庭を含めた外構工事は、家の改修が終わる9月中に着手する予定です。先週、電気とガスの配線を確認し工事が入ったので、柱のところどころに電気の箇所が確認できました。次はいよいよ個室の壁を作る工程です。「宮ヶ瀬手しごとの家」はテレワーク環境を充実させるために、各個室の壁に吸音材を入れていきます。また、古民家ならではの立派な天井梁を各個室から見られるように、各個室の天井を高く設定しました。いち早く完成したのは浴室です。古過ぎて給湯器もなく、使い勝手の悪かった水回りはすべて新しいものに入れ替えています。窓だけはかつての間取りのままに活かし、明るい採光が取り入れられています。この度のリノベーションの中でも大掛かりな修繕となるのが、屋根の部分です。だいぶ痛んでいたこともあり、瓦を一旦取り外し、断熱効果のある黒い塗装を塗ってもらっています。大工さん曰く「屋根の塗装一つで断熱効果が格段に違う」とのこと。この日は昨日の大雨から一転し、30度を超える猛暑日でしたが、外の暑さとは比較にならないくらい、窓を閉め切っているにも関わらず家の中はひんやりとしていました。早速効果が体験できたのでしょうか。誇張ではなく、本当に涼しく感じたものです。さて、夏の宮ヶ瀬といえば夏祭り。一昨日の金曜日に盆踊りがあったそうですが、今日は観光客で大賑わいでした。以前から大工さんに薦められていた宮ヶ瀬湖の遊覧船に、この日初めて乗船しました。向かって右側の遊覧船に乗りました。外のデッキにも席があり、風を感じることができます30分かけて宮ヶ瀬湖をぐるっと周遊する遊覧船です。湖を囲む赤土のあたりに、鹿や猿の姿を見ることもできるそうで、運が良ければ国の天然記念物でもあるカモシカの生息も確認できると船長さんが話していました。湖水を滑るように走る船からの眺めは雄大で、風も心地良かったです。宮ヶ瀬湖に来たら遊覧船に乗って、自然を体験してみてください。
宮ヶ瀬手しごとの家は、伝統的な元養蚕農家の住まいでした。2階もあって、2階ではお蚕の作業をしていたそうです。2階といっても屋根裏部屋といった構造でしたが、今回のプロジェクトでは狭い2階を無くし、立派な天井の梁を、できる限り見せるスタイルにリノベーションをしています。各個室の天井が高くなるので、より開放感を得られます。古民家の魅力は、何といっても立派な梁ですよね。清川村の棟梁・山口さん(山口製材さん)を中心に、大工さんが不要な部分の解体作業を行っています。天井を外したら、こんな感じで屋根の構造が剥き出しになりました。印象がガラリと変わります。不要な部分は取り除きますが、扉や建具など、昔ながらの手しごとの品々は、意匠デザインとして再利用します。使えるものは大切に使おう!再利用しよう!がコンセプトです。どの建具をどの部分に再利用するのか?というアイデアは、コーエンの宮澤さん&蛸島さんを中心に、半年かけてプロジェクトメンバーで考案しました。完成したら、「お!このデザインはもしや!?」と、再利用デザインの発見を楽しんでもらえたらと思っています。